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K-1 WORLD GP 2022 JAPAN エディオンアリーナ大阪 大会後にも井戸端会議しようの回

お久しぶりです。

ドイツ•スペインと超格上相手にジャイアントキリングを起こしているサッカー日本代表に日本国民が魅了されている最中だと思うが、私もその1人としてW杯に夢中になり、寝不足の日々が続いているここ最近。

格闘技は当たり前のように見てはいるがnote執筆の時間がW杯観戦の時間となってしまっており、oneでの平田樹再びの計量失敗や青木真也、ロッタンのことなどのnoteを書けていない状態となってしまっている。
だがしかし、私のnote執筆時間を奪っているW杯だが、K-1離脱でフリーを発表、先日oneにて勝利したロッタンから対戦要求、キックボクシングを少なくとも1試合はやるなど、格闘家としての今後の動向が注目の武尊も現在はW杯盛り上げ隊の1人として奮闘中でW杯の虜となっていることからW杯での時間消費は仕方ないかなと。

サッカーの話題はこの辺にして、週が明けたところで一昨日のK-1大阪大会について久しぶりのnote執筆をしたので、暖かい目で読んで頂けると幸いだ。

さて、一昨日12月3日に行われたK-1大阪大会について見ていこうという記事なのだが、12月のK-1大阪大会といえば、メインイベントの武尊vs皇治を筆頭に、ライト級トーナメント、山崎vs安保、野杁恐怖の圧勝、武居大苦戦と見所盛り沢山のあの興行を思い出してしまうのはK-1好きの方なら共感頂けるかと。

過去の興行の思い出回想はこれくらいにして。

“K-1 NEXT”と掲げて開催された8月、9月大会以来となったK-1。
今大会も〝K-1 NEXT〟が掲げられており、このスローガンはいつまで続くのかが気になってしまった訳だが、それに相応しい選手がいたのか、数試合印象に残った試合などを見て、適当に語っていく。(中村Pによる大会総括にて〝K-1 NEXT〟は今大会までとのこと)

K-1バンタム級(-53kg)

Kでのバンタム級の試合は、少し前まではKrushで多くラインナップされており、Krushバンタム級の選手がK-1に出場する際にはスーパーバンタム級で試合を行うという印象。歴代のKrushバンタム級王者軍司や金子、晃貴などがそうだったはずで、みな階級を上げている。
私的にK-1のバンタム級の層が厚くなってきたと感じるキッカケは、やはり“格闘代理戦争“だ。話題性のあるAbemaTVの企画であり、その番組内で目立っていた選手の多くがバンタム級でプロデビューしたことでストーリー性や話題が作りやすく、また見られるようになったと感じる。松本日向vs橋本が両者プロデビュー戦にも関わらずメインイベント、そしてK-1本戦でダイレクトリマッチが行われたのがいい例だ。
そんなバンタム級のK-1王座を争うトーナメントが今回行われた訳だが、格闘代理戦争ではサブ的な立ち位置であった池田のみが出場というのは実力で掴み取った感があり応援したくなった。
また、日本最強決定トーナメント優勝の黒田、他団体からK-1電撃参戦の石井の出場は順当といったところか。

[K-1 初代バンタム級王座決定T•リザーブファイト] 野田葵vs峯大樹

野田に関しては池田とのKrushタイトル戦、峯に関しては大村との試合を生観戦させて頂いている。

池田や晃貴などとの野田の脆さが目立った試合の印象が強く色々な意味で脆さが拭えない選手かなと。しかし、スピードとテクニックに関しては天才的な天性のものを感じさせるのも事実。

対して峯はあまり印象はない。

野田の脆さが出なければスピード勝ちするかのなという予想であったが、まさかの飛び膝でのTKO。
あの飛び膝も才能を感じさせる一撃であったが、またしても峯がどのような選手なのか分からずじまいで試合終了となったのが残念。

[K-1 初代バンタム級王座決定T•一回戦(1)] 池田幸司vsアンビ•エンスエ•アボモ

外国人の情報が全くないためなんとも言えず、池田のパワーが見られた試合としか感想はない。

[K-1 初代バンタム級王座決定T•一回戦(2)] 石井一成vsオスカル•ボルケス

この試合も事前に外国人選手の情報はなかったが、石井に関してはコンビネーションの速さ、1発のパワーが印象的。
試合はオスカルの変則的な構え方、攻撃の出し方にやりづらさもあるかなと思えたが、石井のパワーにビビリが入ってしまった瞬間が明らかにあり、その後は石井が倒すのは時間の問題という試合内容。
特に驚きもない試合内容と結果で石井の勝利。

[K-1 初代バンタム級王座決定T•一回戦(3)] 黒田斗真vsヨーシーラー•チョー.ハーパヤック

私的にはこのトーナメント内でのベストバウト。
ヨーシラーのミドルには脱帽だったが、K-1ルールでは黒田の勝利が妥当かなという試合。

この試合、そしてトーナメントを通して黒田の強さが改めて見れた訳で風音戦の本戦判定ドローがいまだに納得いかないのは私だけだろうか。
まぁ本人同士が今では仲良くよろしくやっているからいいのか。

そしてもう一点。このヨーシラーはまた見たい選手であり、池田や石井との対戦も見てみたい選手だ。
石井とやるならムエタイルールでも見たいというかムエタイルールでの方が見たいというのが私の意見。

[K-1 初代バンタム級王座決定T•一回戦(4)] 壬生狼一輝vsサンベル•ババヤン

この試合はあまりしっかりと見ていなかったが、玖村将史の攻撃に耐えたババヤンのタフさ、そして壬生狼の攻撃力のなさを考えると判定決着までいったのは予想通りすぎたというのが正直な感想。

[K-1 初代バンタム級王座決定T•準決勝(1)] 池田幸司vs石井一成

この試合は経験値の差が明確に出る試合と予想していた訳だが、池田が思いの外通用した試合となったというのが印象。

池田の長いジャブは明らかに石井を捉えており、私としては池田の評価が上がる試合であったと感じている。

そして黒田との試合を見てみたいとも思える試合であった。黒田の左ストレートの打ち側に左ジャブが刺せればどうなるのか。今後見てたい試合の1つだ。

[K-1 初代バンタム級王座決定T•準決勝(1)] 黒田斗真vs壬生狼一輝

3度目の対戦となった訳でもうやらなくてもいいのではという感じだ。
正直壬生狼が黒田に勝てる画がまだ見えないというのが事実。

いかんせん1発の攻撃力が乏しいのとプラスして距離が圧倒的に違うのが黒田との相性の悪さとして致命的である。

黒田がヨーシラーに負わされた左腕の怪我具合によっては負けもあり得るかとも考えはしていたが1R終了時でその考えは無くなっていた。

[K-1 初代バンタム級王座決定T•決勝] 石井一成vs黒田斗真

この試合に関しては一言。素晴らしかった。

しかし、両者無傷の状態で見たかったというのも本音だ。

今回では判定のつけようの無いほどの僅差であったこと、そして再戦に期待していることもあり今回はあまりコメントを控えさせてもらう。

ひとつ言えるのは、K-1育ちの黒田の優勝が嬉しかったというのが事実で熱いトーナメントであった。

[第6試合 スーパーファイト/K-1フェザー級] 椿原龍矢vs兼田将暉

今大会1.2を争う衝撃が走った試合。
あの椿原が完璧にダウンを奪われるとは。

vs玖村将史でも2度ダウンを奪われた訳だがそれとはまた違う奪われ方。
カウンター合戦の中でのダウンではなく、しっかりとガードの隙間を撃たれてのダウン。
これは自信を失いかねない2度のダウンであった。

勝った兼田に関してはフェザー級の他の選手とのマッチアップが見てみたいかなと。

[第7試合 K-1フェザー級] 玖村修平vs斗麗

予想通りの斗麗圧勝。

斗麗が玖村の持つKrushタイトル取りで再戦をするのか、あるいはKrushタイトルには興味ないのか。

次のフェザー級Krushタイトル戦は斗麗次第という感じかと。

[第15試合 スーパーファイト/スーパー•フェザー級] 江川優生vs島野浩太郎

久しぶりに強い江川が見れたという感じだったのか、島野のスタイルが江川にとってはやりやすかったから故の圧勝だったのではとも思う訳だが、江川も他のスーパー•フェザー級の選手とのマッチアップが見てみたいところ。

島野に関しては、もうそろそろ引退の文字が頭に浮かんできてもおかしくないのではと感じてしまう負け方であった。

[第16試合 K-1クルーザー級] マハムード•サッタリvsステファン•ラテスク

さて。今大会No. 1の衝撃の結果となったこの試合。 

あんなサッタリの姿が今のK-1のリングで見れてしまうとは驚きしかなかったが、やはりスピードも兼ね備えた重量級の試合というのはスポーツとしての格闘技の試合という観点の面白さももちろんだが、なにより生物の戦いとして最高に面白い。

試合内容としては終始サッタリが圧をかけられ下がらされて嫌な展開。
1R時点では、下がらされながらもラテスクのフックをしっかりと見切っており、サッタリの目の良さが見れた訳だが、やはりあれだけの身体の人間の圧では捕まるのは時間の問題であったのが試合結果に出てしまったのかなというのが私の考え。

今後、更に多くのホンモノのヘビー級怪獣外国人がK-1に参戦してくることを切に願っているとともに、サッタリがその怪獣たちを返り討ちにしていく姿を見たい。

[第17試合 -56kg] 玖村将史vsイスマイル•アルカディ

K-1公式応援ギャルのゆうちゃみと宜しくやっていることが表に出た玖村。

実力は折り紙付きであり、今回もKO勝利を収めた訳だが、なにかどことなくバタついてた印象も見られたのは私だけだろうか。
トーナメント時や志朗戦の時のように完全ベタ足のスタイルではなかったような。スタイルチェンジを試みている最中なのか、今後の試合ではそこも注目したいと思った試合だ。

リングを降りてからのゆうちゃみとのイチャイチャは嫉妬しない男がいるのか。
試合中の玖村将史とゆうちゃみの前で見せていた姿、どちらが本当のThis is Kumura Masashiなのか、微笑ましいキラキラカップルで羨ましい限りだ。

[第18試合 -56kg契約] 金子晃大vsキリルアン•チョーハーパヤック

階級が違うのでは無いかと思うほど身体の大きさが違った両者。

キルリアンのミドルを軸とした攻撃には巧さを感じたが、金子の圧と攻撃力を持ってすれば3R以内に捕まえるのは容易だったのかなと思た試合。

直接試合とは関係ないことだが、K-1参戦で来日するタイ人は大抵ウィラサクレックジムで調整し、セコンドもウィラサクレック会長がつくことが殆どだ。
今回もそうだった訳だが、金子はウィラサクレックジムに練習に行っていることもあり気まずさというのは無いのか気になっていたが、Twitterにてウィラサクレック関係者が会長にミットをお願いしにくる金子について呟いており、さすがの図太さというのか、無神経というのか。

何はともあれ、勝利した金子とコンペットとの試合が見てみたいのだが、コンペットがoneルンピニー参戦ということで今後のK-1参戦に暗雲が立ち込めているのか。

[第19試合 スーパーファイト/K-1ヘビー級] シナカリミアンvsカルロスブディオ

俺たちのシナ•カリミアン。

あれは演技か、本当なのか。

どちらにせよ後頭部を殴りに行ったブディオの反則であることには変わりないのだが、ノーコンテストでも良かったのではとも思う。

何はともあれ、今回カリミアンは反則勝ちで勝利をもぎ取った。

[第21試合スーパーファイト/K-1フェザー級] 軍司泰斗vsワン•ジュングァン

本戦判定2-0で軍司の勝ちとなったが、ダウンの次にダメージを判定に取るルールであるのだから明らかに軍司の勝利に見えたのは私だけだろうか。

軍司の次の相手を探すのが大変となってくるが、軍司も武尊のように初来日外国人との対戦が増えてくると考えられるので楽しみだ。

大会後の井戸端会議的な話

何試合かピックアップして記事を書かせて頂いた訳だが、他にもKANAやジョムトーンの圧巻KO、ライト級戦線など面白い試合があった今大会。

先日、武尊や木村ミノルのK-1離脱、そして本日芦澤竜誠も離脱を発表し、主軸選手が抜けたことでK-1の選手の入れ替えが行われているように見える訳だが、そんな状況でも1大会に22試合も組めてしまうK-1の層の厚さには脱帽である。

がしかし、1大会に20試合以上というのは長すぎるというクレームをあえて私は声を大にして言いたい。試合数を多くして豪華にすればいいというものでは決してないという考えが私の考えなのだが、皆さんの意見はどうだろう。

そんな大会であった訳で、K-1としては2022年の全大会が終了し来年の大会も楽しみである。また、18日のKrushも楽しみである。

そして、本日の夜中からのサッカー。日本史上初のW杯ベスト8進出に期待して、格闘技もサッカーも、またスポーツ観戦全般楽しんでいこうと思う。

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