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誰が為 恋愛指南 Vol.0


生まれ持った理論的男性脳とねじ曲がった乙女心のためか、昔から男女問わず恋愛の相談にのることが多かった。私の恋愛経験値など大したことはないが、おそらく恋愛偏差値は高い。

彼氏/彼女と上手くいっていないカップルをはじめ、地雷男地雷女に引っかかってしまう人、良い奴止まりで終わる男性、セフレから発展しない女性など、実態も質量もない恋愛に悩みはつきものだ。


★きっかけ

中華街の占い師に、占い師になる素質があると言われるのも納得。相性診断や性格診断、恋愛テクニックの分野については結構自信がある。将来はスナックでも経営して、おいしいお酒やコーヒーを提供しながら人生相談にのったりちょっとした占いでもしてみたいものである。もちろん中森明菜も熱唱する。

そんな私の将来への第一歩としてこの恋愛指南シリーズを始めたいと思った。本題に入るのはVol.1から。その前にこの信用できないエセ占い師のちょっとした持論や恋愛観について書き留めたいと思う。今回は序章というわけだ。このシリーズを誰かが気に入ってくれるといいのだが……(誰かお客さん第1号になって!!)


★モットー

恋愛というのは難しいもので、1から1を学ぶ人もいれば1から10を学ぶ人もいる。おそらく恋愛に苦戦するのは前者の方。そんな人たちのための恋愛指南だ。いくら他人に器用な人でも恋愛だけは不器用なんてざらにある。

付き合うまでの恋愛は戦いで、それ相応の武器がいる。この武器の種類や数によって、その勝利を得られるかが決まる場合が多い。だが武器という存在をしらないような不器用な人もいる。そんな人たちのために、知識として、座学として、恋愛の教訓を唱えていきたい。戦いとは言ったがあくまで心理攻防戦みたいな意味合いなので、そんな構えずにさらっと聞いてもらえたら幸いだ。

付き合ってからは許しあい。だけど浮気されたりひどい態度をとられたり、許してはいけないところで許してしまうと、ダメンズ/ダメウーマンをホイホイすることになってしまう。恋愛はしてるけど、長く続かない、もしくは変な男/女ばかり捕まえてしまうという人にも読んでもらいたい。


かく言う私もダメンズホイホイだ。「なんでその人と付き合っているの…?(若干引き気味)」という質問にはもう慣れた。

私の恋愛における家訓は『この世に完璧ないい男など存在しない。私がいい男に育てていくのだ。』である。

恋愛なんてもう疲れた、、、恋愛絶対向いてない、、なんて弱気になっているどこかの誰かを勇気づけたい。私は中学のころから「結婚しても離婚しそう」と言われ続けるくらい、周りから見ても恋愛不向き側の人間である。たしかに恋愛は疲れるけど、とても楽しいというのが私の意見だ。

人生を彩る1つの財産になりうる恋愛を諦めずに、陽気に向き合っちゃお!!!そんな難しく考えないで!!(と、私の中のkemioが言う。実際のkemioではない。なんならkemioの恋愛相談にものりたい。)



★恋愛遍歴

早速、私の恋愛値の信用を得るべく、自己紹介をしまーす。信用を得るためには隠し事なくさらけ出さなきゃいけないと思うので、反感を買いそうでとてもビビってるけど捨て身でいきまーす。黒歴史バンザーイ。


◎幼稚園

一番のモテ期は幼稚園の時。同じクラスのほぼ全員から好きと言われた。モテた理由は「嫌と言えない性格」だったから。どんな意にそぐわないお願いにも「いいよ」と答えるしかなかった最弱なわたし。だからモテた。

男の子の幼少期は”好き”という感情に素直に向き合えないことが多いのだろうか。泣いている男の子の母親から「この子mitoちゃんのこと好きなの!」という謎の代弁告白が3回くらいあった気がする。卒園式とかも「好き」と伝えられても、付き合うとかの次元ではないしどうすれば?という想いで「うん」とかいう謎の返事をしていた気がする。「うん」て何?


◎小学校

小学生の男の子は、好きな女の子にちょっかいを出したくなるもの。そのせいで私はいじめにも思えるような苦行を強いられ家に帰ったら毎日のように泣いていた。3つ上の姉から「〇〇君あんたのこと好きらしいよ」みたいなリークが3人分とんできて、内心ふざけんなよと思った。あいにく好きと言われたから許せるような気分ではない。1~2年生の頃の私はまだ幼稚園の最弱な私が心に住んでいたので涙を流すだけだった。(健気)

3~4年生の時はませた恋愛ごっこをしていた。”イケてるグループ”に入って「好きな人ランキング1位~3位」みたいな交換ノートをやっていた。好きという感情に順位をつけるなクソガキが。と言ってやりたいところだが、この頃の”好き”という感情は”好き”ではなかったことを後々知ることになる。

大体モテる男の子は決まってる。足が速けりゃモテる時代だ。そして「〇〇君が好き」と誰かに打ち明けたならばあっという間に噂が広がる狭い社会。それを煩わしいと思った私は、気になる男の子がいても「好きな人なんていないよ~」とすり抜けるようになっていった。そしたら女友達に「好きでもない男に笑顔振りまいてんじゃねーよ!!」と泣き叫び罵られた。男が絡むと女は怖いと知った。笑うこと禁止しないで。

みんなが地元の中学に進む中、私は受験組だったので卒業式でみんなとお別れ。その日は朝、卒業式の後、卒業を祝う会の後、の3回告白された。1日で3回告白されるのはさすがに精神力がギリギリだった。それまで人づてに好意を聞いたことがあっても、面と向かって告白をされたのは幼稚園でナオキ君という子がずっと好いていてくれた以来なかった。私の気になっていた男の子も告白をしてくれたのだが、中1になって急に付き合うっていったって何するの……学校も違うし……という捻くれた感情で断った。告白をしてくれた人たち、本当にありがとう。

受験のために通っていた進学塾でも〇〇君好きらしいよ、とかはあって、素直に嬉しいなと思った記憶がある。すごいイケメンがいて気になってはいたのだがあまり話すこともなく終わった。


◎中学・高校

女子高だったので特に何のトピックもない。K-POPにハマってG-DRAGONに恋していたくらい。周りは先生にガチ恋したりジャニーズに貢いだりしていた。久しぶりに小学校の同級生に会って「実はあの時から好きだった」みたいな時差告白を受けたこともあったが感情は動かなかった。

高3のときに大事件があったのはもう笑い話で。勉強のために通っていたスタバで仲良くなった店員(大学生)とデートをすることになった。あの頃ドキドキして勉強なんてしてなかったんじゃないか…?何度かレジを担当してもらってよく話すようになり、相手が休憩の時間に目の前に座ってきたことが全ての始まりだった。今考えると初めてナンパに引っかかった瞬間。エモ。

車で赤レンガのBillsに行った。受験生の身分でこんなことをしている場合じゃないことは頭ではわかっていたけど、楽しくてOKしちゃった。そしてその時相手に彼女がいることも明らかになった。彼女持ちの大学生が高校生に手を出すって冷静に考えてやばくない⁈という衝撃的事実。挙句の果てに、夜帰るのが22時を過ぎていて父ガチギレ。そこから半年間話さなかった。遅れてきた思春期。受験の時期なのに大学の相談もほとんどしていない。親泣かせな娘よ、、、(今はちゃんともう和解してます。)とにかく、それからは絶対そのスタバの奴よりも偏差値が高い大学に入ってやるというよく分からないエネルギーで受験戦争を乗り切った。


◎大学

待ちに待った大学デビュー。高校の担任には女子大も勧められたが頑なに共学を選んだ。入学して早1ヶ月で彼氏ができた。(おかしい。)なんか荒れた家庭で困っている男の子で、「私に何かできることがあったら言ってね」と言ったら「じゃあ付き合って」と言われた。押しに弱いにもほどがある。断り切れず付き合うことになったが、やはり”好き”という感情が分からず2ヶ月で別れを告げた。

大学時代も、たしかモテた。モテ期と言えるほどではないが、いろんな人とデートに行った気がする。お台場はやることないのになんでみんなデートの場所に選ぶんだろうって何回か思った。恋愛相談に乗っているつもりが、いつのまにか釣っている。そんな不本意な事故もたくさんあった。(多分みんな恋人がほしい世代なのだと思う。)「彼女と上手くいっていない」という相談にのっていたら、いつの間にか私が彼女から彼を奪ったみたいな構図になっていて、何の得もねぇなと思った。

大学2年から付き合った彼氏は社会人になってから別れた。2年半付き合えたのは私の中では奇跡だったし将来に希望が持てた。恋愛、向いてなくないかも……!!!!


◎社会人

大学での反省を活かして、メタメタに予防線を張った。自らの押されて倒れるスピードを悔いてである。研修のころはまだ大学からの付き合っていた彼氏がいたし、その時は半分冷めていたりもしたけれど、そんな簡単に手は出されないぞ!という気概があった。幸い同期に恵まれたこともあり、自分の身は自分で守りつつ、社内恋愛が多い弊社では数多の恋愛相談が発生した。

先輩も後輩も関係ない。あの人と酔っ払った勢いで、、、なんていう大人な失敗をみんなが繰り返すのだ。さすが社会人という感じで、一夜の火遊びなんかに右往左往しない。どれだけ噂されようが「あー!やっちゃった!」で済まされるのが責任ある大人の世界なのだ。

ただ社会人になってから格段に増えた相談が結婚の時期問題である。変なタイミングでプロポーズをしてしまう男もいれば、好きでもない男と同棲している女もいる。結婚というものが身近に感じられる年齢だからこそ、その不器用さや焦り、もしくはまだまだ遊び足りない欲求が混在している。自分もそういった悩みを抱えつつ、正解はカップルの数だけあるはずなので、ただ相談にのるのである。


★恋愛傾向

私の過去の恋愛を話しただけでは信用に足らないだろうと思い、さらに身を削る覚悟をしよう。人には恋愛の時の”クセ”みたいなものが存在すると思っていて、実はそれはその人の本来の姿だったりすると思うのだ。(プライドの塊になったり、女々しく泣きわめいたり、束縛常連だったり。)

今までの経験も踏まえて私の恋愛の特徴をざっくりまとめると、

恋愛長所:かわいい、面白い、自分を持ってる、彼氏の前ではデレたい

恋愛短所:喧嘩っ早い、口が悪い、押しに弱い、情緒不安定

といった感じだ。

相手のタイプは、基本的にはプライドが低くて周りに優しい人が好き。顔は塩顔でさっぱりしているほうが好き。ぱっちり二重は苦手。よくB専とも言われる。追いかけられるより追いかけたい。だけど興味ない態度を示されるとキレる厄介な女。


★メインテーマ

ざっとこんな自分をさらけ出したところで、本題に戻ろうと思う。私の過去や私の癖を公開したのは、小さい頃から達観して恋愛というものを見てきた結果、いろんなことが身についたよということを示したかったからだ。自分が恋愛していなくても、恋愛をしている人たちをたくさん見てきた。

このシリーズは私が今までいろんな人の恋愛相談にのってきて、同じ悩みを抱えている人が多かったり、みんなが落ちる落とし穴みたいなものがあるなぁと常々感じてきたので、それを指南書として共有していこうというものである。恋愛不器用な人のための攻略本のような感じだろうか。

この間、初対面の人の性格と恋愛傾向を当てたら、その人からシャーマンと呼ばれるようになった。シャーマンが何した人かは知らないが、少しでも私を信じてもらえたら嬉しい。


誰のためになるかは分からないけれど、共感や納得をしてもらえるように記事を上げていきたいと思う。またコメント欄にて相談も是非募集したい。オンラインでのスナック開店ということになる★★★!!!!やば!!宴じゃん★★★!!!(低脳)



ちなみに、できる限りジェンダーレスな記事にしたいと思ってはいるのだが、私は男性にしか恋をしたことがないので、参考にならない方がいたら申し訳ない。だけど同じ悩みを抱えてる人もいるかもしれないので、できる限り「男性に恋をするSide」「女性に恋をするSide」として書いていけたらと思う。


引き続き何卒、今後ともなお一層、よろしく頼みたいのだ。


mito






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