銀行の営業から社内エンジニアになった話
こんにちは、アジャイルチームのやまちゃんです!
銀行の営業店で働いていた私が、どのように社内のエンジニアへとキャリアチェンジしたか話していきます。
銀行員からのキャリアチェンジ
少し私の自己紹介をさせて頂くと、新卒で福岡銀行へ入行後、営業店にて預金業務(店頭窓口)、ローン、資産運用などの業務を1年半ほど担当しておりました。
ふくおかフィナンシャルグループにはキャリアチャレンジという、自身のキャリアデザインや成長のため、興味を抱いた他部署へ挑戦できる社内公募の制度があります。
私もこの制度を使って、現在のビジネス開発部にエンジニアとして異動しました。
専門的研修への参加と環境の変化
ビジネス開発部へ異動後、昨年の10月よりJavaをメインに学ぶ専門的な研修が始まり、ITに関する基礎知識、システム開発に必要な最低限のスキルを学んでいきました。
銀行と言えば
を主として研修が行われていました。
ただ、このような新たに始まった専門研修に参加させて頂けたことは大変有難いですし、とても恵まれていると思います。
そして研修が終わり、今年の3月よりアジャイルチームにエンジニア (研修の身)として配属され、直後に私服での通勤が解禁、在宅勤務になったりと従来の銀行の働き方とは大きく異なる環境で働き始め、 価値観や文化の変化 を感じていました。
ちなみに、銀行で在宅勤務が開始された時の様子は、こちらのnoteにまとめています。
業務紹介
前置きが長くなりましたがここからは実際に開発した、出欠管理システム(行内で開催される研修に用いる)のご紹介をしたいと思います。
まず、現状の出欠管理業務において解決すべき課題がありました。
1. 紙による出欠管理
2. 出欠結果を集約する際の人的コスト(複数の開催場所が存在する為)
の上記2つです。
現状の業務全てを電子化することで上記の課題を解消し、業務担当者はパソコンで操作、研修参加者はタブレットで操作する方向性で開発を進めていきました。
簡単に開発チームメンバーを紹介させて頂くと、
テックリード、開発メンバー4人(内3人が私と同じ研修エンジニア)という構成でした。
開発着手後は毎週のバックログリファインメント、隔週のレビュー会を行うような部分的にアジャイルの手法を取り込み開発に着手。
※PO:プロダクトオーナーの略。プロダクトに対しての意思決定を持つ
※バックログリファインメント:詳細の追加、見積り、並び替えをする
※レビュー会:開発中のプロダクトに不満や問題がないか確認してもらう
インセプションデッキとはなんぞやって方は、こちらのnoteにまとめています。
しかし、開発にあたってチーム開発を行うのも初めてで、
テストって何?
どうやって書くの?
といったスタートで何を行うにも時間が掛かったり、実装内容にミスがあったり(確認しろ)、仕様変更による影響範囲を把握出来ていなかったり、POやメンバーとの情報の共有、リファインメントの進め方が不慣れなど・・・・・。
上げたらキリが無さそう程の失敗や改善点はありましたが、
そんな中でもテックリードよりコードレビューやアドバイスをして頂いたり、他の開発メンバーへも相談や情報の共有をしながら、開発を進めることが出来ました。本当に感謝しております!!
概要
実際に出来上がったシステムを使用した業務改善後のフローとしては以下
1. csv形式の研修情報や参加者情報が入ったデータを研修開催前に取り込む
2. 研修開催日当日にiPadで参加者に出欠を入力してもらう
3. 研修開催日後に、業務担当者が調整したデータを出力し終了
といった流れになっております。
今後の展望
先ほど紹介したプロダクトはまだ、実際に稼働していないためユーザーの意見を聞けていません。
今後は実際にユーザーに使ってもらいながら改善点を見つけ修正していき、更により良いモノへと改善していきたいと思っているところです。
また、個人的には開発を行う上での足りない知識やスキルが多いなと痛感したので、これからも勉強しながらスキルアップに励んでいきたいと思ってます!!
エンジニアって、日々学びが多くて大変だなあ・・と思いつつ、0から価値あるモノを生み出すことができるのは新鮮で楽しいですね!!