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香港のこと

2019年のブランド立ち上げ時には、ビジネス的に将来、海外でも広まって行けばなぁと漠然と思っていました。

その年の10月にマーケットの視察も兼ねて、香港にいったのです。
(ちょうど、引き渡し条例の大規模なデモがあった、あのときです。)
泊まっていた1ブロック先の旺角では、火炎瓶がビュンビュンとんでいました。。。(汗)

まぁ、行ってお店を見るだけでは何も進歩がないので、飛び込みで営業をしたわけです。しかも、英語も喋れないのに。中国語はいわずもがなです。

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事前にピックアップした店舗を飛び込みで回っていきます。
行ったお店のほとんどがそうでしたが、まず

「お前ら何人?」

というのを絶対に聞かれます。もちろん「ジャパニーズ」と答えるわけですが、答えた瞬間にやけにフレンドリーというか、親切になるようなきがしました。(たぶん、日本人以外だと。。。ということですかね)
日本人や日本の文化に対してはリスペクトをしている雰囲気がありました。

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香港は初めて行ったのですが、思っていた以上に、日本の文化やブランドが受け入れられていました。このお店なんかは東京にあってもなんら遜色ないカッコ良さがありましたね。
(ただ、このお店が入っているビルが工場跡地の廃墟みたいなビルで、10階まで上がらないと行けないという、メチャクチャ怖いロケーションでした。しかも名刺入れを店に忘れるという失態で、次の日にもまた行くという。おかげで店の人と仲良くなれましたが。)

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香港は国土がとても狭いので、自転車はそれほど盛んではありませんが、アッパークラスが住む香港島にあるこのお店は品揃えも良い感じでした。
ここでもアポ無しで突撃(しかも定休日!)しましたが、運良くオーナーのおじさんが居て、「おまえら何人?」の会話から「僕ら日本でキャップのブランドやってんねん」云々で盛り上がり、良い感じで商談が進みました。

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こちらも香港島にあるランニングショップ。世界的にやはりランニングは”富裕層”のスポーツですね。ここでも「おまえら何人?」はやはりお決まりでした。

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ここは、香港内に数店舗あるグループのショップです。入ってまず思ったのが、ホグロフスの商品がやたらと充実してるなー。ということと、商品のセレクトがしっかりしているな。という印象でした。
ここでも「おまえら何人?」はお決まりで、オーナーは居なかったのですが、店員の女性にパンフレットと商品の説明を一通り。のちにこのコンタクトが大きく動いて行くとは。。。

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サンプルとグーグル先生の翻訳パンフレットとi phoneで香港でに行ってきたわけですが、とても強く感じたのは、

”彼らは日本の製品に期待もしているし、リスペクトもしている”

ということですね。

日本は今後、人口も減って行きますし、このコロナで全くの別世界になっていくと個人的には思っていて、今まで内需だけで成り立っていたような産業が軒並み危機を迎え、否応なしに変化が求められる時期にもうなって来ていると感じています。つまり、日本国内だけに通用するような製品などは今後はかなり厳しくって、海外マーケットも視野に入れていかないと生き残るのは難しいのかな、と思います。
そういった中、日本の製品にはまだまだ可能性はあるし、(但し、世界のマーケットを意識した商品ですが。。。)特に中小企業にはまだまだ可能性はあると思います。

ここから、FEELCAPが香港で売れていくお話は次回にでも。

では。

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