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みんなのフォトギャラリー公開 秋に咲く花

今回は写真に添える一言を、渡辺美里の詞から引用しました。その経緯を以下にまとめます。

花のような静物の観察は、頭の中でいろいろ想像しながら、感情や気持ちといった心が動きます。動きのある動物を観るときと違い、動きに意識が奪われない。その分静物の観察には、想像や連想と感情の自己対話の余白があると思います。

写真と動画の比較でも同じことが言えると思います。
写真は、観る側の聴覚や時間を奪いません。何を観たいか、何を感じ取りたいかは、観る側にある程度委ねられます。
ここにすこしだけ言葉を添えると、言葉から想像されるイメージが、観る人それぞれの余白に広がり、自分のものとして受け取ってもらえます。
観る側の自己対話の余白にイメージが染み込むところが、写真の力だと思います。

今回、秋に咲く花に添える言葉に、創作ではなく渡辺美里の詞を選びました。これは書道でいう「臨書」で、創作の基本を古典から真似て、学ぶ行為です。

若い頃、彼女の曲を一日中聴いて過ごしていました。自分の言葉選びは、彼女の詞の影響を大きく受けています。noteを続けるなかでこのことに気付き、久しぶりに彼女の曲を聴きました。
最近は多忙を理由に音楽そのものを聴くことから離れてしまい、創作に必要な心の弾力が日々弱くなり、感情が固く、脆くなっていく危惧を感じました。そこで、意図的に彼女の曲を聴き、写真に添えるメッセージを彼女の詞から選んだという経緯です。

結果、心が耕され、自分がやりたかったことが、前よりクリアに見えてくるようになりました。

これこそはと想うたったひとつを
いつの日かみつけだして
お日様みたいに笑っていてね

「サンキュ」より
作詞/作曲:渡辺美里


つかみたい何かがあるのなら
自分の勇気 もう一度信じて
一輪の花になる

「花〜このぼくで生きてゆく〜」より
作詞:渡辺美里 作曲:伊秩弘将


今はまだ つぼみのような想いも
明日は必ず咲くよ
「こぶし」より
作詞:渡辺美里 作曲:木根尚登

一番の勇気は いつの日も
自分らしく 素直に生きること
「悲しいね」より
作詞:渡辺美里 作曲:小室哲哉

不器用だけれど 生真面目すぎるけど
あなたは私の勇気

「サンキュ」より
作詞/作曲:渡辺美里

素直さはいつでも負けそうになるけれど
あともう少しだけ 頑張ってみるよ
「Life」より
作詞:渡辺美里 作曲:奈良部匠平


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