のり男

現在はカナダ在住。一児の母。現在就活中で以前はフランス、南米フランス領ギアナ、南アフリ…

のり男

現在はカナダ在住。一児の母。現在就活中で以前はフランス、南米フランス領ギアナ、南アフリカ、カンボジア、アメリカ、オーストラリアに住んでいました。これから国際結婚や海外生活をされる方の役に立てれば幸いです。

最近の記事

【#22】母親モード vs. 女性モード:ママ友グループでの発見🇨🇦

これは少し前の話なのだが、息子の通っている学校でママ友同士の会話に加わった結果、いつの間にかWhatsApp(日本のLINEのようなアプリ)のグループに勝手に招待されメンバーになってしまった。たぶん、息子のクラスの人数が全体で15人なので、そのうちの12人ほどの保護者(特にママたち)がこのグループに加えられたのだと思う。 たぶん、ことの発端はGeorgeのバースデーパーティーに遡ると思う。彼はクラス全員をボーリング場に招待したらしい。担任の先生も誘ったが、さすがに断られたよ

    • 【#21】子どもの中のヒエラルキー

      小さな子ども(6歳以下)を育てている夫婦から子育ての方法についてよく尋ねられるが、正直なところ、答えに困る。子どもはそれぞれ個性が違うので、一概には言えないのだ。 ただ一つだけ、いろんな親(国籍問わず)を見ていて思うことがある。それは父親が怒った時の怖さが大事ということだ。これがとても効果的に思える。特に男の子には効果が絶大で、しっかりと言うことを聞くようになる気がする。 さすが動物、ヒエラルキーを重んじる本能が働くのだろう。腕力で勝てないと分かると、しっかり従うものだ。

      • 【#20】男性の好みの話し

        誰の特にもならない話しで恐縮だが、私は昔から外国人の掘りの深い顔が好きだった。特に中東系のヒゲと浅黒い肌の感じが私の好みのドンピシャで、結婚するなら中東系の顔立ちをした人だろうと期待していた。しかし、その夢は結局叶わなかった。文化的な背景や思想がどうしても合わなかったのが、一番の理由だと思う。 アメリカに留学していた際に、インド人(中東ではないがイスラム教徒)のイケメンと付き合ったことがある。彼は他の誰よりも頭が良く、特に数学がずば抜けて得意だった。同じプログラミングの授業

        • 【#19】カナダ vs. フランス:子育ての現実と悩み

          教育の質とは何だろうか?なぜカナダの教育水準が高いと言われているのか、正直分からない。フランスや日本と比べても学ぶペースがかなり遅い気がする。例えば、小学一年生で足し算や引き算ができない子どもが多く、読み書きもかなり遅れているように思える。 現状、息子は英語を母国語とする生徒が多い学校に通っており、英語の授業以外はフランス語で行われている。しかし、担任の先生はモロッコ出身で、フランス語を母国語とせずアラビア語で育ったとのことだった。ある日、フランス人の夫と三者面談に行った際

        【#22】母親モード vs. 女性モード:ママ友グループでの発見🇨🇦

          【#18】海外でいきなり日本代表になる件

          海外に住んでいると、「日本ではどうなのか?」とよく質問される。もちろん、彼らが興味を持って聞いてくれるので、私も楽しんで答えている。ただ、質問によっては「それ、どこで聞いた話なのか?」と思わずツッコミたくなることもある。 日本とひとくくりに言っても、北は北海道から南は沖縄までと広いので、「日本は暑いのか寒いのか?」なんて非常にアバウトな質問をされると困ってしまう。私の中では、日本と中国の違いがわからない人には適当に答えるようにしているが、それ以外の人には誠意を持って質問に答

          【#18】海外でいきなり日本代表になる件

          【#17】フランス流スポンジ活用法

          スポンジはどのように使うものか?食器を洗ったり、お風呂を掃除したりと様々な用途があるが、フランス人のスポンジの使い方は驚異的だ。 先月、フランス人である義理の両親とスペインへ旅行に行った時のことだった。台所のシンクにはスポンジが一つだけ置いてあった。そのスポンジを見て、私は迷いもなく、それは食洗機に入らない大きなお皿を洗うためか、シンクを洗うためのものだと思っていた。私の育った環境である日本では、シンクを洗うスポンジと食器を洗うスポンジは分けるのが当たり前だった。 それは

          【#17】フランス流スポンジ活用法

          【#16】国際結婚のリアル

          久しぶりに夫の実家に戻り、昔の友人たちといろんな話をしていると、国際結婚の悲惨な話が次々と出てきた。例えば、私の友人の友人(南アフリカ人)とその夫(フランス人)の話。 南アフリカで出会った二人は恋に落ち、結婚した。出会った時、彼女はシングルマザーで男の子が一人いた。夫の転勤でフランスに移り、新しい生活をスタートさせた。二人の間に子どもも生まれ、とても幸せな生活を送っているように見えた。私も実は彼女と一緒に女子会と称したお茶会で何度か顔を合わせたことがある。彼女はとても自然な

          【#16】国際結婚のリアル

          【#15】おフランスでの作法(Bise編)

          フランス人夫と一緒になって7年以上が経つが、まだ慣れないことがある。それは「ビズ(Bise)」という頬と頬を合わせて挨拶する習慣だ。初対面の人でも、女性の場合はビズをすることが多い。地域によって異なるようだが、通常は言葉で挨拶を交わし、自分の名前を言う時に、相手の左頬に自分の右頬をつけ、次に反対側の頬をつける(計2回ビズ)。地域によっては、3回ビズをするところもあるようだ。ちなみに、頬をつける際に、口でキスをしたような音を立てる。家族や親しい人との挨拶では、濃厚なハグをしてか

          【#15】おフランスでの作法(Bise編)

          【#14】お弁当から見るお国事情

          カナダの息子が通っている学校では、ほとんどの子どもがお弁当を家から持参している。学校のイベントに付き添った際、他の子どもたちのランチを失礼ながら覗いてみた。ある子はパンにピザソースだけ、別の子は甘いヨーグルトが2個、きゅうり丸ごと、クラッカーとサラミ、またある子は味がついていなさそうなパスタとお菓子など、「これがランチなの?」と思わず疑問に感じるようなものを食べていた。 息子は、保温性が抜群で工事現場のおっさんが使うようなお弁当箱を持っていく。私は外見よりも中身を重視して栄

          【#14】お弁当から見るお国事情

          【#13】お墓のお話し

          私は火葬を希望していて、夫は土葬を望んでいる。国際結婚の場合、お互いが亡くなった後にどのように扱ってほしいかについても話し合っておく必要がある。そもそもお墓は誰のために建てるのだろうか? ちなみに私は日本人で、夫はフランス人だ。現在カナダに住んでいるが、突然不運な事故などで死んだ場合の遺体の行方について考えている。日本に遺体を搬送するには数百万円かかるため、経済的負担が大きくなる。したがって、カナダで火葬にするべきか?まだ定住先を決めていない状態で、フランスには家があるもの

          【#13】お墓のお話し

          【#12】ご近所さん付き合い🇨🇦

          私たちは2年前にカナダに引っ越してきて、右も左も分からない状態で、息子にとって最適な場所を必死に探した。そして、いろいろな条件を満たしてくれる場所として、ここに決めた。まず第一に治安が良いこと、次に学校の選択肢が豊富であること。そして夫の希望で、歩いて行ける距離に美味しいパン屋があること。そして、公園がたくさんあること。これらの条件をすべて満たしているのが、この場所だった。 最初に引っ越してきた時は、正直言ってご近所さんがあまりフレンドリーではなかった。今でもそう感じるが。

          【#12】ご近所さん付き合い🇨🇦

          【#11】息子のファーストキス

          今どきの子どもたちはいろんな意味で成長が早いと思ってはいたけれどまさか息子が6歳でファーストキスを経験するとは。母親としては心穏やかではいられない。 息子と一緒にお風呂に入っていた時(これについては賛否両論があるので、いつか書きたい)、息子が急に恥ずかしそうに「⚪︎⚪︎ちゃんと結婚したい!」と言ってきた。私は「いいんじゃない?好きなら。どこが好きなの?」なんて軽く何も考えず返事をすると、実は数日前に彼女と教室の隅でキスをしたと打ち明けてきた。「え?え?えぇ?今、何て言ったの

          【#11】息子のファーストキス

          【#10】🇨🇦カナダ(モントリオール)の就活事情🇨🇦

          リクルーターからの連絡手段は実にバラエティに富んでいて、突然の電話、ショートメッセージ、そしてメール。どれもドキドキさせるが、そのほとんどがインド訛りの英語だ。私がゆる~く仕事探しを始めた時からずっとこんな調子だ。 私がIT系(データエンジニア)の仕事を探していると、リクルーターからの連絡はまるでパターン化されたルーチンのよう。カナダのIT系会社のリクルーターは、なぜかインド人が多い。ところが、一つ気になるのが、彼らがITの知識をほとんど持っていないことだ。質問内容はいつも

          【#10】🇨🇦カナダ(モントリオール)の就活事情🇨🇦

          【#9】笑えない話し【カナダ編🇨🇦】

          夫の部下であるモロッコ人の家族には、7歳と4歳の息子がいる。数ヶ月前にモロッコからカナダに引っ越してきたが、二人とも言語に問題なく、驚くほどスムーズに学校に馴染んでいるらしい。しかし、何の予告もなく事件が起きた。上の男の子が冗談半分で言ったのかどうかは謎だが、担任の先生に「自分の両親は僕の面倒を見てくれていない!」と訴えたのだ。親の心、子知らずとはまさにこのことかもしれない。 そこで担任の先生は、両親に話すのではなく、すぐに日本でいう児童相談所のようなところに直接連絡をした

          【#9】笑えない話し【カナダ編🇨🇦】

          【#8】世界の物乞い事情

          多くの国に住んだ経験から、物乞いの人々に出会う機会があり、国ごとにその特徴が異なるように感じた。 【カナダ🇨🇦編】 都市部やチャイナタウンなどでよく見かけるのだが、中でも車の中で信号を待っている時に、大きなプラスチックカップを持って一人一人にコインを求めてくる人がいる。中にはパフォーマンスをしてお金をもらおうとする人や、しきりに話しかけてくる人もいる。正直なところ、物乞いとは思えないほどフレンドリーに話しかけてくることがある。公園でも普通に見かけるので、一緒にBBQをしたり

          【#8】世界の物乞い事情

          【#7】子どもの誕生日会で思うこと【カナダ・フランス編】

          私はこれまでカナダとフランスで子育てを経験してきたが、それぞれの国の子どもの誕生日会の違いが気になった。壮大なのがカナダ🇨🇦、質素なのがフランス🇫🇷だ。 まずカナダの場合、子どものためにアミューズメントパークやボーリング場の一部を貸し切って盛大に祝う。だいたい5人〜10人が参加するのだが、中にはクラス全員(15人以上)を呼ぶ強者もいて、誕生日会だけで軽く何千ドル単位の費用がかかる。 一方、フランスについては私の少ない経験からお話させてもらうと、お家に友人を招待して家族が食

          【#7】子どもの誕生日会で思うこと【カナダ・フランス編】