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ファクトファクトうるせぇ世の中に

こんにちは。FICTIOFULNESSのノッペルです。

最近はめっきり秋らしくなってきましたが、そんなことは今どうでもいいのです。今日は、我々の団体名、チャンネル名である「FICTIOFULNESS(フィクショフルネス)」の名前の由来(と、なぜモノをつくりたくなるのか、みたいなこと?)について、お伝えできればと思います。

【はじめましての方に】タイトルから口が悪くてすみません。我々はYouTubeで「ファストコント番組」という新しいジャンルを作ろうと模索している、社会人コント集団です。よかったら覗いていってください。


その前に、書籍『FACTFULNESS』について

数年前に発売されてから、どうやら日本で100万部以上で売れているらしいベストセラー、『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』をご存知でしょうか。


僕はいつもこういった「売れてるビジネス書」の類に対して、いったん生理的な拒否反応を示した後に、中田敦彦のYouTube大学のサムネとかで見かけて、何やかんやちょっと気になっちゃって、結局書店で読んでみる、というムーブをするのですが、この本に対してもご多分に漏れず、丁寧にそのムーブを行いました。

「世界を『ファクト』を通じて見よう」というのが、この本のメッセージだったと思います。本の冒頭にクイズがあり、読者が頭の中でひととおり回答した後に、「ファクト」を裏付けにして「はい、ちがいま〜す😀」と言われるという、なんとも意地悪なアンケートから始まります。

(著者のTED👇 見てないけど。)


その後は、人間が犯しがちな「勘違いの癖」みたいなものについて、くどくどと説明を受ける、といった内容で、この本自体はとても面白い本です。(半分くらいしか読んでないけど。)

「FACTFULNESS」とは、「FACT(ファクト、現実)」で「FULNESS(満たされた状態)」という著者の造語です。我々のチャンネル名は、このタイトルからパク、インスパイアされました。

ただ、(インスパイアされておきながら誠に僭越なのですが、)この本のタイトルだったり、このタイトルの本が「やたらと売れていること」に対して、なんともいいがたいモヤモヤ感がありました。

ファクトファクトうるせぇな😡

大学3年の時くらいからでしょうか。なんか「ファクト」とか、「エビデンス」とか、「定量的数値」とか、そういう言葉がやたらうるさくなってきたのは。(おそらく原因は、諸悪の根源「シューカツ」なんでしょうが。。)

まあ「ファクト」が大事なのは、わかるよ。「エビデンス」が大事なことだってわかるさ。人を納得させる上で、「定量的数値」が大事なことも、、、。おそらく僕が気になっていたのは、こういった言葉の意味ではなく、その「発し方」だったのだと思います。

もちろん僕自身にもそういう面があり、あんまり言うとブーメランが返ってくるので言いたくありませんが、(というか、僕自身にもそういう面があるからこそ、余計にイライラするのでしょうが、)みんなどこかで不安で、こういう「絶対事実!絶対現実!はい絶対!絶対!」みたいなものに、すがりたくなっちゃうのだと思います。そのうえ文字の響きもなんだかかっちょいいから、段々「言ってる俺かっこいい」となってきて、空虚なペラペライキリ就活生の出来上がり...おっと、アイツらの悪口はここまでだ。

(「自由と不安」についての、恩師のストイックなYouTube👇 こっちは見た。見るべき。)

この動画的にいえば、我々がこうしてせっせとYoutubeを撮っていることは、Youtube(Google)という「巨大資本からの搾取」になるのか、はたまた「新しいイデオロギーの構築」として捉えられるのか...(後者でありたいと思って作ってはいますが...)

虚を以って実を犯す

嫌いな言葉の話はやめにして、好きな言葉の話をしましょう。

"虚を以って実を犯す"  -粟津潔

これは粟津潔さんというグラフィクデザイナーの方の言葉です。(正確には、ある展覧会で展示されていた、彼のノートに書いてあった言葉です。)なんていい言葉なんだ、と思いました。だって、「実、ウゼェ」もん。虚で犯してやりてえぜ、そんな衝動が...ありませんか?時々。そういう衝動とか、創作意欲の源、みたいなものを端的に表した、素晴らしい言葉だと思いました。

作られっぱなしってうざくないですか?こっちにも作らせろ、って感じじゃないですか。社会人となった今は、その背景にたくさんの面倒な仕事や、血の滲むような努力があることも、わかってはいるのですが...いいコンテンツを見ると、感動したあとに段々なんか、イライラしてきます。あとでイライラしそうだから、面白そうなコンテンツほど、見たくなくなります。どうしようもないですね。

一方で、知り合いが何かを作っているのを見聞きすると、なんか嬉しくなります。「戦ってんな!」ってなります。あんまり面白そうだと、だんだん悔しくなってイライラしてきちゃうのですが、、

みんな不安〜

虚は「不安」です。実のが「安心」です。だからといって、どれだけ実の方ばかりに目を向けていても、背後から虚は襲ってきます。だって現実には実も虚も両方存在しているから。というか、世の中は実で満たされているし、虚でも満たされている、というか。実ばっかり見てるやつほど虚、虚で満たされてるやつは逆に実、というか。。。…ん、何言ってんだ?

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伝われ〜(画像出典:https://thetv.jp/news/detail/105254/

「色即是空 空即是色」的な?

世の中は実で満たされているし、虚でも満たされている

ついさっき半分ふざけて書いたつもりでしたが、これがまさに今回のnoteのテーマである、「FICTIOFULNESSの名前の由来」といっても過言ではありません。てかそうです。これです。これでした。

「FACT(ファクト、現実)」で「FULNESS(満たされた状態)」があるのであれば、「FICTUON(フィクション、虚構)」で「FULNESS(満たされた状態)」があってもいいだろう。どっちかだけじゃバランス悪い気がするし、どっちもあったほうがいいだろう、みたいなことです。世の中はすべて虚構だ!といいたいわけではなく、世の中はすべて虚構であると同時に、すべて現実だ、ということを言いたいような気がします。たぶん。

現実をパロディする「コント」、テレビ番組をパロディした「ファストコント番組」、それを作る架空の制作会社「FICTIOFULNESS」が、現実世界に実在することで、ねじれたループが完成する、というか、、...ん?何言ってんだ?

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伝われ〜(画像出典:https://girlschannel.net/topics/3259377/

いいもの作ろう鎌倉幕府

なんかいまいち上手く書けませんでしたが、そろそろ文章の勢いが切れてきているのが伝わってしまっているかと思うので、今回はこの辺にしておこうと思います。如何せん読みづらく、覚えづらいタイトルなので、そのうち名前変えちゃうかもしれませんが、そこに込めた思いは変わらないので、とりあえずそこだけ、「伝われ〜」って感じです。

そしてせっかくテレビではなく、Youtubeで作っている「コント番組」なので、もっと見る人と作る人の境を無くして、一緒に作っていけるようなチャンネルにしていきたいと思っています。一緒になんか作りましょう🌞


最後までお読みいただき、ありがとうございます。最新回です👇「なんか作りたい」という気持ちが先行してまだまだ課題だらけですが...よかったら見てってください。





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