ホラー苦手だけど観れそうなやつを観る:第2回【シャイニング】
◆はじめに
郷里侑侍です。
前回のホラー苦手記事から一年近く開いてしまいましたが、第2回のホラー苦手記事になります。
◆今回の映画:【シャイニング】
今回観た映画は不朽の名作【シャイニング】。言わずと知れたホラー映画のマスターピースを観た結果、予想外の感想が生まれました。
◆あらすじ
ロッキー山上にあるホテル、オーバールック・ホテル。小説家志望のジャック・トランスは、雪のため冬は閉鎖されるホテルの管理人として妻のウェンディ、息子のダニーと共にやってくる。
『いわくつき』のホテルでは次第に怪現象が起き始め、ジャックも精神に異常をきたしていく……。
◆怖くないポイント
①観たことないのに知ってるシーンばかり出てくる
今回最も想定外の事態だったのがこちら。シャイニングが印象的なシーンが多すぎていろんな場面がパロディされたりネットミームになりまくった結果、めちゃくちゃ怖いであろうシーンを見ても「これ〇〇で見たやつじゃん!」となってしまったのです。
有名なジャックがドアを斧で破ってくるシーンも「やっとこのシーンを見れた!」という感動すらありました。
②ジャック・ニコルソンが怪演すぎる
今作におけるジャック・ニコルソンの演技力がすさまじいです。もはや「悪霊に憑りつかれた人のパブリックイメージ」と言っても過言ではないほどです。ですが、演技の圧が強すぎてもはや面白いの領域に片足を突っ込んでるレベルなので笑ってしまう場面もままありました。
◆怖いポイント
①なんだかんだ言って腐乱死体は怖い
ホテルの怪異のひとつ、『浴室の老女』。バスルームから出て来た全裸の美女がいつの間にか醜い老女の腐乱死体になっているというものですが、これの見た目がキツい。ボロボロに腐ってるというほどではないんですが皮膚の変色具合とかが絶妙に気持ち悪い。一番「ウワー!」となったシーンでした。
②監督が怖い
今作の監督スタンリー・キューブリックは数多くの伝説を残した名監督ですが、それはそれとしてその過酷すぎる撮影スタイルは賛否を呼びました。その映画製作への姿勢はすごいを通り越して恐怖を感じるのですが、一番怖いのは後進がキューブリックから悪影響を受けていることでしょうか。
「成功者のとった手法はその結果と因果関係のあることなのか。それは再現性のあることなのか」というのはクリエイターでなくても考慮しなくてはいけないことだと思います。
以上、【シャイニング】の感想でした。ホラー苦手の感想としては「そこまで怖くはないけど面白いし、何より映像が良い」という感じです。
次回のホラー苦手記事更新日は未定ですが、レビュー作品は昨年話題になったニコラス・ケイジ主演作品にする予定です。
それでは、また。
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