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業務日誌@10月27日

こんにちは、Eleutheriaのかなえです。

更新が遅れ、気がついたら11月がスタートしてしまいました!
ハロウィーンが過ぎ、街は一気に年末モード…
ぼーっとしていると、あっという間に2023年を迎えてしまいそうです。

さて、先月27日は今月3回目のmikke!出店でした。
この日はどんよりとした曇り空で、駅前も人通りはまばらでした。

本日は、施術ブースのご利用はありませんでした。mikke!代表の佐々木さんや、mikke!に立ち寄ってくださった方々と話していたら、あっという間に時間が過ぎていきました。
mikke!には私のような整体業の方だけでなく、ハンドメイド作家さんやコンサルタントの方など、本当に多種多様な方々が集まり、ワークショップや施術を行っています。皆さんの想いを聞いて、自分も身が引き締まりました。

さて、今回はミニコラムを。
今日、2児のママさんから「産後って普段(の体の状態)とどう違うの?」と質問がありました。

妊娠中・産後は、ママの心身の状態は激しく変化します。体の面で言うと、産後のママが妊娠前の状態と比べて大きく異なる点は、以下の3点です。

  1. 全身の関節が不安定

  2. 体力が低下している

  3. 育児姿勢が身体に負担をかけている

このうち、今日は「関節の不安定」についてお伝えできたらと思います。

産後は、全身の関節が不安定になります。「全身」と「不安定」がポイントです。
広告などで「骨盤がゆるむ」と聞きますが、分娩時によっぽどのことがない限り、骨盤がゆるむことはありません(本当にゆるんでしまったら歩けません)。なので、”ゆるんだ骨盤を引き締める!”は理論上はありえません

ただし、関節は不安定にはなります。これは、女性ホルモン(リラキシンなど複数のホルモンが関係していると言われている)が靭帯に作用するためで、分娩時に骨盤(仙腸関節)が開くための準備と言われています。

ゆるむは常に”ダラン”としているのに対し、不安定は”グラグラ”と表現するのが良いでしょうか。

このグラグラは、骨盤だけでなく、全身の関節に起こります。つまり”グラグラ”のイメージ通り、ストレスを受けやすい状態ということです。
特に、もともと構造が不安定な足首や手首、膝などがグラグラになり、さらに不適切な育児姿勢でストレスをかけてしまうと、抱っこのときの腱鞘炎立ち上がりの膝の痛み階段での足首の痛みなどに繋がってしまうのです。
なので、妊娠中や産後のママには、手首や足首に負担の少ない抱っこや授乳姿勢で、ご自身の体を守ってほしいなと思っています。

もう1つ知っておいていただきたいのは、グラグラは産後徐々に落ち着きます。どの程度で落ち着くかは個人差が大きい(特に母乳育児の方はゆっくり落ち着く傾向がある)のですが、いつまでも緩みっぱなしということはありません。なので、産後すぐに「骨盤調整しなきゃ!」と思わなくて大丈夫です。赤ちゃんとの生活リズムが落ち着いてからでも十分間に合います。
※注※ 生後数ヶ月での早期復職を考えている方:関節が不安定な状態のまま復職することになるため、ママの体を考えると定期的にケアされることをお勧めします。

産後ダイエットを考えている方は、赤ちゃんとの生活リズムが落ち着いてからでも十分間に合います。産後ママの悩みの1つ「体型・体重が戻らない」の原因は「骨盤のゆるみ」とも言いますが、私は「体力低下」「栄養不足」「不適切な育児姿勢」に原因があると考えています。「栄養不足」「不適切な育児姿勢」は産後すぐに気をつけることができますし、「体力」は少しずつつけていくものです。妊娠中、赤ちゃんを少しずつお腹の中で育ててきたように、産後のママの体も、トツキトオカかけて、少しずつ回復していくのが理想と考えています。

まとめると、産後の生活は、ママの手首・足首・腰・首などに負担をかけない育児姿勢を心がけましょう。産後ダイエットを考えている方は、赤ちゃんとの生活リズムが落ち着いてから、少しずつ運動量を増やしてみることをお勧めします。

-- Information--

11月mikke!出店日:3日(木・祝)・7日(月)・18日(金)

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Eleutheriaでは、主にプレママ・ママ世代の体のお悩みに対して、整体・運動指導・栄養アドバイスを始めとしたコンディショニングを行っております。

次回のmikke!への出店は、11月3日(木・祝)10:00〜14:00です!
おおたかの森での買い物のついでに、お立ち寄りいただけたら嬉しいです。

お会いできることを、楽しみにしています。

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