マガジンのカバー画像

経済的自立を実現するための考え方の癖(全14回シリーズ)

15
経済的自立を実現するための考え方の癖を全14回シリーズでお伝えいたします。
経済的自立を実現するためには、根本的な考え方を変えることが必要になります。14個の視点でどう変える…
¥1,100
運営しているクリエイター

2023年1月の記事一覧

経済的自立に向けた考え方の癖

ものの考え方は重要である。考え方1つで人生は変わる。 そしてその考え方には人それぞれの癖がある。 癖はやっかいだ。そう簡単になおせない。 私は小さい時、つめをかむ癖があって、それがどうしてもなおせなかった。 親からは「つめに唐辛子塗るぞ」と言われるくらいであったが、それでもなおらなかった。別につめをかみたいと思ってかんでいないので、やっかいである。癖は理由が説明できない非論理の世界であり、論理的な人間には対応困難な事項である。 一方、それがいい癖だったらそれは人生を明る

【経済的自立に向けた考え方の癖】その1 「目の前のものを積み上げていく世界」から『ゴールから逆算する世界』へ

戦略コンサルティングの現場では、シニアな怖いマネージャーが    「積み上げで考えんなよ。ゴールから考えろよ。」 と若手に説教しているシーンがよく見られる。 説教しているとだんだんエスカレートしてきて、 「積み上げで考えてたら、10年かかるんだよ。プロジェクト期間は3カ月しかないんだぞ。」 10年は言い過ぎである。 「何が達成できたらこのプロジェクトは成功と言えるのか?ちょっと言ってみろよ。」 この質問が一番怖い。分かっているようで、言語化しようとすると、「あれっ、な

【経済的自立に向けた考え方の癖】その2 「コピペの世界」から『一歩先のものを自ら創り出す世界』へ

コピー&ペースト、いわゆるコピペは楽である。 なにせ、考える必要がない。 自分が過去考えて作ったものをコピペするのは、仕事の生産性を上げるためには必須となる。過去作り上げた様々なものを、用途に合わせて組み合わせることで、掛け算方式でアウトプットは増えていく。 一方人が作ったものをコピペするのは問題が多い。 著作権の問題に引っかかるケースは論外として、著作とまで言わないものであっても、それを拝借する癖がつくとよろしくない。 なにせ、考えない癖がついてしまう。 戦略コンサル

【経済的自立に向けた考え方の癖】その 3 「答えを探す世界」から『問題を自分で作る世界』へ

我々は、小学から中学までの9年間、そして人によってはその先の高校、大学と、長ければ合計16年間、「問題は出されるもので、その答えを探す世界」で生きていた。 例えば、県庁所在地の問題。多くの人が九州は、県名と県庁所在地が同じだということを知っている。 例えば、11,982,345,678,240が3で割れるかという問題。多くの人が、実際に計算しなくても、全ての桁の数を足したものが3で割れれば、3で割れるということを知っている。(ちなみに、この11兆を超える数字は3で割りきれ

【経済的自立に向けた考え方の癖】その 4 「専門家に盲目の世界」から『自ら分析し、考えたものを信じる世界』へ

専門家の意見は尊重すべきである。 それが時間を買うことになる。 私は若かりし頃、ドクターと呼ばれるダンスの先生に巡り合った。そしてその教えをこい、ドクターのおかげでごく短い期間でダンスの日本ランカーに登りつめることができた。ドクターがいなかったら、同じ頂に登るのに膨大な時間がかかったことであろう。 また、会社では、仙人と(勝手に)呼んでいるメンターに出会った。ことあるごとに仙人から意見をもらって、ごく短い期間に論文で賞をとりまくった。仙人がいなかったら、同じ賞をとるのに膨