自分の環世界を変えていく〜「からだ」のサインに気づくためのヒント②
ソムリエがワインを愛でるように自分の「からだ」を好きになる
前回は、インビジブルゴリラの動画を元に誘導される注意について考えました。リンク
もし、この動画での課題が、ボールのパスを数えるのではなく、好きなことや興味のあることだったら、もっといろんなことを発見していたかもしれません。
ここでは、ワインが大好きなソムリエを例にして考えてみましょう
ソムリエはワインからどんなことを感じ、気づいているのでしょうか？
１杯のワインからこんな表現をするかもしれません。
「。。。生き生きとした酵母。そして後ろの方に仄かに濡れた犬のような香りも感じられ、このワインに複雑性を付与している」
すごいですね。濡れた犬ってどんな味なんでしょう？
ソムリエは、ワインの外観や色調、輝き、濃淡のサイン、醸造や発酵からの香り、一口含んだときの味や、ボディ感、その持続性、余韻などなど
ワインを愛でながら、とってもたくさんのサインを読み取って表現します。
では、ワインではなく、みなさんのからだだったら、どのような表現をしますか？
「からだ」に、関して、知覚できることはなんでしょうか？
ソムリエがワインを愛でるように、その感覚を楽しむことができるでしょうか？
もし、好きなことであったら、関心がむき、気づきやすくなります。
もし、「からだ」のことが好きでなかったら、なぜ好きになれないのでしょうか？
そこに、少し目をむけていくと、ヒントがあると思うのです。
ここで１つ目のヒントです。
ソムリエがワインを愛でるように自分のからだを好きになる
自分の「からだ」のサインに気づく達人になるために、年齢とか肩書とかはあまり関係がありません。
身体に向き合い、注意を払い、関心をもち、ケアをすればきっと「からだ」は、応えてくれます。
もう少し、そのことについて整理していくために一つの課題をやってみましょう。
自分にとって「からだ」のサインと思うものをたくさんあげてみてください。
３つしかあげられない方もいれば２０個以上あげられるひともいるかもしれません。
みなさん、それぞれのプロセスなので、他人からどう思われるかは気にしないで表現してみてください。
長くなりそうなので、次回に「からだ」のサインについて整理しています。
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