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難しいことを、いかに解りやすく、そして面白く。

最近、東海林さだお先生の新しいエッセイ集を買ったので読んでいる。一人酒を、どうしたら楽しく飲めるか?という痛快エッセイ集だ。東海林先生は、漫画もお描きになられるが、エッセイの文体そのものも、まるでユーモア漫画のようで楽しい。どんどん読める、読み込める。他にも、群ようこさん等、面白いエッセイを書かれる作家の先生はたくさんいらっしゃるが、東海林先生は格別だ。

私は思う。真の頭の良い人とは、難しいことを、いかに解りやすく、そして面白く伝えられるかだと思う。それができる人を私は頭の回転が速い人だと評す。私はどちらかと言うと話下手で、話を細かくしてしまう傾向にあるが、文章で伝えるときは、簡素に解りやすく、そしてどこか楽しみを込めた書き方をしようと心掛けているつもりだ。

私はもっと、自分の文章にユーモアが欲しい。私の文章は、どこか真面目すぎてボキャブラリーがないと感じることがある。以前、エッセイを書くための通信講座を受けたことがあるが、その頃はユーモラスな作品が書けて、講師の先生にも誉められたことがある。時間さえあれば、今度はエッセイの講座に通いたい。

私は「教室」という場所は結構好きな方だ。先生の話を聞いたり、仲間と意見を出しあったりする場所は、私にとってのオアシスだ。また、エッセイとはその人の思想であって、「文学」一つだけではない。私は色々な人の思想に触れることが好きだ。

そして、「詩」というものは、その人の哲学だ。
私の詩には、哲学性はあるのかどうかは謎だが、感性は大事にしている。想像力を育むためにも、思想に触れたり、思想を持つことは大事だ。そして、人生をより豊かにするためにも、エッセイ、即ち誰かの思想や、自身の思想と常に向き合うことは大事なことだと私は思う。

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