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本当に素晴らしいミスチルの曲を10曲教えたる【Mr.Children】

Mr.Children、通称ミスチル
もう日本国民なら誰もが知ってる超スーパービッグバンドである。
そして僕は小学校5年生からミスチルを聞きこんでいる『ミスチル狂信者』だ。

皆さんにとって「ミスチルと言えばこの曲!」と言える曲は何だろうか?
HANABI?しるし?Tomorrow never knows?
ノンノンノン、そんな有名シングル曲ばっか聞いてるようじゃ勿体ないよ!
あなたが思ってるよりミスチルはもっと深えんだ!!!
ということで、ガチミスチルファンの僕が選ぶ『本当に素晴らしいミスチルの曲』を10曲紹介しよう。

ランキング形式にしようかとも思ったけど、あまりに難しかったから普通に紹介するね。
ちなみに思いっきり主観なので悪しからず。

1.シーラカンス

「おいおいお前、最初からこれ紹介するかね・・・」というミスチルファンの声が聞こえてくる。
本曲は1996年に発売されたアルバム『深海』の始まりを務めるロックナンバーだ。

んもう単純にかっけえんだわ。
静かに静かに始まったかと思えば、いきなり裂くようなギター。そして桜井さんのシャウト。
聞けばきっと、ふつふつとテンションがぶち上がるだろう。
ちなみに僕は高校生の時、この曲をイヤホンで聞きながらエアギターしていた。もちろん真っ暗な部屋で。

極力4人の音だけで演奏してるのも90年代のロックバンド感満載で好き。
今じゃニコニコおじさんになった桜井さんの貴重な病み期を感じ取ろう。

90年代後半~00年代前半のミスチルは”ちょっと気持ち悪い感じ”がする。
世間から植え付けられた大衆向けバンドのイメージに反発してる感じがクールで惹かれるのだ。

2.youthful days

アーティステック桜井が爆発してる曲だ。
語彙力がなくて申し訳ないけど、とにかくオシャレ!もう本当にオシャレ!
曲全体はポップな雰囲気が漂ってる。でもどこか切なさも感じる。これがミスチルなんよな。おーん。

サビのメロディーなんて、僕が1000回転生しても思いつかないだろう。
この頃のミスチルはJPOP特有のダサさを意図的に排除してたと思う。
「俺たちだってこんなスタイリッシュな曲書けるで?」っていう自信に満ち溢れてるよね。

歌詞の内容的に20代~30代カップルの心情を歌っていると推測できる。
「繋いだ手を離さないでよ。腐敗のムードをかわして明日を奪うんだ」
んだよこの歌詞…。おいおい桜井…。お前の感受性が怖えよ…。

3.君が好き

「こういうラブソングでええねん」を体現した曲
イントロから最後までずっと甘酸っぱい。てか甘い。
サビの歌詞なんて「君が好き。僕が生きる上でこれ以上の意味はなくたっていい。」ときたもんだ。
んなわけあるかい!と思いつつも、恋愛中ってそんな気持ちになってしまうよなと共感。
ずーっと甘い雰囲気なのに苦さも交えるのがミスチルの凄いところ。
一番で「これ以上の意味はなくたっていい」と謳っておきながら、二番になると「君が好き。この響きに潜んでいる温い惰性の匂いがしても」と謳っってしまう。
倦怠期の訪れ・好きな人との漠然とした不安を”温い惰性”と表現しちゃうかね!?まいったね。

4.Simple

探してたものはシンプルなんですよ。
これもまたタイトル通り、シンプルなラブソングである。
歌詞の内容を超噛み砕くと「色々あったけどよ、やっぱお前が好きだわ」というものだ。
何年経っても好きな人と一緒にいたい。そんな普遍的な愛を歌ってくれる桜井さんに感謝。
やっぱり恥ずかしげもなく愛を伝える男が一番かっけえよ。

動画のピンクおじさん桜井は必見。ちゃんとかわいい。

5.Hallelujah

6分46秒にわたる大傑作
ミスチルファンの中でも最高傑作と言われるアルバム『Q』の最後を締める大作だ。
曲の雰囲気、構成はとてつもなく壮大。とにかくスケールが大きい。
しかし歌っている内容は”好きな人への愛だけ”である。
こんなにバカでけえスケールで小さいものごとを歌っているのが素晴らしい。
確かに好きな人のこと考えてる時って、それが世界の全てみたいに思えてしまうもんね。
お気に入りのフレーズは『君らしい不完全さを愛したい』ってところ。

6.others

おい、ゴリゴリの不倫曲じゃねえか。
2020年に発表された最近の曲である。
甘美なメロディーに騙されちゃいけない。これは二股をかけられた都合のいい男を歌った曲なのだ。
曲の内容もさることながら、聞いたら強制的に周りが夕暮れになるようなムードがたまらなく好き。
大人のラブソングというよりは”大人になりきれない痛い成人”に突き刺さるような曲だと思う。
他の人の存在を感じながらも、現状を変える勇気もない。きっと多くの人が共感しちゃうだろう。
こりゃあ堪えますよ。

7.ヒカリノアトリエ

朝ドラの主題歌にもなったミスチル流応援歌
ポジティブなほうが人生はうまくいく。なんて誰もが分かってること。しかし、それを実践するのは思ったより難しい。
時には安っぽい応援歌が嫌味に聞こえるときもあるだろう。
でも、この曲はちゃんとネガティブな面にも寄り添ってくれる。歌詞の内容を見れば分かるが、「晴れた時ばっかじゃない」「不安が付きまとう」など、ネガティブな気持ちを歌う割合のほうが多い。
それでも最後には「明日を変えていくなら今。虹はもうここにある。」と優しく語りかけてくれるのだ。
無理して気丈に振る舞う自分を見透かされてるみたいだ。
誰の気持ちにも刺さるであろう”真の応援歌”だと思う。

8.PADDLE

これも勢い最高なポジティブソング
先ほど紹介したヒカリノアトリエが語り掛ける応援歌だとしたら、これは背中をドンと押してくれるような曲だ。
前を向きたいとき、人生で大一番の勝負をする時には絶対聴きたい。
全体の歌詞が素晴らしいけど、特に大好きなのが
「良い事があってこその笑顔じゃなくて、笑顔でいりゃ良い事あると思えたらそれが良い事の序章です」
という部分。
そう、とりあえず笑顔でいることが重要やねん!だよな桜井!

9.Heavenly kiss

エロい…!!!!
こんなにエロい曲あんのかな?多分ないだろ日本に。
倦怠期のカップルを表現した曲。お互いに「もうそろそろいいかな…」なんて感じてる二人が自然と浮かんでくる。
なんと桜井さんはこの曲をレコーディングする際、倦怠期の気怠さを表現するために敢えて鼻声で臨んだらしい。
とんでもねえ発想だぜ…。
「化けの皮を剥いだ君を愛せるのは…そう、俺くらいなもんさ」という倦怠期ではあるけど、愛はあることを表現した歌詞が好き。
もう文豪やん。

10.NOT FOUND

申し訳ないが、これから先ミスチルがどんな曲を出そうと、この曲より好きになることはない。
魂を感じる珠玉のロックバラードだ。

僕は、この曲を全てにおいて完璧な曲だと思っている。
好きな人への愛を表現した曲は数えきれないほどあるが、ここまで聞き手に”良い余白”を与えてくる曲はそうそうないだろう。

ストレートに「好きだ!」と伝えず、
「愛という素敵な嘘で騙してほしい」
「矛盾しあったいくつものことが、正しさを主張してる。愛するって奥が深いんだな」

こんな表現で愛を歌っているのだ。
愛の美しい一面にフォーカスしつつ、絶望、苦悩までも憂いているといえるだろう。
そう、この曲は愛の過程そのものなのだ。
またいいのが、カッコつけて歌うわけじゃなく叫ぶようにして歌っているところ。
本能のままに愛する衝動を感じる。
はあ~最高オブ最高だよ。大好き。

田原(ギター)、中川(ベース)、鈴木(ドラム)の音がくっきり聞こえるのもポイントが高い。
この4人にしか表現できない奥深さが確かにある。

まとめ

ミスチルはいいぞ~。どうしても知名度がデカすぎて細かいところまで聞こうとならないかもだけど。
でも、せっかくならアルバム全体を聞いて好きな曲を見つけてほしいなあと思う。
サブスクにも全曲あるし、気になった人は紹介した曲聞いてみてね。


ちなみにこれは僕が好きな”金髪桜井”である。似合うよね金髪。

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