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木村花さんの件について思うこと

昨夜、息子を寝かしつけた後にツイッターを見たら、WWEのアスカが気になるツイートをしていたので調べてみたら、

スターダムの女子プロレスラー、木村花さんが亡くなってしまいました。

22歳。

・・・・・・信じられませんでした。

世界中でも大きく取り上げられているようです。


私は小学生の頃からプロレスファンで、今はなかなか時間を作れず生観戦に行くことがなくなってしまいましたが、毎日試合結果などを追って各団体の状況などを見るのが日課になっています。

もちろん、女子プロレス、特にスターダムやアイスリボンなどもCS放送で観たりしていて、武藤が立ち上げたプロレス総合学院の卒業生である花さんがW-1で試合をしているのも放送を通じて観ていました。

スターダムに移籍してからはあまり観れていなかったのですが、パンクラスでラウンドガールの経験があったり、お母さんもプロレスラーでセンスもあり、スタイル的にも海外向きというか、きっと将来はアスカやカイリ、イオを追ってWWEに行くんじゃないかなと思っていました。将来有望であることは間違いありませんでした。


テラスハウス自体は深夜にちらっとやっていたのを観たくらいで、毎放送観ていたことはありませんでしたが、彼女が出ていた回をたまたま観たことがあり、ちょっと異質キャラ(番組的に浮いた存在にしている感じ)な位置づけだったのかな。そんな印象でした。

ツイッターをフォローしていたわけでもないし、彼女が出ていた生配信を観ていたわけでもないんですが、相当な誹謗中傷があったようですね。。。まとめ記事を観ていたら吐き気がしました。もっと彼女のことをしっかり追っていれば、私如きではありますが、そういう方々に対して反論することもできたかもしれませんし、彼女に対してエールを送ることもできたかもしれません。それができなくて、気づけなくて、本当に悔しい。。。

リアリティードラマって分かっていながらああいったひどい発言をしているのか、番組に感情移入しすぎた方々によるものだったのか。テラスハウスのパロディでクロちゃんのモンスターハウスでしたっけ。あれも反響あって、クロちゃんを罵倒しまくっているコメントとか観ましたけど、ああいったことも番組的には狙った反響で、結果的にクロちゃんの株を上げたわけですが、花さんの件に関しては、番組制作側に対しても物凄く憤りを感じました。

彼女に対して誹謗中傷コメントが多数寄せられていたことは把握していただろうし、たぶんその反響は想定内で、盛り上げてくれているとしか思っていなかったのでは。彼女は凄く繊細で真面目だったとも聞いているので、責任感から番組側にその辛さを言えなかったのかもしれない。事の重大さを早く気づいて対策するべきだったと思います。

私も実況プレイを10年やってきて、中傷的なコメントをされることはありました。私自身だけでなく、家族に向けてのものもありました。花さんの件でもお母さんにまで影響があったようで、毎日お母さんはそういったコメントに対してKENTAみたいにうまく対処していたようです。

うまく対処していても、スルースキルがある人でも、口には出さないで精神的には傷ついているはず。私もそうでした。ひどい時は実況プレイやめるかって思ったこともありました。

長年やっていると、そういう方々に時間を割くこと自体が無駄だと割り切ることができ、気にすることもなくなりましたが、花さんは22歳。まだまだ若いゆえに、繊細で真面目ゆえに割り切ることも難しかったんだと思います。

SNSではその匿名性から、無責任に強気な発言をすることができて、その言葉は凶器に成り得るということは誰もが理解しているとは思いますが、その理解している方々がそういった誹謗中傷をしているのかと思うと、この世は地獄なのかって思ってしまいますね。

昔、幽遊白書というアニメで、仙水忍が人間に対して幻滅した話がありました。あれを思い出しましたよね、黒の章。あの地獄絵図みたいな構図というか、人間ってこうまで残酷になれるのかって。ツイッターやインスタ、配信サイトも含めて、今後の在り方を考え直す必要性が高まったと思います。


彼女は弱かったのか。

いえ、強かったです。

本当によく耐えていたと思います。

カウント2.99で耐え続けました。

耐えて耐えて、最後に反撃して勝つ。

それがプロレスラーです。

彼女は身をもって勝ち取ったんだと言いたい。

彼女が選んだ道、それは世界へ羽ばたくこと。

その世界は非現実的で、私達が知ることのできない世界。

どうかその世界で華々しく夢を実現してほしい。




彼女を追いやった人達に何の情けも更生も一切願いたくない。

スターダムやお母さんが何か行動を起こすのであれば、

いちプロレスファンとして私も応援したいし力になりたいです。

許せない。




心よりご冥福をお祈り申し上げます。

御厚意いただいたサポートは、仕事と育児をしながらではありますが、今後の実況プレイの活動やホームページ運営に活用させていただきます。