徒然を連れて 1

 人付き合いをしていて、否、本当に人間関係があったかどうかさえも怪しくなり始めて、孤独を感じている今日この頃。いつものごとく布団の上でふすまを被って寝転んでいる。土日はいつも予定は無く、特に暇な日だ。暇な時間に出来ることは山ほどあるが、やりたくない。そんな気分じゃないからだ。色んなことを後回しにしてごろ寝している。そんな生活。

 そういえば昨日にサプリメントを買ってきた。お金が底を尽きようとしており、食べる物もなくなってきたのだ。それに加えてご飯を作るのも食べるのも億劫になり、サプリメントに行き着いた。出来ることならサプリメントだけで生きていきたいとも思っているのだが、それは夢のような感じがして、また周りからの目も気になるところなので控えている。

 こんな生活をしていて、たまに自尊心が無くなる時がある。自分に自信が無くなるのだ。人の人生は千差万別であるからどんな生活だってある訳だが、世の中には“標準的な”だとか“普通の”だとか言ってある種の理想的な生活を押し付けようとする気来があるが、それに押し殺されそうになるのだ。一般常識は一度死すべきである。

 最近一日に一頁、二頁ずつ読んでいる本がある。スピリチュアルの本でアセンション(次元上昇)と言われるものに関する本だ。私自身もアセンションをしたい人間なのだが、やはり今の生活ぶりを考えるとアセンションは夢のまた夢なのではと思ってしまう反面、もう既にアセンション出来てる! と強く思ってしまうところもある。まあでもと、どちらにせよ楽しく生きていればいいかと思ってしまうこともある。

 やりたくないことを考え出し、大人になってのイヤイヤ期が到来。それは本当の自分に目覚めようとしている証拠なのかもしれない。私のしたいことって何だっけ? とりあえず布団にごろ寝することかなと思いつつも、あれもしたいこれもしたいと欲求が湧いてくる。これが人間。私が本当にしたいことは、やっぱり布団でごろ寝すること。何もしたくないのだ。うつ病と言えばそれまでの話だが。

 もうすぐ夜がくる。夜中を生きる人間にとってはピッタリの曲。

 夜明けの音が聴こえる
 明日が来るのが怖い訳では無いよ
 でもまだ今日に留まれるのなら
 その方がいいなんて思うだけなら
 少しは見逃してもらえるかな

古川本舗『知らない』


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