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【超主観】あなたに聞いてほしい邦楽の名曲10選

音楽は最高だ。
難しい知識が無くても楽しめるし、時には人生の応援歌にもなってくれる。

でも、世の中には曲が多すぎる!名曲も多すぎる!

「良い曲知りたいけど、まず何聞けばいいんだ」なんてことも多々…。

ということで、僕が主観で選んだ後世に残るであろう邦楽を10曲紹介してみる。

完全に自分の好みで選んだので、年代も偏りがちだし選ぶ曲も何だか被ってる感じあるかもだけど…許してください。

ではどうぞ!

①シャロン - ROSSO

伝説的ロックバンド・ミッシェルガンエレファントのメンバーであるチバユウスケがボーカルを務めたROSSO

ジャリジャリ鳴らすギターとチバにしか出せないしゃがれ声が絶妙にマッチした曲である。

どんどん奥へ突き進むかのような疾走感を保ちながら、哀愁と喪失感も加速度的に増していく。
孤独を知っている人にしか書けないロックンロールだ。


②人間発電所 - BUDDHA BRAND

90年代、日本のヒップホップシーンに絶大な影響を与えたと言われるブッダブランドのデビュー曲であり、マスターピース的な一曲

正直僕はヒップホップに関して詳しくないし、歴史もあまり知らないんだけども、この曲は一聴しただけで凄みを感じる。
というか感じざるを得ない。

単純なカッコよさは勿論、アングラ感をここまでクールに昇華できているグループはいないのではなかろうか。


③SPARKLE - 山下達郎

日本が誇る稀代のシンガーソングライター・山下達郎
有名な曲は数え切れぬほどあるが、個人的にはこの「スパークル」が一番好き。

こんなに爽やかで弾けるようなポップス聞かされたら、そこら辺のJPOPじゃ満足できない体になってしまいそう。

2010年代から日本の音楽シーンにシティポップブームが来たが、元祖を聞きたいならとりあえずこれ聞いておけば問題なしかもしれない。

偉そうなこと言えるような知識がある訳でもないけど、完成度が高い曲ってこういうことなんだろうなと思わせてくれる。


④SUPERCAR - Lucky


97年にデビューし、独特の世界観でファンを魅了したバンド・スーパーカーが放った最高に甘酸っぱいラブ(?)ソングがこちら

男女のツインボーカルが男女のすれ違いを歌う。しかもやけにリアルな心情が書かれた歌詞で。
特に秀逸だなと思うのが、最初の歌いだしである。

「あたし、もう今じゃあなたに会えるのも夢の中だけ。たぶん涙に変わるのが遅すぎたのね。」
こんなにエモーショナルで胸がキュッとなる歌いだしがあるか!?!?

まさに若者の青さを凝縮させたような奇跡の一曲だ。

⑤椎名林檎 - ありあまる富

椎名林檎嬢が2009年に発表したシングル「ありあまる富」
彼女が出しているシングルの中では、知名度は高くないほうかもしれない。
(と言っても再生回数は凄いけど)

人は幸せを感じて欲求を満たしていく生き物だ。
しかし、その幸せは時に一瞬にしてなくなったり崩れ落ちてしまう。

この曲は、そんなどうしようもない感情に優しく寄り添って背中を撫でてくれる。

「生きてるだけでも幸せなんだ。前を向こう」と、説教臭くない態度で諭してくれるかのような暖かさに溢れた曲だ。


⑥The Pillows - Thank you, my twilight

超ベテランバンドのピロウズだが、おすすめしたいのはこの曲。

「エモいってどういう感じ?」と聞かれたら、とりあえずこれを聞かせればいい。
今すぐ外に出て走り出したくなるような感情になってしまうこと間違いなしだ。

イントロのピコピコ音を経て、一気に全てを爆発させる構造も憎い!こんなの興奮するに決まってるよ!

もっともっと多くの人が聴くべき日本のロックシーンに残る名曲だと思う。

⑦Suchmos - STAY TUNE

日本にシティポップブームを巻き起こした張本人・サチモスがブレイクするきっかけとなった曲である。

アシッドジャズやブラックミュージックの要素を取り入れ、誰でもついつい乗ってしまうリズムを作りあげている。

「ダサカッコいい」の極致に存在するのがこの曲だと、僕は本気で思う。

ベースのHSUさんが急死してしまうという悲しきニュースもあったが、彼が刻んだ最高にクールなベースラインはずっと歴史に残る。
紛れもなく、日本の音楽シーンに変化をもたらした一曲だ。


⑧宇多田ヒカル - Keep Tryin'

宇多田ヒカルが作る曲は、どれも良い曲すぎて選ぶことなんて出来ないレベルなのだが、あえて選ぶなら僕はコレにする。

学生時代に聞く宇多田ヒカルは「なんかオシャレで聞きやすい!」みたいな感想しかなかったんだけど、大人になってもそれは良い意味で変わっていない。

しかし、よくよくこの曲を聴いてみると、音が何層にも重なっているし、メロディーもおおよそ「分かりやすい」とは言えないものだと気付く。

それなのに曲として聞くと凄く馴染みやすい。
加えて、どこまでも明るくて最先端を行っている感じがして、無限に元気を貰えるのだ。

目まぐるしく世の中の価値観が変わる世界において、ずっと変わらない安心感を与えてくれる。
これこそ名曲なんだろう。


⑨Lamp - さち子

叙情あふれる曲を書かせたら右に出る者はいないだろうバンド『Lamp』

曲と言うのは不思議なもので、どれだけ「この曲サイコー!めっちゃ聞こう!」と思っても、いずれは飽きてしまうものだ。

特に過度にまでポップに仕上げれた曲なんかは、悲しいことに消費されるものとして扱われることが多い。

でもLampは違う。特にこの「さち子」は違う。
日常にべったりと寄り添う暖かさと、胸が締め付けられるようなノスタルジーさが見事に融合しているのだ。

ゆったりとした曲で隙がありそうなのに、どこを切り取っても芸術になってしまう。
はあ、最高すぎるって…。


⑩Mr.Children - NOT FOUND

僕はミスチル狂です(唐突)
なので当然ミスチルの曲は全て好きなんだけども、その中でも突き抜けて愛している曲が、この「NOT FOUND」なのだ。

ミスチルって、どうしても大衆向けのポップソング製造バンドというイメージが拭えないと思う。
僕もミスチル信者でなければ、きっとそういう風に見ていただろうし。

しかし、この曲はミスチルの中でも一味どころか四味くらい違う雰囲気を漂わせている。

「愛の歯がゆさ」をテーマに、人間の内側に潜む感情を叫ぶ深くてエモーショナルな曲と言えるだろう。

徐々に景色が広がっていくかのように感じる曲構成、秀逸で人間味あふれる歌詞…。

「愛という素敵な嘘で騙してほしい」
この歌詞一文だけで名曲であることは証明できるだろう。

人間が抱く最もシンプルかつ、最も面倒な感情である”愛”を叫んだ紛れもない名曲だ。

Jロックバラードの到達点であると本気で感じる。
本当に作ってくれてありがとう。感謝します。

最後に

こんなこと言うまでもないのでが、人によって名曲なんて違うし、だからこそ良い。

それでも今回僕が紹介した曲の中で、心に残る一曲が見つかってくれたら幸せなことこの上ない。

やっぱ、音楽って素敵ですね。それでは!


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