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レビュー:上意討ち 拝領妻始末

武士って、現代の社会人とめっちゃ似ている。
私は、武士じゃないけど、この映画を見て、イライラしてしまった。
「前回と言っていることと全然違うじゃん!」
心の中で叫びながら仕事をしているが、これを見ているときは、大きな声で言ってしまった。
他の人も、同じ苦しみを感じているのを知ると、多少はストレスの解消になる。
いわゆる、共感してストレスを解消する。

あらすじ

端的にあらすじを説明する。
主人公は婿養子。孫の顔を早く見たい定年間際の馬廻役。
そこに上司の勧めで、大奥の問題児を押しつけられる。
はじめは、拒否をしたが、渋々、承諾する。
上下関係を重んじたり、空気読んだり、ザ・日本なやりとりがここで行われる。
主人公が婿養子というところもミソで、家の中では奥さんの方が強い。
マスオさん的なポジでとっても可哀想。

渋々婿として受け入れるが、蓋を開けてみると、問題児でなく、かなりの良妻。
わけを聞くと、意外に納得する内容で、殿様側の偏った意見により、問題児扱いされていた。殿様も人気商売なので、厄介払い的に主人公の息子の妻に追いやったのだ。

子供も授かり、平和に暮らしていた矢先。
殿様の跡取りが死んでしまう。
自動的に跡取りは、大奥の問題児の子供になってしまう。
母親がいないというのは、それはそれで問題なので、戻れというお達しがくる。
これに、怒りを覚えた主人公と息子は、丁重に拒否する。
上役の都合や、体裁を気にする殿様。それに振り回されるのが嫌になったためだ。
これを見て自分もかなりイライラしてしまった。
「言ってることめちゃくちゃやないか!」
みんな声を揃えていうだろう。


まぁこの辺にしておきます。

似たような作品で「切腹」もおすすめです!

監督と脚本、原作者、上意打ちと全て同じ!
切腹はまたレビュー書きます!

<了>

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