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年代別の女性ホルモン~40代~

女性ホルモンは、10代前半から中盤にかけての思春期や妊娠、更年期など様々な場面で女性の身体に影響しています。
何回かに分けて年代別の女性ホルモンの役割についてご紹介していますが、
今回は、40代おける女性ホルモンの役割についてです。

1,40代における女性ホルモンの変化

40代に入ると、女性ホルモンが減少することでホルモンバランスがくずれ、更年期前のプレ更年期が進行することがあります。女性ホルモンは下記のような変化がみられます。

・エストロゲンの低下
卵巣の機能が減少し、エストロゲンの分泌が減ることがあります。これにより、生理不順や月経不順が起こる可能性があります。

・プロゲステロンの減少
卵巣機能の低下に伴い、プロゲステロンの量も減少することがあります。これが生理周期の変化やPMS症状の原因となります。

・テストステロンの変動
男性ホルモンであるテストステロンも、女性の体内で僅かに産生されています。40代に入ると、このホルモンの変動が影響を及ぼすことがあります。


2,40代における女性ホルモンの役割


女性ホルモンの変化は、体内のさまざまな機能に影響を与えます。

・生殖健康
ホルモンの調整が、月経サイクルや生殖機能に影響を与えます。
40代に入ると生理不順になる方が多くいらっゃいます。
経血の量が減った、不定になった等更年期の始まりの合図です。

・骨密度
エストロゲンは骨の形成を助け、骨密度を維持するのに重要です。ホルモンの変化が骨粗しょう症のリスクを増加させる可能性があります。

・心血管健康
エストロゲンは血管の健康に影響を与え、心血管疾患のリスクを軽減する役割があります。

・精神的な健康
ホルモンの変動が気分やストレスに影響を与えることがあります。適切なホルモンバランスは精神的な安定につながります。
ホルモンバランスの乱れ、更年期による精神不安定の症状はエストロゲンの低下によることが分かっております。

3,ホルモンバランスを整える

だんだんと減少していく女性ホルモンを整えるためには、もちろん適切な栄養や運動、ストレス管理や睡眠など生活習慣の見直しが大切です。

また、ホルモンバランスの維持にはホルモンの補充療法(HRT)が役立つ可能性があります。
HRTに関して、過去に記事にしているので合わせて読んでみてください!

4,おわりに

いかがでしたか。今回は、40代における女性ホルモンについて紹介しました。
女性ホルモンの減少がプレ更年期として顕著に顕れる40代は、それに伴う体の不調が起こりやすい時期でもあります。
年代別の女性ホルモンのはたらきについて知ることで、今よりもさらに健康で美しい身体づくりをしていきましょう!


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