見出し画像

恋をして、はじめて知った 「寂しさ」 のこと。

友達とギャーギャー騒いだり、バイトをする方が楽しかったわたしは、いつも友人の恋愛相談役ばかり。

冷静に考えれば、「そりゃもう、両思いだろ!」 という話から、諦めた方が良いだろうな、という話。
たくさん相談を受けているうちに知識だけが増えた結果、わたしは(言っていることだけ)経験豊富な恋愛アドバイザーになっていた。

みんな、わたしより遥かに頭が良いのに、どうしてこんな簡単なことで悩んだり苦しんだりするのだろう?

恋愛未経験者のわたしには不思議だった。

しかし、

さすがにお年頃になったわたしが恋の沼にどハマりするのは時間の問題だった。

大学卒業後、沖縄の高級ホテルで仕事を始めたわたしは、どちらかというとお笑い担当。

当時の時間給にして680円(当時の沖縄の給料は本当に安かった!)で、一泊4万超えの接客を求められる仕事は思った以上に大変で、ただ汗だくで働き、遊び、疲れて寝る毎日。

女を捨て、一緒にギャーギャー騒いでいた仲間たちも、いつの間にか恋をして、どんどんキレイになっていく。

一人取り残されたわたしは沖縄の海と三線、そして無限ご飯と無限スウィーツに癒しを求めたが、本当は誰よりも恋愛したかったんだと思う。

笑顔でカップルを接客しながら(レセプションだった)「こいつら、みんな、今夜ヤるんだよな〜」なとと、中2病が発症。

今考えても酷い有様だった。

そんな中、閃光が走るかの如く、わたしはとある年上の男性に恋をした。

一目惚れだった。

アドレナリンの仕業なのか、恋愛って、ものすごい力をくれる。
嫌なことも、どんなに疲れていても、彼のことを考えると、ムキムキ、メキメキ、バッキバキになった。

当時のわたしは舞い上がっていたから。

彼に好かれたい。
もっと愛されたい。
いや、嫌われたくない!!

日々の無限食欲により、パンパンになった身体。
このままでは、彼に愛されないとばかりに、ダイエットを開始した。

小さい時から自分の身体にコンプレックスがあったわたしは小学校からダイエットを始め、中学時代は拒食症、高校でリバウンド。大学から28歳まで拒食症と過食症に悩まされ青春が過ぎた。

そんな当時のわたしにとって食事、そして自分の身体はいつも敵。

特に、お尻にコンプレックスがあったわたしは


小尻になって、彼を振り向かせてみせる〜!!!


とばかりに、猛烈にダイエットを始めた。

今でこそ穏やかに生きているつもりだが、当時は「根性」というスウィッチを入れ、その殿方とデートを続けるまでに至った。

しかし

問題はそこからだった。


付き合うって、何なのか問題。


相手に好かれたい。愛されたい。

そのことばかりで、いつもハラハラ、ドキドキ。

完璧に恋というものにやられて自分を見失った わたしは、ほぼ相手の言いなり。

散々冷ややかな目で見てきた恋愛にどっぷり浸かる友人たち同様、いや、それ以上に沼にハマり、それはそれは都合のいい女だったと言い切れる。

(恋を知らず、冷静に友人をディスっていた頃のわたしはこちらです▼)


嫌われることを恐れるあまり、いつもファッションやメイクでフル装備。本音は話さない。いや、年上の彼に子供っぽく見られたくなくて、一生懸命背伸びした結果、自分を出さずにいた。

彼が望むなら♡

状態のわたしは完全に恋というものに踊らされ、彼の一挙手一投足で空高く舞い上がったと思えば、地獄の底に(勝手に)突き落とされる。

本音が言えない。出せない。
だから、一向に縮まらない心の距離。

心は常に不安でビクビクしているのに、幸せルンルン♪ホルモンが分泌され、タダごとじゃない。

一緒に帰るとか、電話で長く話すとか、そんなお付き合いしかしてこなかったわたしは、初めての年上彼氏を前にどう振る舞ったらいいかわからず、処女臭を隠そうと精一杯のビッチっぷりを披露していた。

それは、かつての沢尻エリカ様を彷彿するかの如く、何を聞かれても「別に」状態。

本当に反省しかない。

あの時のわたしは恥ずかしさ、そして自分らしさを隠すため必死に武装した結果、あぁなっていた。

心を曝け出せないまま裸になり、相手だけ受け入れる行為は、今、自分が求めている心と身体が溶けるようなセックスとはほど遠い。
しかし、初めて知った人肌の心地良さにドーパミン、プッシャァ!状態の当時のわたしは、今までずっと出せずにいた女という性を解放し、フワフワしていた。

繋がっているときは幸せなのに、離れた瞬間、寂しさや不安が倍増する不思議。

寂しさと性欲の区別がつかなかった あの頃の自分が恐ろしい。

今まで散々、ないことにしてきた性の扉を開けたわたしは、自分の身に何が起きているのかさえもわからず、ただ、恋をしているつもりだった。

沖縄に来た理由は色々ある。
けど結局は、自分の居場所を探しに来たわけで。

ここではない、どこかを探しやってきた沖縄の地で、ぽっかり空いた穴を(まさにw)埋めたのが彼だった。

恋愛やセックスで一瞬でも埋まった経験をすると、今まで気づかなかった自分の空白を認識するのだろう。
独りでいた時よりも独りになるのが怖く、埋めてもらうのに必死だった。

しかし、恥と共に生きていた当時のわたし。

トイレに入ると流水音が流れる文化の中で育ち、足を開いたら下品だという躾をされて育った。

でも、そういうことをする、いたすとは、それとは真逆の行為では なかろうか

しかも、


好きな人の前で??? ドビュッシー


友人から聞いた話やananを読み、予習はバッチリ☆ なのですが、やってみるのとみないとじゃ、


まるで違うやないかい!!!


恥ずかしいだろ!!


どう考えても恥ずかしいが


 超えているだろうがよぉぉぉぉぅぅぅ!!!





フーフーフー。


はっ。

すいません。つい、当時の心境を思い出し、取り乱してしまいました。


で、でもっ、でもっ


恥ずかしさを隠すために こちとらファッションやメイクしてるってぇのに、素っ裸になって、しかも、自分の一番恥ずかしいと思っている部分を曝け出すんスよ? 好きな人に?!
散々、隠しなさい、汚いって言われてきたのに???


それって


どう考えても、


トチ狂ってる行為じゃないっすか!!!



そんなわたしなので、行為をイタす時は暗くして。
とにかく見えない、見せない状態を保ってきたのですが、その日は突然、やって来たのでした。


次回、

昼間の明るい時間帯にそういう雰囲気になって身体を隠せなかったわたしは、恥ずかし過ぎた結果、こうなった……

に続きますん。


こんなこともやっています。

小説▼

▼コミュニティ
女性が安心して「じぶん」を話せるコミュニティembrace公式HP


▼定期ジャーナリング、お話し会やってます🖊️🗒️✨
スケジュール詳細🔽

各参加費が¥500になるコードを発行しています🥳

※ 割引参加方法
1️⃣ 公式LINEご登録▼

2️⃣ 公式LINE登録後、割引コード受け取り
トークで「割引コード」と送信してください。
事務局から専用の割引コードを送信いたします。

3️⃣ 参加申し込み
講座ページの「参加する」からお申し込みを行なってください(Peatex)。
決済画面で割引コードの入力ができます。


ここから先は

0字

恋愛に奥手だった私が人を好きになり、初めて◯◯を知ったこと。 性を通して自分を知る、世界を知ったキッカケについて書いています。

「性、ジェンダーを通して自分を知る。世界を知る」をテーマに発信しています^^ 明るく、楽しく健康的に。 わたし達の性を語ろう〜✨