怒りと不信とのみのぴこ

今日のイントロ

アンガーマネジメントって知っていますか?

アンガーマネジメントとは、人の中からあふれ出す怒りの感情をうまくコントロールするための手法です。私は専門家ではないので詳しく語れませんが、一番有名な第一ステップとして次のようなものがあります。

怒りを感じたら衝動を抑えて6秒待つ。

人の怒りは発生から6秒がピークで、そのあと徐々に減衰していくそうです。そのため、怒りに任せて行動せずにまずは6秒待って落ち着いて、冷静に怒りと向き合うことが重要だそう。

もし私のやり方が間違っていたら申し訳ないのですが、私は6秒では無理でした。

6秒以内に同じ対象に対する怒りが再燃して繰り返し、その怒り中にさらに別の怒り要因が発生することで次々に怒りの石炭が注がれる蒸気機関と化してしまい、冷静さを取り戻すのにかなりの時間がかかりました。なぜでしょうか。

私は普段怒りを本当に感じることが少なく(ネタとしてそういう態度の記事を書いたりはするけど)、めったに怒りを意識することがありません。それなのに、むしろそのせいか、半年に一度くらい今日のような「怒りの日」が訪れることがあります。

私のような人間はどのようにコントロールすべきなのでしょうか…

まあ次が半年後だと思えばどうだっていいか、そんなこと。人に八つ当たりしたりもしないし。


今日のニュース

今日見たニュースを要約して紹介します。私の要約の情報だけでは情報の偏りや過不足が起こりうることをご了承ください。

・昨日、アンカー・ジャパンはAmazonで販売中の同社製品の会議用Bluetoothスピーカー「Anker PowerConf」に対し、タイトルと内容が全く同じ不当な「1つ星」レビューを大量に投稿されていたことを発表。
・過去5週間に同社製Bluetoothスピーカーに投稿された1つ星レビューの週平均に対し、投稿があった3月27日,28日の2日間で20倍以上もの1つ星レビューが投稿されたという。

さくらレビューが増え信頼性の低下が問題となっていることはかねてより認識していましたが、今回のは機械的に大量投稿されている点でより悪質ですね。

不当レビュー投稿の理由としては、

悪意ある第三者が、製品の信用低下と販売機会の損失を狙った可能性があるという。

これが大きいでしょう。社会人未経験の私でもビジネスは情報戦だとよく聞きますが、「いかに相手を下げて競合を消すか」という観点で”顧客に嘘の情報を流し込む”やり方って非常に汚いなと感じます。ビジネスってこうなの…?

そして、薄々存在を予想していたとはいえ驚いたのがこちら。

アンカーはさらに、他のメーカーが製品の無償提供や報酬と引き換えに、「5つ星」レビューの投稿を外部に依頼し、製品の売れ行き拡大を試みていることを確認したと報告している。

このような介入があることが判明したことで改めてカスタマーレビューの信頼性を考えさせられますね。

誰しも「嘘もあるかもね」と思ってカスタマーレビューを見てるとは思いますが、それでも無意識に操作されてしまわぬよう今後も気を付ける必要がありそうです。


今日の一冊

絵本『これはのみのぴこ』

谷川俊太郎・著、和田誠・絵。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、かなり昔から愛されている絵本です。

内容は、のみのぴこを起点としてそれにまつわる動物や人物が次々と意外な行動を起こしていきながら1文で物語が進行していくお話。

最初のページは

これは のみの ぴこ

ページをめくると

これは のみの ぴこの
すんでいる ねこの ごえもん

さらに進めると

これは のみの ぴこの
すんでいる ねこの ごえもんの
しっぽ ふんずけた あきらくん

そしてさらに

これは のみの ぴこの
すんでいる ねこの ごえもんの
しっぽ ふんずけた あきらくんの
まんが よんでる おかあさん

といった具合に、次から次へと登場人物が繋がっていきます。

ここからさらに「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな展開が加わり、その意外性とリズム感がどんどん面白くなってきて、どんどんページを進めてしまうんですよね。

最終的に長くなった一文をとにかく声に出して読むと、そのユニークな感覚に子どもはもちろん大人の方でも愉快な気持ちになっていきます。

この絵本を初めて知ったのは小学一年生の時。図書室に一冊だけ置いてあったのですが、とにかく人気でいつ見ても貸し出し中でした。それでも、運よく勝ち取った友人に少し見せてもらうなどして内容をちょっとずつ把握していましたが、ちゃんと一人で読むことは長らく叶いませんでした。

次第にみんなが幼稚さに反発して「デルトラクエスト」とか「怪盗ルパン」とかを読みだした頃、一人この絵本に4、5年もの間あこがれ続けた私は図書室に行って遂にこの絵本を一人でしっかり読むことができました。

私もすでに絵本はちょっと幼稚だという認識があったのですが、いざページをめくると、文章をこんなにも連結できて、しかも人も増えて時間も進んでいくという文章表現に衝撃を受けたことを覚えています。

それから10年以上経っていますが、その当時の憧れ補正も込みで今でも私の好きな一冊です。残念ながら未だ所持はしていないのですが…

とにかく、どんな方でも楽しめる絵本だと思うので機会があったら是非ご覧ください。


note、ニュースを探すのと紹介するものを選ぶのだけで1時間近く費やしている気がするので、もっと短時間でささっと更新したいもんですね。

なんだかんだ毎回2000字近く書いてるのも問題だな…

もっと800字程度に収めてみたりしようかな、できれば。

できればね。

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