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解剖学実習(2004年)日記:7日目(8月27日)実習最終日

アメリカ解剖学実習のレポートです。

6日目はこちら

ついに最終日です。月曜日から金曜日まで5日間。
長かったような、短かったような濃い5日間でした。

Friday 27th August, 2004
朝、Mさんの車でcollegeへ
クリニックに行って治療をうけてきた。

もともとそんなに’痛い’という症状もなかったし、あまり変化は感じなかったけど良い経験になった。

解剖は大腿~下腿。
右側の大腿を担当した。
深いところは難しかった。

最終日だけでも晴れてよかった。

ホテルに戻ったら疲れてねてしまった。

Greek Restaurantへ
MさんのMさんのだんなさんKとともにダウンタウンへ。
たのしかった。
いったんホテルに戻ってあるいてMacMina***(不明)へ。地ビールをのんで12時くらいまで。

さすがに、最終日はお疲れモード。
Mさんというのは、実習期間中、通訳としてお世話になった日本人女性。カレッジの卒業生、だとおもう。DC(Doctor of Chiropractic)だったはず。
クリニックでの治療のときにも、特別に通訳としてきてもらったりと大変お世話になりました。クリニックの予約は7:30am。そんな早い時間から、本当にありがとうございました。

解剖実習のほうは、頭(首)のほうから、背中や肩、股関節、と順に下方へ、最終日は太ももと膝から下。日記にはほとんど解剖のことは書かれていなかったけど、別のノートにはびっしりと書かれていました。
ざっくり、「あし」というけれど筋肉はたくさんあるし、神経もたくさんある。ひざ関節というのは人体最大の関節というだけあって障害が出ることも多いのです。足(足首から先)、膝、太ももというのは、実際の臨床の現場でも扱うことが多いので、とてもいい学びだったと記憶しています。

雨ふりが多かったポートランドも、最終日だけは晴れてくれたようです。
実習が始まる前の早朝(7:30am~)に受けてきたカイロプラクティックの治療に関しては別でまた細々とメモがあるので、また別の記事にまとめてみます。

予定していた実習のカリキュラムをすべて終えたあとは、みんなで打ち上げに。通訳として活躍してくださったMさんと、Mさんのご主人はも交えて、最終日の夜は一緒にギリシャ料理店で食事会でした。ご主人のKさんはこの時「はじめまして」だったのですが、とても気さくな方で、楽しい時間をすごしました。

こづかい帳

10.05-0.20 $9.85
chocolate $8.95

1行目の計算式、ちょっと意味不明ですが…誰かと貸し借りの計算をしていたのか? なにかの出費が$9.85だったようです。
チョコレートは、お土産用にかったのかな。

まとめ

というわけで、長らく解剖学実習レポートが続きましたが、いったんここで終了です。
この翌日(帰国の日)は、なにも記録が残っていませんでした。帰宅してそのままバタンキュー、だったのかと思われます。往路で長い1日を得たぶん、復路は1日失っています。土曜日の午後、ポートランドを出発して、帰国したのは日曜日の夕方。

この解剖学実習に参加するにあたって、勤めていた会社を退職し、無職の状態で気ままな9日間をすごしました。
会社に所属したままでも有給休暇を使えば休みを取ることもできたのですが、就職してからそんなに長い休みはとったことがなかったので「無理だろう」と思ったことも事実です。
解剖学実習に行きたいからそのタイミングで退職したともいえるし、退職を決めたから思い切って行けたともいえます。

大学を卒業して、初めて就職した会社を辞めた直後ということで、大きな節目となったできごとでした。整体の学校に通いはじめたころは、まだこの業界に転職するかどうかも決心がついておらず、会社員としての身分を捨てずにきたのですが、もう、いよいよ、良いでしょうと思いきれたのは、この解剖学実習があったかなぁといまでは思います。

はたして、このときの判断は正しかったのかどうか。
その答えは出ていませんが、後悔はしていません。18年経ったいま、振り返ってみると、「よう、やったなぁ」と自分の行動力に驚きます。と同時に、今はもうそんなチャレンジするパワーはないなと思うと、やっぱりあのときやっておいてよかったな、と思うのです。
ツアーの費用が41.8万円、それに加えてお小遣いが数万円。当時のわたしには決して小さくはない出費でしたが、やっぱり行ってよかった、と。いまとなっては、海外に出かけること自体がいろいろ大変そうですし。

今回このレポートをまとめるにあたって、昔のノートを読み返していたら、その当時の「勉強するぞ!」の意気込みをまた思いだして懐かしさにひたっていました。本当にいろんな人の助けをかりて、いまのわたしがあるのだなぁということを再確認しました。お世話になった方々にあらためて感謝の気持ちを送りたいと思います。

最終日の、クリニックでのことはまた別記事にまとめていきたいと思います。長い文章を読んでいただきありがとうございました。



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