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【経済的自立に向けた考え方の癖】その 6「他責の評論家」から、『自責の実践者』へ

他責の評論家で有名なのは、過去に出てきたS氏である。

S氏「今年の1月に、A証券会社にすすめられて投資信託買ったんすよ。絶対上がるっていうから」
N氏「おーいいね! 上がるんなら俺も買いたいよ。どういうやつ?」
S氏「中身よくわからないっすけど、とにかく過去の実績はすごかったんすよ。年の利回り、たしか30%くらいとかいってた」
N氏「30%って超すごくねー。ちょっと待ってよ、暗算するから。おーこれ10年たったら、10倍以上になるぞ。これでやっと親孝行できるな」
S氏「マジっすか。そうだったんっすね……」
N氏「どうしたんだよ。テンション下がってんじゃん」
S氏「7月に見たら、すごい下がってたんすよ。俺アタマきちゃって、話違うだろうと怒って、その場で売っちゃたんすよ」
N氏「そうなんや……ちょっと残念だな」
S氏「先輩、投資信託なんかやっちゃダメっすよ。所詮は株を組み合わせてるだけっすから。俺が証券会社にいたら、確実に儲かる株を組み合わせるっすよ。よく考えると今回のは、あまり知らない企業ばっかりで、なんかセンスを感じなかったっすよ」
N氏「じゃあ、お前自分で直接買えよ」


世の中にはこのS氏に類した人が沢山いる。
でもその気持ちはよく分かる。なぜなら他責は楽だからである。

「自分のせいじゃないし。」
と思えば、全ては問題ない。

ただ問題なのは、そう思っていても自分には何もいいことはないことである。

先ほどのS氏の件で言えば、証券会社の人に
「約束がちがう!」
とどなって、その場で株を売って気持ちよかったけど、結局損したのは自分である。

人のせいにして気持ちがいいことは、実質的には誰にとっても何の意味もない。

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