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自分の環世界を変えていく〜「からだ」のサインに気づくためのヒント③

内からのサインと外からのサイン

前回は、自分にとって「からだ」のサインと思うものをたくさんあげてもらいました。


3つしか、あげられなかった人も、たくさんあげた人もいるかもしれません。

軽さだったり、体重だったり、痛みだったり、疲れだったり、むくみだったり、他にもいろんな表現がもちろんあると思います。


さまざまな「からだ」のサイン


そのあげたサインどうしのいろいろなつながりを考え、そして分類を考えてみるとおもしろいでしょう。
ここではある切り口で考えてみます。


それは、内からのサイン。外からのサインです。
「からだ」のサインをこの2つに分類してみましょう。

内からのサインと外からのサイン


内からのサインとは、自分の内から沸き起こってくるサインです。
感覚や感情や見解に基づくサインです。

例えば、痛み、イライラとか、重い感じ、寒さ、疲れなどです。
主観的なサインと言い換えてもいいでしょう。

もう一つのサインは、外からのサインです。
体重、身長、体温、視力、握力、血液データ、画像などです。誰かが測った、誰かがデータをとったということで外からのサインとしました。
これは、数値化できたり、可視化できるので客観的サインと言い換えてもいいでしょう。

ここで大切なのは、この内からのサインも外からのサインも、その出来事に対して注意をむけなければ、そのサインは意識にのぼってこない、気づかないということです。

サインは注意を向けなければ気づかない

前々回の見えないゴリラはまさにそうでした。
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内からのサインも、注意をむけないと気づかないことがあります。
実際には、膝を怪我していても何かの作業に夢中だったら気づかず、休憩したら気づくということはあります。

そして、外からのサインは、その数値、そのデータが意味することを理解していなければ、注意をむけにくいでしょう。

内からのサインや外からのサイン、その現象はたくさんあります。
そして、そこにスポットライトをあてる自分がいます。
そのスポットライトの当て方、注意の向け方が、サインに気づくヒントになります。

「からだ」が重いということ

さらに、内からのサインと外からのサインで面白いことがあります。
自分の「からだ」の重さを感じるのに、内から重いと感じることと、体重計で重さを感じることはちょっと違うということです。

自分の内側から、重いって感じるときってどんなときですか?
ちょっと調子が悪くと昨晩なにも食べなくて、今朝は重く感じる。
これはありそうです。

でも体重計にのると軽くなっている。
一体、自分の感覚と体重計、どっちが正しいんでしょう?

重さの感覚と体重

自分の感覚も間違っている、体重計が壊れているということがあるので、吟味する力が必要です。
自分が本当に重いのかということをどうやって知ることができるんでしょう?

みなさんの「からだ」を、味わい、使い、感じ体験するのはみなさんそれぞれしかできません。


前回のソムリエについて考えてみましょう。


ソムリエは、ワインを吟味しています。
グラスに注がれたワインから、色調、香り、味に注意を向けたり、ラベル、コルクから様々なサインを感じ取っています。

そして豊かな表現からわかるように、微細な違いを感じとっています。
その繊細の違いはどうしたら気づくのでしょうか?
次回はそのヒントをお伝えします。


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