【セミナーレポ】ふくおかスクラム vol.1 初回から80名規模の大会合に!

アジャイル開発チームのA氏です。
普段はスクラムマスターとしてFFGの開発にかかわっています。

さて今回は、「ふくおかスクラム」の初回イベントに参加してきましたので、セミナーレポートを掲載させてもらいます。

「ふくおかスクラム」は、同僚のまっちゃんが主催者になっていること、スクラムの世界で超有名人のOdd-e/江端さんがスピーカーを務めるということで、個人的にも待ちに待ったイベントでした。

【関連記事】

ふくおかスクラムとは?

福岡に本社、もしくは支社を持つ企業の有志メンバーで立ち上がったコミュニティです。

業種や職種を超えてスクラムを広め、交流したい!という理念のもと活動しているそうです。

ふくおかスクラムはスクラムをメインにロール(PO・SM・Developer )、業種(IT・飲食・卸しなど) を超えた交流を目指したイベントです。

~~~中略~~~

スクラムはソフトウェア開発だけのものではありません。 人事、営業、総務など、部署に関わらず活用できるだけでなく、企業の種別関係なく有効な手段です。 IT関係以外の方も歓迎しています。
福岡という小さな都市だからこそ、会社やロールを超えたコミュニティを創造していきましょう!!!

引用:ふくおかスクラム vol.1のイベント案内ページより


ふくおかスクラム vol.1 の概要

まずはレッドハット/山田さんによる技術の紹介と、FFG/松崎さんによるFFGが取り組むDevOpsやアジャイル開発の紹介がありました。

会場ではお酒やソフトドリンクが提供されており、私はビール片手に楽しみながら二人の話を聞いてました。(この後に苦行がやってくるとはつゆ知らず)

2人のコマが終わり、ここから本題の「スクラム概要ワークショップ」が行われました。

講師は江端 一将(エバッキー)さん

江端さんは スクラムの国際団体:Scrum Alliance® が認める Certified Scrum Trainer® を務めつつ、さらにはScrum Trainerを育成するTrainer Approval Community(TAC)のアジア地域のリーダーも務めています。

私たちのようなエンジニアにスクラムを教えつつ、スクラムのトレーナーに対する教育も行う、言わば「スクラムの先生の先生」です。

日本はもちろん、世界で見ても指折りのスクラムコーチが福岡にやってくるとあって、「ふくおかスクラムvol1」の当初参加枠25名に対して80名以上の申し込みが殺到し、主催者は会場調整に追われたそうです。

【江端さんの詳細プロフィール】

江端さん講義のお題:PJで発生する課題トップ10

江端さんの講義はグループワーク形式で行われました。

お題は「プロジェクトで発生する課題トップ10」をチームでまとめること。

参加者にエンジニアが多かったせいか、課題にあがるのはエンジニア目線の論点ばかり。

その状況を見かねて、江端さんから「誰の目線で課題と言っているのか」、「プロジェクトの目的は1つに限らない」と厳しい指摘が続きます。

指摘を受ける都度チームは頭を抱え、悩み、やりなおし、頭に汗をかきながら議論を続けます。

さっきまでほろ酔い気分だった私も、酔いが吹っ飛んでグループワークに必死でした。

ワーク中に巻き起こる様々なイベント

「プロジェクトの課題トップ10」のワークが大変なのに、江端さんは様々なイベントを突っ込むことで参加者を痛めつけます。

グループをシャッフルしてみたり、指示・命令型タスクの非効率さを証明する寸劇を行ったり、全員参加型の伝言ゲームをやってみたり。

常にいろんな刺激で参加者の脳ミソと心をゆさぶります。

【「命令通りにしか歩かない人」というシュールな寸劇が数分間も続く】

それはそれで楽しいのですが、ますます「プロジェクトの課題トップ10」の進行が苦しくなっていき・・・気が付いたらタイムアップ!

私が所属していたグループはほとんど意見がまとまらずでした。(トホホ・・・)


今回のイベントで学んだこと

今回のイベントでは大きく以下の3つのことが学べました。

●指示・命令型でタスクを進めることは非効率を生む
●プロジェクト等、業務上起きている問題を表面的に捉えては解決せず、組織構造まで踏み込む必要がある
●当初の「課題トップ10」というお題はどうでもよく、チームでいろんな視点に立って考えることがお題だった(笑)


最後は楽しく懇親会

江端さんの講義の後は、全員で楽しく懇親会。

無料イベントにも関わらず、素敵なケータリング料理も振る舞われました。

お酒に美味しい料理もあって、初対面ばかりの参加者同士にも関わらず会話は弾んでいました。

【集合写真でハイチーズ】


主催者:松崎さんから一言

vol.1 にご参加いただきありがとうございました。
初めてのイベントということでトラブルにご不便など、様々ご迷惑おかけしたと思いますが、あたたかく見守っていただけると助かります。

かたいな・・・。

参加者からはあたたかいフィードバックメッセージの数々が届いてます。


次回のふくおかスクラム vol.2は?

詳細未定のようですが、vol.2も第一回に負けないくらい素敵な企画が練られているようです。

期待して待ってます!