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quid faciam?

先月26歳になった。家族や友人達がお祝いしてくれてとても嬉しかった。

一通り友達とはしゃいだ後、自室に戻るとふと僕の父親は24歳で僕の父親になったことを思い出した。

僕は26歳になっても結婚すらしていない。子供、考えられない。

僕には付き合って6年になる彼女がいる。順当に行けば僕はこの人と結婚するんだろう。

今の僕の彼女は我ながら良い女性だと思う。僕のことを好いてくれるし、僕の生き方を理解し、応援してくれる。顔もタイプだ。

だが、今現在、彼女と結婚したいのか問われたとき、僕は断言する自信がない。

なぜか?理由は色々思いつく。彼女の人生プランと僕の生き方が微妙にマッチしないところ、同棲の約束が反故にされたこと。趣味や価値観が真逆と言っていいほど違うこと。

でも、今までそんなこと気になっていなかった。分かった上で一緒の時間を楽しんでいたはずだ。なんでこんな分かりきってたことが急に気になり始めるのか。

多分、僕は僕の中に彼女への情熱がそんなに残っていないことを認めたくなくて、適当な言い訳を探しているだけなんだろう。さらに正直に言うと...言いたくない。

自己嫌悪と罪悪感に押し潰されそうだ。物理学にも身が入らない。苦しむことで自己肯定しようとする自分が気持ち悪い。見苦しい。

僕はどうすればよいのだろうか.

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