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【連載】スポーツをする子供たちを強くするために -コロナ禍で必要とされること①-

10月に入り、コロナ禍でも運動会などが行われた学校はいくつかあるようです。運動を普段からする子供にとっては一大イベントですね。各学校で色んな対策をとりながら工夫して開催されたのかなと思っています。

さて、このコロナの影響でスポーツを含む各種イベントが中止となり、練習もできずに悩んだ中高生は多いだろうな・・・と思っています。さらに、小学生は環境がなくどうしようもない状態だったはずです。

親御さんのみなさまは、自宅でできることはないか?と思いながらも知識も経験もないと自宅でトレーニングをするのにも限界があります。ただ、やはり出来る限りのことをしたいと思うのが子を持つ親の心情だと思います。

また、現在も完全にコロナの不安が払拭されない中のため、習い事を中断しているご家庭もあるかと思います。そんな中で、今回の連載では運動をする子供たちにはどれくらいの運動や食事をすればいいのか?家でできることはどんなことがあるのか?これらを紹介していきたいと思います。ちょっと情報が満載なので何回かに分けて掲載をします。

まずは、子供の成長はどういうものか?ということを考えながら今回は記事にしていこうと思います。

子供はたくさん栄養が必要

実は、このLIB SPORTSはコロナ禍で運動する子供たちの食事量が減って、体調管理や今後の成長において問題が出ているという話から、何か発信した方が良い・・・というところからスタートしているのです。

では、どんな問題かというと・・・

子供の成長に対する栄養が足りない

え?運動していないから食事量減らしても問題ないんじゃないの??
そう、思われる方が多いのだと思うのですが、実はそうではないのです。

どういうことかというと、子供たちの食事の量を大人の食事の量を基準で考えると基本的に足りなくなるのです。

その理由は、小学生から中学生の子供達は何もしなくても身体は成長していくからです。成長するということは、どんどん骨や筋肉が大きくなります。そのためのエネルギーや栄養を取らないと成長が鈍化したり、貧血気味になったり、身体は大きいのに覇気がない・・・などと様々な問題が出てきます。通常時でもこういう問題が出てくることが多いのに、コロナ自粛期間では、スポーツを普段していない子どもたちも食事に意識がいかず、昼食を簡単なもので済ませてしまうということが数か月続いてしまっていたという声が聞こえてきています。

これはスポーツをしている子供でも影響が出ていて、コロナ禍で運動・活動量が減ったので、体重が増えることを気にし、スポーツをしている子どもたちが休校中に食事量を減らしていると相談がありました。これは競技問わず、体を気にする意識の高いジュニア選手に多いようです。これは実際の現場から出ている声なので間違いない情報だと思います。

そして、自粛期間が明けた今、一気に問題がでてきて相談が増えてきているのです。

コロナで加速する栄養不足と体調不良

一例を挙げると・・・

7月に、練習を再開したけど、食事量が増えずに体調不良を起こしてしまったジュニア選手から相談がありました。聞くと、医師から長期離脱伝えられたということです。
ヒヤリングすると、すでに、6月下旬にはいくつかのサインは出ていたようですが、体力があることで本人も医師も見過ごしてしまったようでした。

このような問題がなぜ起きるのか??

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