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石清水八幡宮の高良社に参る~かみほとけ巡拝紀行vol.4~

こんにちわ 唐崎夜雨です
そろそろ石清水八幡宮の記事も 〆
そろそろ先へ進まないとあとがつかえてる

さて 石清水八幡宮
ほぼ 男山一山が境内ですから広い
 ちょいとお参りの気でも街なかの
  神社のようにはいかない
ご本社そして石清水社を巡り
 表参道から下山
  表参道は石段がつづく

石清水社から表参道へ出たところに稲荷社
表参道

石段をおりきった先
 そこには二之鳥居が建つ

二の鳥居 奥から降りてきた

二之鳥居からしばらく行くと左手の山側に
石清水八幡宮の摂社
 高良こうら神社 がある
  御祭神は 高良玉垂命こうらたまたれのみこと

高良神社
高良神社

鳥居をくぐると石段があり
 正面に舞殿 右手に社殿
高良玉垂命は 八幡神に使えたとされ
応神天皇 に使えた 武内宿禰
 ともいわれている

都名所図会では
 山下のこの高良社を 下高良社
 山上のいまの武内社を 上高良社
と記している

高良神社は『徒然草』に出てくるので
 よく知られているかもしれない
 短い段なので載せておこう 

第五二段
仁和寺のある法師 年寄るまで石清水を拝まざりければ 心憂く覚えて
ある時思い立ちて ただひとり 徒歩より詣でけり
極楽寺 高良などを拝みて かばかりと心得て帰りにけり
さて かたへの人にあひて
 年ごろ思ひつること果し侍りぬ 聞きしにも過ぎて尊くこそおはしけれ
 そも 参りたる人ごとに山へ登りしは 何事かありけん
 ゆかしかりしかど 神へ参るこそ本意なれと思ひて 山までは見ず
とぞ言いける
少しのことにも 先達はあらまほしきことなり

行ったはいいけれど
 見ようとしたものを見ずして帰ることは
  唐崎夜雨も往々にしてある

先達はともかく
 ある程度の予習は必要と考える
一方で
 予習せずにぶらぶら歩くのも一興

高良社のタブノキ
高良神社

高良神社の境内にタブノキのご神木

残念ながら前日の雨のせいで地面に
水たまりができ
 容易には近づけない
唐崎夜雨のあとにきた参拝者は
 足元など気にせず ご神木に近づく
  私には敬虔さと根性が ない

宿院

高良神社から宿院へ
 山上の八幡さまが祭礼のときに
  ここへ降りてこられる

石清水八幡宮の例祭 石清水祭は 放生会
 これは殺生を嫌う仏教的な祭礼

宿院の北に放生池
 中島か対岸か藤の花が咲いていた
  藤の花に隠れるようにサギが居る
   動かないから気が付かなかった

藤とサギ

さて石清水八幡宮の一之鳥居に出た
すぐに京阪の石清水八幡宮駅につく

久しぶりに石清水八幡宮を参拝でき
 心地がよい
  山が好きということもある
   ずいぶん草臥れてきているので
  本格的登山は向かなくなった
 でも男山くらいならまだいけるかな
境内社も可能な限り参拝をした
 参拝できなかったところもある
  意図したものではない
   失念していたのだ
  次の機会に参るとしよう

石清水八幡宮 一之鳥居 奥に見えるのが男山

新月やいつをむかしの男山 其角

それではまた!

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