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【インベスターZから発想するお金のいい話 その1】投資はルールが分かり、自分が興味があるものをやろう

※ネタばれ注意

「誘惑に負けるヤツ。ルールもロクに知らないのに首を突っ込むヤツは、結局はカモになるんだよ。」

「この世で一番エキサイティングなゲーム。人間の血が最も沸き返る究極の勝負…… それは金…… 投資だよ!」

インベスターZ credit1. 北の学園,講談社,2013年

以下は私の意見です。

『投資はルールが分かり、自分が興味があるものをやろう』

投資はスポーツである。サッカー・野球・バレーボールなど、スポーツはその種類が多岐にわたる。投資も同様である。そして大事なことは、スポーツも投資もその種類によってルールが異なることである。

ルールを知らずにスポーツをやっても勝ち目がないことは自明であり、これは投資にも当てはまる。また、どのスポーツをやるかというのは、個人の関心の問題であり、関心がないものを選ぶよりは、関心があるものを選んだほうが一般的には楽しめるだろう。

これらの要素を踏まえ、投資対象を選択するマトリクスを下図に示す。


投資対象選択マトリクス

最優先は「A象限」である。ルールが理解でき、かつ関心がある投資対象があれば、それは選択すべきである。関心はあなどれない。投資は日々変化する市場をそのバトルフィールドにしているので、気にかけてないと、いつの間にかおいていかれる。その点で関心があると、何かと気にしていろいろ自分で調べたりするので、身体で市場を学ぶという観点でもよいと考える。

もちろんこの象限だからといって、すべてを自分でやる必要はない。投資のプロフェッショナルをはじめ信頼できる人がいれば、一緒にやればいい。ただ、せっかく関心があるのだったら、主導権は自分で握るべきである。

次に優先すべきは「B象限」である。ただ、この象限はよく考えたほうがいい。「関心がない=ただのお金儲け」の構図になりがちで、ただのお金儲けは、儲からないというのが世の通説だからである。

まずは、投資対象のものを勉強してみて、関心がもてるかどうかを試すのがよいと考える。その上で関心がもてそうならA象限に昇格して、投資対象とすればよい。関心がもてなそうなら、無理してやらなくていい。しばらく時間をおこう。

「C象限」と「D象限」に位置する投資対象には、手を出してはいけない。ルールがわからないゲームに参加しても、まず勝てないだろうし、そして何よりおもしろくないだろう。

手が使えないから、あれだけサッカーの足技は美しくなった。キックが使えないから、あれだけボクサーのパンチングテクニックは洗練された。インサイダーというルールがあるから、外から企業を見る見方が高度になった。ルールがあるからこそゲームはおもしろい。

「C象限」については、本気でやりたいものがあるなら、ルールを学んで、A象限に昇格して投資対象とすればよい。それ以外はStayにしよう。





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