飽きっぽい方ですか?飽きっぽくない方ですか?
今朝は風が強くて冷たくて、秋を感じました。
急に冷えたりすると私は体内の調整がすごく難しくて、あまりこの時期は得意ではないのですが、でも葉っぱが色づいていくのを見るのが好きです。
桜の時期は急に街がピンクに色めき立ち、秋は一気に黄色や赤になって世界が変化していくとき、この国に生まれてよかったなと感じます。
これからどうなるかわからないですが、四季のある国に暮らすのは変化があって興があります。大変ですが。
というわけで、飽きについて。
飽きっぽいですか?飽きっぽくないですか?
私は実はものすごく飽きっぽいです。
ずっと同じことを続けられない。変化は得意ではないわりにすぐに飽きてしまいます。
だから作業者としてはかなりダメな部類に入ります。
レジ打ちとか淡々とマニュアルに沿って作業をしなくてはいけないものは、もっとこうしたらいいのに!と変えたくなってイライラするか、別のことを考えてぼーっと過ごしてしまうことが多いです。
わかりやすく言えば、ダメなバイトの子を想像してください(笑)
そして私によく似た部分がある飽きっぽい息子も、何かをやりかけてそのまま忘れてどこかに出かけてしまうので、二人だけだと家がカオスになります。
読みかけの本や、おもちゃやノートが散乱していく…
飽きっぽい自分は好きですか?
飽きっぽい自分を以前はあまり好きではありませんでした。
まぁあまり褒められたものではないですよね。
自分の中であまり好きじゃない部分の一つですが、それも好奇心の強さの裏返しとも言えるし、一周まわって飽きっぽくて良いかと思うようになりました。
年をとるとだんだん自分のことを受け入れられるようになって、それは私を自由にしてくれるように感じています。
人からはコツコツ頑張るタイプだと思われているような気がしますが、実際は飽きては投げ出し、また思い出しては取り組むことが単に人よりは多いだけかもしれません。
永遠に続く三日坊主を繰り返すというか。
エネルギー的には無駄が多いなと思いますが、飽きては思い出してやる、それが私の継続率を上げるためのパターンなのかと思います。
というのも自分が飽きているのに無理に続けようとすると、あまり良いことはないなと経験上わかっていまして。
無理をすると続かない。しんどさが出てきてしまう。
良い結果に繋がらない。
ここを割り切って逆転の発想で飽きを利用する、手を変え品を変えやることを変える、時間帯を変える、自分を飽きさせない工夫を今は大事にしている感じでしょうか。
このうまいこと飽きさせないようにすることを自分自身で楽しめると、継続率はぐぐっと上がるような気がします。
飽きっぽいからこそ、一人でがんばらない方が上手くいく
飽きっぽいわりに何で20年近く同じ会社で仕事ができたんだろう?と考えると、大まかに分けて最初の9年は仕事自体にはあまり興味がなく(その当時それ以外に私にとって大事なことがあった)、後半11年は担当するプロジェクトベースで仕事をしてきたのは大きかったかなと思います。
そしてそれ以上に大切だな、と思うのが、一緒に取り組む仲間の存在。
人と人との関係性ってわずらわしさももちろんありますが、それ以上に良い刺激をくれ、今の自分のものの見方が絶対ではないことを知らせてくれるものだと思うようになりました。
自分の成長のヒントや今後の方向性を示してくれるもの。
今年の夏から資産形成の勉強を、そして今月から英語の勉強をそれぞれ再チャレンジしていますが、そこまでやる気が出ないこの二大テーマともう一度向き合ってみようと思えたのは一人でやらないで済むことになったから、というのは大きいと思います。
資産運用についても、英語についても先を行っている信頼できる相談相手がいること(本当にいつもお付き合いいただきありがとうございます!)、わたしもやりたいんですー!と言って一緒に学んでくれる仲間がいること、この存在が本当に大きくて。
今組織に属していないからかもしれませんが、余計にコミュニティや仲間がいることのありがたさを感じています。
良い出会いに感謝です。
飽きていても立場が変わることで取り組み方が変わることがある
自分でやること自体は飽きていても、自分の知識や経験が誰かの役に立つのであれば続けたい!そんな風に思っていたのが、今年6月までのマネージャーとしての仕事でした。
そう、ビジネスの分析自体は私の伸びしろが少なくて飽きていたんです。
新しいビジネスモデルを考えるのは好きだったんですが。
でも自分がやってきたことを誰かに伝えることで、人の成長を支援したり、その人の強みを見ながら輝いていくのを見ることは大好きでした。
マネージャーとして長くはやれなかったけれど、人財育成や教育は興味がある分野だったこともあり、部下にも(一部を除けば)恵まれ面白い経験をしたなと思います。
自分ができることはすぐ興味を失うのですが、誰かの役に立つことはもっとしたくなる。
今私に何か人に提供できることはあるんだろうか?そんなことを考えることがあります。
『させていただく幸せ』みたいなものは昔はまったくわからなかったのですが、自分ができるようになることよりも、もっと深い喜びがこの世にあることを知ってから人を応援する仕事というのは本当に素晴らしいと思うようになりました。
それが自分が好きで得意なことなら、こんなに嬉しいことはないですよね。
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今日は飽きについて考えてみました。
というのも、最近またのんびりすることに少し飽きてきたから(笑)
何か始めたいな~と思う気持ちを、今はゆっくり育てていこうと思います。
読んでくださって、ありがとうございます。
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