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鬱病のアンパンマンは他人を救えるか?

ちょっと変なタイトルをつけてみました。
今回は、さいきん僕が実感したことを、皆さんもご存知の『アンパンマン』に例えて書いていこうと思います。
ちなみに、
「自分を犠牲にせず、他人を手助けするにはどうすれば良いのか?」
というのが今回のテーマです。

アンパンマンは、"自己犠牲的なヒーロー"というイメージが強いのではないかと思います。毎日毎日、困っている人を探しにパトロールに出かけ、お腹が空いている人がいれば自分の顔をちぎって食べさせてあげます。
幼い頃に誰しも一度は、自分の身を呈して他人を助けるアンパンマンの姿に憧れたことがあるのではないでしょうか。
実際、このアンパンマンの典型的イメージは、日本中の子どもたちに
「困っている人は助ける」
「自分を犠牲にしてでも他人に手を差し伸べる」
という道徳心を養わせるために機能していると言えると思います。

では、ここで一度アンパンマンを取り巻く状況について考えてみたいと思います。
確かに、一見するとアンパンマンは自分を犠牲にして他人を助けているように見えます。
しかし、例えば彼の顔には、おそらく痛覚がありません。
もし痛覚があれば、毎回苦悶の表情で自分の顔をちぎることになります。そんなアニメは見るに耐えません。

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この笑顔。痛みを感じている人間(パン)ができる表情ではありません。

さらに、彼にはジャムおじさんという後ろ盾があります。
彼はとても良い人で、アンパンマンがピンチのときは必ず駆けつけてくれます。

でももし仮に、ジャムおじさんがアンパンマンに対してパワハラをしていたとしたらどうでしょうか。
自らがアンパンマンの生殺与奪の権を握っていることをちらつかせ、
「今日は俺の気分が乗らないからパンは焼〜かない!」
「おい、誰が作ったパンのおかげで生きてると思ってるんだ!」
などとアンパンマンを責め立て続ければ、おそらく彼は心身を病み、人助けどころではなくなってしまうでしょう。うつ病のアンパンマンに他人は救えません。

さて、ここまで一体何の話をしているんだと思った方が大半だと思います。
今回僕が書きたかったテーマは
「自分を犠牲にせず、他人を手助けするにはどうすれば良いのか?」
ということでした。
このテーマに対する僕の答えは、
「まず最初に自分が満たされること」
です。
シンプルすぎて当たり前に聞こえるかもしれません。
ですがこの世には、
身体がちゃんと痛むのに、
ジャムおじさんにパワハラされているのに、
それでも人を助けようとしてしまう「アンパンマン」が多すぎると思うのです。


自分自身が幸せになることに、無意識的に後ろめたさを感じている人は多いのではないかと思います。以前は自分もその一人でした。
自分が満たされることは、決して悪いことではありません。
もちろん、自分が幸せになる過程で他の誰かに迷惑をかけることもあると思います。あるいは、自分の幸せが誰かを不幸にしてしまうこともあります。
でも、それは生きていく上では仕方がないことだと思います。

自分が幸せになる過程で他人に迷惑をかけすぎず、
自分が満たされたあとは、
他人から受け取った愛と信頼を元手に、
自分が迷惑をかけた分よりもずっと多くの人助けをすれば、
差し引きプラスになるのでOKでハッピーーーーー
だと僕は思います。
だからまずは、あなた自身が幸福で満たされますように。


ここまで読んでくれてありがとうございました〜〜
では、また。


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