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わたしが外国語を学ぶ理由

いち時期と比べるとだいぶ熱量は冷めてきた感はあるものの、わたしは今でも、少しでもいいから英語に触れる時間を作るようにしている。
現在もっとも利用しているのは図書館で借りてくる、月刊"English Journal"。

もう1年くらいになるだろうか。
図書館で見つけて、借りられるものを片っぱしから借りてきては読み、また最近のものだとネット経由で音声をダウンロードすることもできる。
本誌を読んで、英語と日本語に目を通してから聴くと、たしかに理解が進む。だいたいどんな内容なのかを事前に知っておくだけで、ほぉ~、なるほどと思ったり、スピーカーの生の音声を聴けるのはありがたい。

雑誌の構成として、インタビュー記事が2本とエッセイ1本、2人のChatが収録されたものが1本、それから特別講義が1本、それからわたしはいつもすっ飛ばしてしまうけどもうひとつコラムがある。

わたしが好んで聴くのは、インタビュー記事。
俳優や歌手など、わたしでも知っているような有名な人だったり、科学者のインタビューはとても興味深い。一番印象に残っているのは、『スマホ脳』のアンデシュ・ハンセン氏のインタビューだ。
あれを聴いて(読んで)から、『スマホ脳』読みたい!読まねば!と思って日本語に訳された文庫本を読んだ。ほかにも、遺伝子組み換え食品の話だったり、今ちょうど読んでいるのは人の脳は遺伝がどのくらい影響しているのか、というような話が展開されている。

ときどきあまり興味のない内容のこともあるけれど、自分でわざわざ探して読むような内容ではないこともあって、意外な出会いもあって面白い。

自分が興味をもっている分野の話題は、気になって読むし、それまで興味をもっていなかった分野の話題も、英語で「わざわざ」読むことで、新たな発見があるのも楽しい。日本では「わざわざ」興味のないことを読もうと思わないから。

英語が理解できること=英語がすばらしい、とは思っていない。が、日本語しか理解できないよりは、英語も理解できたほうがモノゴトの理解が広がるのを感じる。なによりも、「え?なんで? どういうこと?」と引っかかることがちょくちょく出てくることが醍醐味だと思う。自分のもっていた「常識」と照らし合わせて一致しないということは、いままで気がつかなかった「自分」に気づくきっかけになる。

習慣の違い、考え方の違い、価値観の違い。
おなじ日本国内でも、大学で親元を離れたとき、就職で上京したとき、それぞれ「えぇっ?!」と思うようなことはあった。
と同時に、わたしって○○だったんだ、ってことを実感するきっかけにもなった。


それを知ってどうなる? といわれたらそれまでなんだけど、わたしにとっては「自分を知る」ことは、嬉しいし意味があると感じる。
だからきっと、英語をはじめ外国語を学ぶことに興味がわくんだよなぁ、、とふと思った。資格を取りたいんじゃない、TOEICで満点をとろうとしてるんじゃない。

今、世界で起こっていることを、日本語という枠にとらわれず他の言語でも読んだり聞いたりできることは、間違いなく自分の世界を広げてくれると信じている。English Journalは最近のニュースをとり上げてくれることも、ありがたい。英語学習以外にも興味のあることが多すぎて、がっつりと英語学習にのめりこんではいないけど、これからも細々と続けていこうと思う。

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