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『探偵物語』/映画感想文

引き続き松田優作映画祭。

ドラマじゃなくて映画のほうね、薬師丸ひろ子のやつです。

1. あらすじ

箱入り娘の女子大生に身辺警護の探偵がつく。
ひょんなことからヤクザの殺人事件に巻き込まれ、犯人を追うことに。
はじめはギクシャクしていた二人の関係も徐々に近づき・・・

2. 点数

69点

薬師丸ひろ子かわええ!最初から最後まで清純で押し切るのは爽快。
ストーリーは、まぁね、角川映画ですから。

3. 感想

ほとばしる処女性

薬師丸ひろ子の清純さを燃料にして走り切る。
近年ではクドカン作品での痛いおばさんというイメージが強いが、とんでもない。王道の清楚系。


劇中でも言及されるが、ヒロインは処女だ。

黒髪ボブ、小柄、常にワンピース、童顔で丸い鼻、甘えた声、おてんばな性格、良家のお嬢様

これでもかというくらいに処女のステレオタイプが詰め込まれている。
小さな体には過積載ですよ!

「さすがにやりすぎでしょ」と失笑してしまいそうだが、こういうのが好きなのも事実。面目ない。

しかも歳の離れたおじさんとの淡い恋がオプションでついてくる。
おじさん大歓喜!

オトナの性事情

清純なコドモとの対比で性を謳歌するオトナが乱れ飛ぶ。

・サークルのカップル(描写はなし)
・優作の元妻とヤクザ
・ヤクザと売春バイト(おそらくやってる)
・優作と元妻
・若頭と未亡人
・ヒロインと先輩(未遂)
・ヒロインとナンパ男(未遂)

みなさんやってますね~。
ヒロインを取り巻くオトナたちが「ワイルドだろ~?」と言わんばかりに性愛を見せつける。

これに対して、(当たり前ではあるが)ヒロインは一線を越えない。
なんなら脱ぐまでも行かない。

うちのかわいい娘を簡単に脱がせてたまるか!

という角川の鼻息が聞こえてきそうな保護っぷり。

でもこういう強引な姿勢、嫌いじゃないぞ。

愛でよう

下半身のことしか書いてないな。
ってことで、かわいさ爆発の薬師丸ひろ子を愛でて〆ましょう。

かわええ


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