FFJE article5 フランスのファッション事情

画像1

パリはしばしば「ファッションの都」と形容され、
毎年豪華絢爛なファッションショーが開催されることで知られています。

今回はフランスのファッション事情を探るべく、
FFJEのフランスメンバーに3つの質問をしてみました。
※FFJEのメンバーの意見を抜粋しており、こちらに記載した内容は必ずしもフランスでの一般論ではありません。

Q. なぜフランスは「ファッションの国」として世界を代表しているの?

フランスといえばファッション!という印象がありますが、なぜこのようなイメージを持たれるようになったのでしょうか?

A. 長い歴史の中で、ファッションと密接に関わってきたからかな。
特に20世紀には、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)やガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)、イヴ・サン・ローラン(Yves Saint Laurent)といった、今でもファッション業界に大きく影響を与えている人々が活躍したんだ。

A. 数多くのオートクチュールがパリで生まれ、大規模なファッションショーが催されるようになったからだと思う。
ショーによって最先端の流行が世界に発信されているよ。

(オートクチュールについてはFFJE article1で詳しく取り上げています。)

Q. 「ファッションの定義」とは?

「ファッション」という言葉は抽象的で、多くの意味を含みます。
果たして、フランスでは何を持って「ファッション」だとしているのでしょうか?

A. いろんなものがファッションと呼べるけれど、
特に僕にとっては「オーラを纏っているもの」を意味するかな。
一目見た時に心が動かされるものや、創造を重ねてきた歴史があるブランドがその例だよ。

A. 2つあると思っているよ。
一つはオートクチュールやファッションショーで扱われるような、
生地やアクセサリーの最先端の特徴。
そしてもう一つが、ヘアスタイル、服装、アクセサリーといった、大衆にとって人気な流行。これがハイクラスなアイコンの影響を受けて生まれるのだとしたら、結局は同じ定義と言えるのかもね。
でも、後者はだいぶ遅れて流行するから2つあると言えるのだと思うよ。

Q. フランスでのモードスタイルって何?

「フランス人は流行に流されず、シンプルでお洒落な格好をする」という印象を持っている人も多いのではないでしょうか?
『フランス人は10着しか服を持たない』という本も話題になりましたよね。
フランスには流行がないのでしょうか?

A. トレンドはあるよ。
国内の流行は、実際外国の影響を大きく受けていると思う。
フランスのブランドのほとんどはオートクチュールでとっても高いからね。でも、比較的安価な店には様々なテイストがあって人気があるよ。
日本ブランドは安くて高品質だと、フランスでもすごく評判が良い。

最後に

いかがでしたか?
メンバーへの聞き込みを通じて、フランスは独自のファッションを重んじつつも、海外のトレンドからも影響を受けているように感じました。
お洒落は時代、場所を問わず、自分を表現する絶好のツールであるのではないでしょうか?

さて、次回はフランスの働き方についての記事をお届けします!
À la semain prochaine!

担当:Shiori