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難病・障害を抱える方の就職を徹底サポート!

難病を抱える方にとって、
就職・転職活動や仕事の長期継続は大きなハードルの1つです。

病気・障害に理解のある会社を見つけ、そこで長く働いていくためには、
医療支援や就労移行支援の活用が欠かせないでしょう。

今回は、難病の定義や種類、
また難病を持つ方が利用できる
医療支援・就労移行支援について解説していきます。

■難病の定義と種類

まずは、難病の定義や指定を受けている
病気・障害の種類を詳しく見ていきましょう。

合わせて、難病を抱える方が日常生活・社会生活の中で
直面しやすい課題についても紹介していきます。

▽そもそも難病って?

難病とは、治療が難しく、慢性的な経過をたどる疾病のことです。

医学的に定義された病名ではなく、
社会通念上の言葉として用いられてきたもので、
難病の判断基準は医療水準や社会事情によって常に変化しています。

医療の発達した現在では、完治こそ望めないものの
適切な治療や自己管理によって通常の生活を行える疾病も増えています。

なお、高齢化によって寝たきり状態になった場合や、
個別の施策体系が確立している病気(がんなど)は難病に含まれません。

▽難病にはどんなものがある?

今現在、厚生労働省が公表している指定難病は
全部で333種類となっています。

指定難病とは、難病の中でも
患者数が一定人数より少なく(人口の0.1%程度)、
かつ客観的な診断基準が確立されている病気のことです。

代表的な指定難病として、以下のようなものが挙げられます。

・筋萎縮性側索硬化症
・パーキンソン病
・大脳皮質基底核変性症
・ミトコンドリア病
・もやもや病
・筋ジストロフィー
・悪性関節リウマチ
・骨形成不全症
・膠様滴状角膜ジストロフィー など

その他、指定難病の一覧はコチラから確認いただけます。

▽難病を抱える方が日常生活・仕事で苦労する場面

難病を抱える方が苦労する場面や直面しやすい課題として、
以下のようなものが挙げられます。

①症状や治療に伴う苦労

難病を患っている方は、
症状自体から生じる痛みや不快感、
また治療のために服用している薬の副作用による
身体的な苦しみを抱えています。

また先天的なものではなく、事故や過労によって難病を患った場合、
自分が病気を持ったことへのショックや将来への不安など、
精神的な苦労を抱えるケースも多いです。

②日常生活における課題

難病を患っている方は、日常生活においても様々な工夫が必要となります。

例えば通院のための時間を確保したり、
身体への負担が大きくならないよう
活動を抑えたりするといった対応が挙げられるでしょう。

また食事内容に気を遣わなければならないケースもあり、
家族など周囲の理解が十分でない場合、軋轢が生まれる可能性があります。

③社会生活(仕事)における課題

難病を患うことで必要となる対応は、
日常生活だけでなく社会生活にも影響を与えます。

上司や同僚の理解が得られない場合、
思うように業務を与えてもらえなかったり、
人間関係が悪化して精神的な負担が
大きくなったりするリスクがあるでしょう。

また難病のことをどこまで伝えるか
理解を得られなかったらどうしようか
といった悩みを抱えている方も多いです。

■難病や身体障害を持つ方のための就労移行支援・医療支援の種類

難病を抱えながら就職・転職活動を行う場合や、
現在の仕事を継続していく場合には、
国や自治体が提供する支援の活用をおすすめします。

ここからは、難病を持つ方が利用できる
様々な就労移行支援・医療支援について詳しく見ていきましょう。

▽障害者トライアル雇用事業

障害者トライアル雇用とは、
ハローワークまたは民間の職業紹介事業者等の紹介によって、
難病を持つ障害者を一定期間雇用し、
早期就職の実現・雇用機会の創出を図る事業のことです。

国からの助成金を受給でき、
かつ障害者の雇用に対する不安も払拭できることから、
トライアル雇用を導入する企業は年々増加しています。

難病を持つ方にとっても、
あらかじめ業務内容を確認したうえで継続を判断できるなど、
メリットのある制度と言えるでしょう。

▽地域障害者職業センターでのリハビリ

地域障害者職業センターは、
難病を持つ方に対して
専門的な職業リハビリテーションを提供する施設です。

全国の都道府県に最低1か所ずつ設置されており、
ハローワークや医療・福祉施設と連携しながら、
個別の職業準備支援・職場適応援助者(ジョブコーチ)支援事業
などを行っています。

▽障害者就業・生活支援センターへの相談

障害者就業・生活支援センターとは、
難病を持つ方が職業生活において自立できるよう、
就業面・生活面における一体的な支援を行う機関のことです。

地域障害者職業センターが専門的な支援を目的としているのに対し、
障害者就業・生活支援センターは就労支援と合わせて
生活面での支援も目的としているというのが大きな違いです。

▽就労移行支援事業所への通所

就労移行支援事業所とは、
一般企業への就職を目指すためのサポートを行う
通所型の福祉サービスのことです。

障害者枠での就職ではなく、
一般枠としての就職を目指し、
また就職後の職場定着を目的としたサポートを行っています。

就労移行支援事業所のサービス内容については
後ほど詳しく解説していきます。

▽難病の方を対象とした医療支援

厚生労働省が指定する難病を患っている場合は、
国からの医療費助成を受けることが可能です。

医療費助成を受けるには申請が必要となるので、
お住まいの都道府県が定める手順で申請を行いましょう。

また病気・障害の種類によって
以下のような医療支援を受けられる場合もあります。

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医療支援によって、
治療にかかる費用負担を大幅に軽減することができるので
金銭面での不安を抱えている方は積極的に活用していきましょう。

■就労移行支援事業所のサービス

難病を抱えながらも、一般企業への就職を目指したいという方は
就労移行支援事業所の活用がおすすめです。

最後に、就労移行支援事業所の概要と
サービス内容について詳しく見ていきましょう。

▽就労移行支援事業所で受けられるサービス

就労移行支援事業所では
難病があることで一般企業への就職が決まらない方や、
就職活動に苦手意識のある方、
1つの仕事を続けられない方などのサポートを行っています。

就労移行支援事業所の利用期間は原則2年間で、
就職後であれば更に原則6ヶ月間の定着支援を受けられます。

就労移行支援事業所の具体的なサービス内容は以下の通りです。

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■まとめ

治療が難しいとされる
難病を持つ方であっても、適切な自己管理を行うことで、
一般企業への就職や就職後の継続は十分に可能であると言えるでしょう。

難病を抱えながらの就職活動で困難を感じている方は、
ぜひ一度ご相談ください。

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より豊かに、当たり前に人生を楽しめるように。
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