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良く議論される勝利至上主義について、自分の考え

皆さんこんにちは。大分県中津市という地域でサッカーcoachをしています。浦本です。
良く巷で聞く『勝利至上主義が良いのか、悪いのか』について自分でも考えがあるので、noteに綴ってみます。
 まず、良いのか悪いのかでは無く、指導者、保護者、選手に分けて考える事が絶対に必要だと考えます。指導者、保護者はほぼ同じ考え方で良いと思います。
指導者=勝利至上主義の割合が100%ではダメであって、勝利を求める事が悪いわけではない。

指導者の役割から考える

◾️指導者の役割
1.高いレベルの選手の育成(意識も含め)
2.競技を通しての人間教育(指導者も含め)
3.競技を好きになってもらい、その競技に長く関わってもらいたい。(競技全体のレベルアップに繋がる)
以上が指導者にとってとても大切な事と考えます。
ここで、勝利至上主義を当てはめてみます。

1.高いレベルの選手の育成
 競争意識を植え付け、選手を成長させる事は必要ですが、『今』だけをみるのは危険。選手はいつ、どこで成長するか分からないので、選手がこの先どうなって行くのか、イメージしながら指導する事が重要。指導者が考えないと行けないのは、目の前の試合を勝ちに行く術を教え、実行すると同時に、選手を競争させ高いレベル(意識)に導く事。

2.競技を通しての人間教育
 競技のレベル関係なく、スポーツマンシップや、リスペクト、礼儀など、スポーツを通して学べる事は多くあります。そこで、自分自身も成長出来た経験を選手に伝える義務があると考る事。それと同時に指導者も人生の学びの最中である事を忘れずに、指導者自身も選手と共に人として成長する事が求められます。

3.競技を好きになってもらい、その競技に長く関わってもらいたい。
 これは指導者が1番大切にしないといけないと思います。好きで始めたスポーツを嫌いにさせる指導者になってはダメだし、長く関わる事でスポーツを通して出来た仲間や、関係が人生に大きく影響を与えると考えるからです。大きな話をすると、その競技そのものが好きになると競技人口は増え、日本全体の競技レベルアップにも繋がります。

これが自分が考える、指導者が勝利至上主義になっては行けない理由となります。
※厳しい指導がダメとは言ってません。

では、選手(こども達)はどうでしょうか。
プレイヤーである選手達は...

『大いに勝利至上主義で結構』

・試合に勝つ為、勝ちたいから考える
・試合に勝つ為に努力する
・ライバルに勝ち、上のステージでプレーする為に努力する
・プロサッカー選手になる為に、ライバルに勝ちレギュラーを目指す
など、理由はどうであれ選手自身は勝利至上主義で良いと思います。
大切なのは、勝利していく為に、自分自身の成長と必要な事と、1人ではプレーできない事、勝利して行く為に人間的成長と人間力が必要な事、努力が必要な事を指導者が教えていく事です。
選手自身は目の前の試合に全力で取り組み、がむしゃらに勝利を目指してほしい。それが必ず選手の成長に繋がるから。そこで、指導者は、こういう考えで取り組むと貴方はもっと成長するよ。とアドバイスを送る事が必要となります。

まとめ

勝利至上主義は指導者、選手で比率が変わるという事。プロの世界でも同じく、監督がチームを勝たせたいなら、選手を成長させるしかありません。
選手は目の前の勝負に拘ることで成長を得られます。勝利至上主義が良いとか悪いではなく、我々大人の役割をしっかりと理解し、プレイヤーに良い環境を作っていく事がもっとも重要だと思います。
まだまだ指導者として学ぶ事が多いですが、選手と共に成長していけるよう頑張ります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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