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ビジネス・フレームワークは「考え抜く」ための道具です。

 事業戦略やマーケティング戦略の立案は、現状(環境)の把握とその分析から始まります。そして分析結果を踏まえて基本戦略を立て、具体的な施策に落とし込んでいくのが一般的です。

 この過程では、多様な関係者を巻き込んでの自由闊達な議論が欠かせませんが、とはいえ闇雲に対話を続けていても核心をついた結論には中々たどり着くことはできません。

 そんなときに役立つのがフレームワークと呼ばれるビジネス・ツールです。フレームワークを上手に活用することで効率的に答えに行き着くことができます。

フレームワークの使い時(どき)

 ただし、フレームワークは、あくまでも「道具」にすぎませんから、何をしたいのか、どんな結論に辿り着きたいのかによって、しっかり使い分ける必要はあるでしょう。フレームワークを活用する効果的なタイミングを図示したのがこの表です。

 なお、これらのツールは必ず使わなければ結論にたどり着けないわけではありません。この手順で使う必要もありません。

 たとえば、3C分析から始めて、その中でPEST分析5F(フォース)分析の視点で考えることでもまったく構わないですし、議論によっては行ったり来たりもあるでしょう。

 フレームワークを活用することで、みんなで考える歩調を揃えることが出来ますし、「考え漏れ」を極力減じることが出来ます。そういった意味では、戦略を考え抜く際の「視点」として押さえておくだけでも有用です。

以上

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