見出し画像

『恩送り』という行動

IT専門学生のふじさわです。

みなさんは「恩送り」という言葉をご存知ですか?

一般に広く知られている語としては「恩返し」というものがありますよね。これは、なにか他人から恩を受けたらその人に恩を返すことをいいます。

対して「恩送り」とは、なにか他人から恩を受けたら別の人に恩を送ることをいいます。

私がこの言葉を知ったのは、高校生の時。英語の教科書にとある映画の内容が取り上げられており、その映画をみんなで見たのがきっかけでした。

映画のタイトルは「Pay It Forward(ペイ・フォワード 可能の王国)」。Pay It Forwordは、すなわち恩送りのことです。

この映画で主人公のトレバーが提唱した「恩送り」は、なにか恩を受けたら別の3人に恩を送るというもの。そうすることで、より広くより多く恩送りの循環ができてくるわけですね。

私はこれを見て以来、周囲の人にできるだけ恩を送れるように意識して生きているつもりです。(わざわざ人数をカウントすることはありませんが)

その前にまず恩返しをすればいいじゃん、と思われるかもしれません。

が、恩送りは恩返しが難しい場合に実施するものだと思っています。

例えば旅先で偶然助けてくれた人には、その瞬間を逃すともう恩を返すことはできません。しかし、また別の困った旅人を助けてあげることはできます。

さらに、例えば家族や友人、その他大勢の”私を支えてくれる人々”から受けた恩は、もう一生かけても返せないほど大きなものです。

その返せない分を、せめて違う誰かのために送ってあげることくらいしか、私にはできないのです。

そうして私が送った恩を受け取った人が、また別の誰かにその恩を送って、些細なことだとしても誰かの助けになるような連鎖反応が続いていけばいいなと思います。


みなさんも、恩返しだけでなく「恩送り」という行動も実践してみて下さい。

きれいごとだと分かっていても、そういった循環が幸福だと私は信じています。


記事をご覧いただきありがとうございます! サポートしていただいたお気持ち以上に、noteをはじめいっぱい頑張ります!