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夏バテと私

最近体調が優れない。

顔のむくみと立ちくらみ。
お腹は空くけど食欲はないという感じ。

少し歩くだけでくらくらして座りたくなる。

先週末に夜更かしをしたのがまだ体に響いているのだろうか。

4月に学校が始まってから2か月間自炊をしている。
アーユルベーダの治療のこともあり、肉、魚、油もの、小麦粉の摂取は
控えめにしている。
というより外食をするとき以外はほとんど食べていない。

この食生活が悪かったのかな、、?と少し不安になった。
しかし最近になるまではむしろ体調がよく、肌の調子も
便通もよかったため違うような気もする。

そこで以前少しはまっていた食養生の本をkindleで借りて読んでみた。

かんたん食養生「気血(きけつ)ごはん」の1週間で体をラクにする/国際中医薬膳師・瀬戸佳子さん (tennenseikatsu.jp)

私が読んだのはこれと同じシリーズの、さらに季節限定の不調にフォーカスを当てたこちらである。

『季節の不調が必ずラク~になる本 花粉症 夏バテ カゼ [Kindle]』(瀬戸佳子)の感想(1レビュー) - ブクログ (booklog.jp)


本によると梅雨にはいる前から長いときは10月までは夏バテ期間。

とくに梅雨の今の時期は外がじめじめとしていることで、体内もじめじめと多湿状態になりむくみやすかったり、胃腸の不調が起きやすいとのこと。

よかった!
私だけじゃなかった、、(涙)
自分だけが悩んでいるわけではないとわかるだけで少し安心する。

こちらの本にはそれぞれの症状の説明と普段から取り入れられる
簡単な対策や予防策が書かれているので非常にありがたい。

よく薬膳や食養生の本を読んでいるとたくさんのスパイスや
中国原産の食材を使っていることが多い。

これらの食材は確かにスーパーなどで手には入るのだが
一人暮らしの私には値段が高い。
また料理道具も食材も、常に最低限のものしかない状態で
作るのは非常に大変だ。

その点瀬戸さんの本は非常に優しい。
何が優しいかというと一人暮らしの忙しいOLでも取り入れることができる
手法がたくさん載っているのだ。
無論OLではない私もその恩恵を受けている。

紹介されていた方法として

1トマトなどの赤いものを食べる
 (生のトマトの場合は体を冷やすこともあるため
  加熱調理をしたものだとなおよい)

2梅干しを食べる
  (一日1粒くらいの勢いで)

3とうもろこしを食べる
 (コーン缶でもよい)

4スパイスを取り入れる
 (市販のカレー粉などパウダータイプは使いやすくて〇)

5そうめんを食べるときはそうめんだけではなく具も!

5アイスや砂糖を控える

6冷水やアイスコーヒーを控える

というものがある。

なんとわかりやすく実践しやすい!

熱いからと言って、体の熱を冷まそうと冷たいものを取りすぎると
実は体にはかなりの負担をかけることになるそう。

胃腸に冷えは天敵!
体の声を聴くのにもテクニックがいるのだと気づく。

とりあえずできることから試してみようと
スーパーに行ったところとうもろこしを発見!
一本150円。
安い!というほどではないが、買ってみた。

家の冷蔵庫にキャベツとカリフラワー、
蒸した豆があったことを思い出した。

とうもろこしを一本片手にアパートへ
なんだか畑から今さっき収穫したみたい
皮をむくと夏の香りがした
皮の中からひょいと黄色いつやつやとした実が顔をだす

実家からやってきた蒸篭
お手入れも簡単で、ただ入れて待てばいいだけという
怠惰な私にもってこいの優れものだ。
今日はこれで蒸していく

待つこと10分
蒸篭のふたを開けると湯気とともに、
美しい黄色が顔を出す。

同じ蒸篭で切ったキャベツを蒸していく

少し蒸したらフライパンに切り替える。
フライパンが温まったらギーを投入
別にギーでなくてもいいのだが、ネパールに行った際に
大きなパックを買ってきて普段使いしている。

これはアーユルベーダの施設でキッチンを手伝っていたときに
伝授されたレシピ。

ギーにクミンシードを投入
少し待ってぱちぱちしてきたら、キャベツとカリフラワーを入れていく。
しんなりしてきたら蒸し豆を入れる

クミンの香りで一気にカレー感が増す。
ネパールのシェフはスパイスで野菜をいためたものをすべて
カレーと言っていて私の中のカレーの概念がひっくり返った。

この蒸し豆はスーパーで89円の安売りをしていたパックのもの。
いつも安売りをしているのでタンパク質が不足しがちな私は
非常に重宝している。

蒸し豆を入れたら塩コショウを振り、
ターメリックを入れる
全体が黄色く染まっていく

懐かしい香り
一気にシェフの横でどのような料理が生み出されるのかを
見ていた厨房に引き戻されたような気がした。

さあ、本日の料理の完成。
お米を食べる元気がなかったので今日はとうもろこしで。
お味噌汁とカレー。
昨日からの作り置きのきゅうりの酢の物。

変な組み合わせだが夏野菜満載なことは間違いない。

とうもろこしにかぶりつく。
とうもろこしってこんなに甘かったっけ?
ぱくぱく食べられてしまう。
むしろ夏の間はこれが主食でもいけるな。

世界の国のなかにはこれが主食の国もあると何かの本に書いてあった。
私はたぶんその国に行っても生きられる。

キャベツとカリフラワーもいい感じ。
カレーっていうよりもスパイス野菜炒めだろうなこれは。
味から感じる懐かしさ。
アーユルヴェーダの施設にいたときは一か月毎日こんな感じの
食事だった。

基本ベジタリアンかつ生野菜や発酵食品を食べてはいけなかったので
常に新鮮な熱した野菜料理が多様なバリエーションで展開された。
常にスパイスと一緒だったけど笑

面白いことに食養生や東洋医学、アーユルヴェーダなど様々な国の
昔からある医療をかじるようになってから自分の中の知識が増えていき
薬や健康食品、ドリンク剤に頼ることが非常に減った。

自分の心や体の声を聴き、ご機嫌を取っていく。
自分に与えられた大切な体、若さに頼って無理はせず
後から後悔することがないように今から良好な関係で付き合っていたい。














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