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【皆で備えよう!熱中症対策ガイド】第8回 屋外でできる熱中症対策

いよいよ夏休みシーズンがはじまりますね!
海や山、レジャー施設などへ出かける方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな時こそ気をつけたい、屋外での熱中症対策についてご紹介します。


出かける前の確認ポイント

外に出る前に以下4つのポイントを確認するようにしましょう。
また、体調がすぐれない時は絶対に無理をしないでください。
暑い日はエアコンが効いた涼しい場所で過ごすなど、ご自身と周囲の人の身を守る行動をとりましょう

出かける前の確認ポイント
確認1、屋外の気温と湿度を確認しましょう。高気温・高湿度の環境では体の熱をうまく外に逃がしづらく熱中症のリスクが高まります。
確認2、熱中症警戒アラートが出ていないか確認しましょう。アラートが発表された日は、危険な暑さに備え、いつも以上に積極的に熱中症対策を行う必要があります。
確認3、通気性のよい涼しい衣服を選びましょう。汗を吸う「吸水性」と、吸った汗をすばやく乾かす「速乾性」に優れた、綿や麻、ポリエステル素材がおすすめです。
確認4、持ち歩く冷却グッズを準備しましょう。直射日光を避けるサングラスや、携帯扇風機、瞬間冷却パックなども外出時にあると便利です。

屋外でできる対策ポイント

以下4つの対策を行うようにしましょう。
屋外で過ごしていると自分では気づかないうちに熱中症にかかっていることもあります。
定期的に水分補給をしたり、周囲の人と声を掛合うなどして意識的に対策をするようにしましょう。

屋外でできる対策ポイント
対策1、日傘や帽子を着用しましょう。直射日光を遮り、体温が急激に上昇することを防ぎます。
対策2、日陰を利用し、こまめに休憩を取りましょう。体温が上昇すると体は汗をかいて熱を下げようとしますが、高温多湿の環境では汗が蒸発しにくく体温調整がうまくできません。日陰で休憩することで汗を効率よく蒸発し、体温を下げることができます。
対策3、こまめに水分・塩分補給をしましょう。汗をかいて失った水分と塩分(電解質)を補給して脱水症状を防ぎます。また、水分・塩分は一度に大量に摂取するのではなく、こまめに少量ずつ補給するようにしましょう。
対策4、体を冷やしましょう。保冷剤や氷、冷たいタオルで首や脇の下、太ももの付け根など太い血管が流れている場所を冷やすと、効果的に体内を冷やすことができます。また、濡れたタオルや霧吹き等で体を濡らしてからうちわや扇子であおぐと、気化熱(液体が気体になる際に周囲から吸収する熱のこと)を利用して体を冷やすことができます。
氷やタオルで血管を冷やす。体を濡らしてからあおぐ。冷やすポイント、太い血管のある場所。

参照サイト:
環境省「熱中症予防情報サイト」
厚生労働省「熱中症予防のための情報・資料サイト」
日本気象協会「熱中症ゼロへ」


7月18日には、関東甲信・東海地域でも梅雨明けが発表されました。
週末以降は一段と気温が上昇し、体温を超える暑さが長続きする所もあると予想されています。
熱中症を防ぐためには無理をしないことが重要です!

次回は熱中症にかかってしまった際の応急処置について紹介します。
いざという時の備えとして、ぜひご覧ください!