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【脳科学と映画】その8 失語症

タイムトラベル映画大好きのりゅうさんです。

脳科学と映画シリーズ。今回のお題は「失語症」または「言語障害」です。

しゃべりたくてもしゃべれない。
こんなにもどかし事はありません。

一言で「失語症」「言語障害」といっても、原因や症状によって以下のように細かく分かれています。
・ブローカー失語
・ウェルニケ失語
・超皮質性運動失語
・超皮質性感覚失語
・伝導失語
・吃音

脳科学的にみると言葉は脳の「ブローカー野」と「ウェルニケ野」の二つの部分で処理されています。

ちなみに日本語はひらがなカナ漢字など表音文字と表意文字の複雑な組み合わせで出来ていますが、これらはそれぞれ脳の別々の部分で処理されているそうです。日本語が情緒豊かと言われるのも、このあたりが関係しているのかもしれません。

「ブローカー野」はその機能を発見した博士のお医者さんの名前が由来で、話したり文字を書いたりするときに使われる筋肉運動を司っています。つまり「ブローカー失語」は発音する筋肉が動かなくて喋れない症状です。

「ウェルニケ野」も発見した博士の名前が由来で、主に言葉や文字の意味を理解する部分と言われています。「ウェルニケ失語」は言葉の意味が分からないため喋れません。

「超皮質性運動失語」は理解は良好ですが、発話を始めることが困難で努力を要する症状です。

「超皮質性感覚失語」は復唱・発音は出来ますが理解が不良な症状です。

「伝導失語」も発話が流暢ですが、音の誤りと顕著な復唱障害を示すのが特徴です。

「吃音」は2~5歳頃に発症することが多く、そのほとんどが言葉の発達に伴い自然に消失しますが、大人になるまで続き苦労する場合もあります。

映画でも言葉の障害を扱った作品も多いですね。
映画ではそれが原因で軋轢が生じたり、いやな思いをしたり、危険な目にあったり、恋に落ちたりと色々なテーマで描かれます。

『奇跡の人』(1962) 三重苦ヘレンケラーの物語、何度もリメイクされています

『名もなく貧しく美しく』(1961) 言葉に障害のある夫婦の愛の物語

『僕を探しに』 (2016) 失語症の男性がお茶の癒しを通じて過去の記憶を取り戻す

『聲の形』(2016) いじめから愛へ

『言葉のきずな』(2013) 失語症のドキュメンタリー

『英国王のスピーチ』(2010) 吃音のある英国王がナチスドイツとの戦争が迫る中、スピーチによって国民の心を一つしなければならない苦悩。

皆さんはどんな映画が好きですか?

りゅうさんでした。

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