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医療系の専門学校へと進むあたって注意していただきたいところがあります

この話を語るか語るまいかはすごーく迷いました。それでも、この経験は後の人にも知っておいてもらいたいことだと判断したので公開することにしました。

私は過去に医療系の道に携わるための専門学校へと通っていました。

なぜ医療系の職に就きたいと思ったのか

もともと、吃音を持っていた身として、言語聴覚士になろうと思っていたのですね。
当時、吃音への解決法というものを自分や身の回りの人は誰一人として知らなかったので、吃音を取り扱う言語聴覚士というものを目指して自分に解決法を与えようとしたことがきっかけだったのです。解決法を知って自分の問題を解消できたのであれば、同じように困っている人にも手を差し伸べられると考えたからですね。だから、言語聴覚士のいる病院に行こうととか考えずに、自分が解決先の1つになれればと思ったわけです。

吃音とは、相手と話すコミュニケーションを苦手にする症状があります。話す行動に失敗し続けることで、話すことを回避しようとするのです。ただ、現実問題としてそれをやってしまうと引きこもりになるなど、何らかコミュニケーション障害を抱えてしまうという最大のデメリットが待っているのです。二次症状も出ますし、吃音の解消はマストとなります。
とはいえ、吃音の完治時期を逃した症状の完治は現状不可です。そのため、症状の改善が必須となります。

話は戻り、この医療系の専門学校とはどんな場所であったのか、紹介をしていきたいと思います。

医療系の専門学校とはどんな場所であったのか

この専門学校とは、言語聴覚士の養成校です。
しかし、表面化された情報とされていない情報というものがあります。

表面化された情報

これは当たり前ではあるのですが、どのような職業であるのか、という簡単な概要があります。さらに、何年生のときには、どのようなカリキュラムを積むことができるのか、という情報があります。

あとは様々、学校にとってプラスになる情報は学校のHPに載っています。

ここで一番重視していただきたい点があり、国家試験合格率就職率という情報です。この2点のパーセンテージは高くて当然なのです。
何度か、模擬試験を受けさせて一定の合格率に達しなかった場合、切り捨てる選択肢をとることで合格率を高めていくケースがあります。そして合格者が就職を決めるというのは人材不足の現在、当たり前のことなのですね。

それではここから表面化されていない情報の話に移ります。

表面化されていない情報

ずばり言ってしまうと退学者、休学者の人数ですね。
休学者は退学を考えている場合が多いです。私の知っている休学者はそのまま自衛隊に行ってしまいましたし、続けて勉強をするということはほぼあり得ません。なかには、精神を病んで、言語聴覚士になることを諦めてしまうケースも存在しますし、入学後3カ月以内に別の言語聴覚士養成校へ転校するという人もいました。

退学者と休学者は別モノであると捉えてもいいのですが、挑戦する道から外れてしまうという意味合いにおいては同じ扱いで良いと思います。

ここで調べるべきは、退学および休学をした人の割合です。情報がないのであれば、その学校への入学は諦めたほうが得策です。時間と学ぶための資金を無駄にする可能性が大きいです。

私の通っていた学校では、入学~卒業までに50%以上の人が退学・休学をしていました。ねえ、多すぎない?

なぜ、このようなことを知っているのかというと、人の減りが早いと思っていた時に退学率・休学率を知りたいと思ったわけなんですよね。それで、名簿とかって案外学内に剥き出しで置いてあるんですよね。簡単に調べられる状況下で気になったならやるしかないわけです。

計算方法は至ってシンプル。

中途入学者はいないものと考えて、新規入学者に焦点をしぼります。

新規入学者30名としたときに、現在のクラス人数が18名とします。さらに、クラス人数には中途入学者が4名が含まれているものとします。

クラス人数から中途入学者の人数を引くと、純粋に新規で入ってきたひとは14名残っていることとなります。そうなれば、居なくなった人は16名ということがわかりますね。

入学時点の人数が30名のクラスで16名いなくなったので、退学および休学者の割合は約53%であることがわかります。自分のいた学校でのクラスの人数ではありませんが、似たような状況です。

分野問わず専門学校の中退率の平均は13.7%(文部科学省より)とされています。純粋な中途退学者の割合なために、上で出した53%と比較はできません。比較はできませんが、休学者を抜きに考えても明らかに多いということだけはわかります。
このあたりの情報はしっかりかき集めるべきでした。

辞める人、辞めざるを得ない人が多い中、教師は何をしていたのか、という話も近々していこうと思います。



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