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【エッセイ#4】寄付ってずるい

 先日、フィナンシェの会にも関わってくださる先輩家族と遊びに行った時のことです。カフェのレジ横に、ユニセフの青い募金箱が置いてありました。

 長女(6歳)はお金の入った不思議な箱をすぐさま見つけ、「ママこれ何?」と聞いてきました。寄付を教える機会がなかなかないので、これはチャンスと思い、どうやったら子どもにも分かりやすく説明できるだろう、と考えました。

 「例えば、戦争でお父さんお母さんがお仕事ができなくなったり、亡くなったりしたら、ご飯や薬を買うお金がなくなっちゃうよね。そういう子どもたちが薬を買ったり、ご飯を食べられるように、ここにお金をみんなで貯めて、貯まったお金をあげるんだよ」と説明したところ、返ってきた答えは想定外のもの。

 「ずるい・・・!」

 お金がもらえる、という言葉を聞いて、この言葉が出てきたようです。普段の生活からあまりおもちゃやお菓子を買ってあげていないこともあるのでしょうか・・・。お金がなくて困っている他の国のことを想像できないだけなのでしょうか・・・。

 個人的にはこのような娘の反応に少し動揺してしまいましたが、私の説明ももう少し工夫できたのかな、と反省するところもありました。

 皆さんは募金箱を見つけた時、子どもに「この箱なに?」と聞かれたら、どのように教えてあげますか? ぜひコメント欄などでご意見をいただきたいです。


たくさんの家庭や子どもたちに届けるため、可愛いイラストを使ったお金の紙芝居、海外事例の翻訳など、さまざまなコンテンツを作っていきたいと考えています!