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私、失敗したくないので

はじめまして

こんにちは。
FFG、DX推進本部、内製開発グループ、SRE担当の坂井と申します。
入社して3か月ほどの新人です。前職は5年ほどインフラエンジニアとして運用監視や設計構築を担当していました。
現在はインフラ周りの整備だけに限らず、業務効率化のためのツール作成も行っています。
詳しくは下記をご覧ください。
https://www.fukuoka-fg.com/recruit_career/requirements/1002/

今回の記事で書きたいこと

突然ですが、社会人になると「失敗を恐れずに挑戦しよう!」って言葉をよく耳にしませんか?
でもそうは言っても「嫌だよ!失敗したくないよ!」って思いませんか?

例えば私にはよく行くラーメン屋があります。でも特段好きというわけではありません。むしろ脂っこくて、そのときのコンディション次第では嫌いです。
じゃあなんでよく行くのでしょうか?
新しいお店に行って、自分の好みに合わなかったら怖いからです。だから、無難にいつものところへ通っています。

どの世界でもそういうことありますよね。本当は新しいことをやりたいけど、それにかかるコストがよくわからなくて結局とん挫するとか。
現状にある程度の満足があるからこそ、そういう決断をするのだから、ある意味で幸せなことだとは思います。

ただ、挑戦しないと大きな成長が見込めないことがあるのも事実です。
エンジニアの世界でもそうです。目まぐるしい技術の変化をキャッチアップしなければ、あっという間に取り残されてしまいます。

そんなことを痛感させられる出来事が直近でありました。今回の記事ではその出来事を通して感じたことを書いてみます。

エンジニアにとっての特級〇物

まず前提として、弊社では一部システムについてはAWSを用いて環境を構築しております。
AWSでは日々新たなカイゼンが行われており、いろいろな機能追加が繰り返されています。
画面が突然変わってしまい、いつも行っている操作がスムーズにできず、戸惑ってしまうこともよくあります。

そしてとある日の業務中に、その出来事は起きました。
本番リリース作業中に、ECSのタスク数(サーバーの台数)を画面から変更しようとしたところ、見たことのないエラー表示がされたのです。
これは通常行っている作業であり、検証も行っておりました。にも関わらず、エラーが発生し、エラーログには手がかりが見当たらない状況でした。

結局その日のリリース作業は中止となってしまいました。
サポートに問い合わせてみたところ、バグが原因であったことが判明し、数日ほどで改修されていました。

バグが教えてくれたこと

そんなドタバタな出来事から、AWSのような大規模なITリソースサービスであっても、日々バグと戦いながらカイゼンを繰り返しているのだと感じました。
カイゼン=挑戦、バグ=失敗、とそれぞれを捉えることができます。

しかし、AWSが「失敗を恐れていない」とは思えません。
些細なバグであっても、AWSの規模ではその影響は計り知れないものになり得ます。そして、その事実をAWSは痛感していると思います。
我々のようにリリースが中止になる事態や、顧客に影響を及ぼす可能性があることは容易に想像できます。
ものすごく失敗を恐れて、ものすごく慎重に挑戦している、だけどそれでも失敗してしまうのでしょう。

話を戻すと、「失敗を恐れずに挑戦しよう!」ではなく、「失敗をちゃんと恐れて挑戦しよう!」という精神こそが必要なのだろうと考えています。
そして、万が一失敗したときのことも想定し、回復可能な環境を整えておくことも重要です。

FFGについて

とある出来事を通して私が感じたことを書いてみました。
せっかくなのでFFGの雰囲気についても少し書いてみます。

私は現在SRE担当のエンジニアとして、様々な技術に触れる機会を得ています。
Docker関連の経験がほとんどありませんでしたが、最近ではDocker関連のツール作成に取り組んでいます。
これは小さなことかもしれませんが、自分なりの挑戦ができていると感じています。

私はとても臆病な性格です。昔から失敗することがものすごく怖いです。でも業務に関しては挑戦ができています。
こんな性格なのに、なぜ挑戦できるのでしょうか?

その理由はシンプルです。「何かあっても周りの先輩方が助けてくれる」という安心感があるからです。
実際、この3か月で既にいくつか失敗をしていますが、全部助けてもらっています。
そんな環境で業務しているので、おそらく明日からの私も挑戦を続けられていると確信しております。

そして、いつかきっと新しいラーメンを食べられる日もやってくることでしょう。

最後に

FFGでは引き続き仲間を募集しています。
詳しくはこちらの採用サイトをご覧ください。
https://www.fukuoka-fg.com/recruit_career/digital

少しでもご興味のある方は、お気軽にご応募ください。