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TMH内定者が自社セミナーに参加してきた話 #1

初めまして!トライバルメディアハウス内定者のかえでと申します。
先日、自社セミナーに参加してきたので、そこで得た知識や考えたこと、僕の頭の中で繰り広げられた考察戦争のことなどをこのノートを通して共有できたらと思います。

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聞き逃しなどはないように努めましたが、
どこかに内容の漏れや意図と違った表現が含まれていたらすみません。

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異なる世代を理解する考え方

 
全体の一番初めのステップとして、
顧客の価値観を世代で区切りアプローチする「世代マーケ」が今後どのような意味を持ち、どう利用していくべきなのか、弊社代表の池田さんの考えを広げていく形でお話は進みます。

このお話のポイントは3つ

・世代ごとの違いとは?
・これまでの「世代マーケ」のあり方や利点は?
・今後の若年層に向けた「世代マーケ」の意義は?

まず、世代ごとの違いに関して、
これまでのいわゆる「団塊の世代」、「ポスト団塊ジュニア世代」と「ミレニアム世代」、「Z世代」が大きく異なる点は、価値観の透明度
世代によってざっくり価値観のまとまりが構成されていたものが、
現代の中高生ネットに触れる機会が増え、多感な時期の人との関わり方が異ってきたことでいかに自分らしさを表現するのかが大きな命題となり始めたようです。
そのため、世代による価値観を考えた際に、「ミレニアム世代」と「Z世代」はその多様化によりアプローチの解像度が上がらないとのこと。

次は、これまでの「世代マーケ」について。
「世代マーケ」の中心であった「団塊の世代」や「ポスト団塊ジュニア世代」は世代による解像度が高く、顧客の層としてマスボリュームを構成していました。
例えば、ポスト団塊ジュニア世代は女性の社会進出が進んだ世代で以下のような特徴があります。
・専業主婦率がそれまでの世代と比べて非常に低い
・子供の世話を考慮し、居住する家が母親の実家の近くであることが多い。
このように、世代ごとの全体的なニーズが捉えやすく、かつ顧客の層が厚いことで世代マーケを元にした試作による効率は非常に高かったようです。

では最後に、今後の若年層に向けた「世代マーケ」に意義は存在するのでしょうか。
答えとしては、「ブランド」の確立と顧客とのコミュニケーションという2点において、若年層への「世代マーケ」が意味をもつようです。
池田さん曰く、

     「ブランド」=「知覚価値」もしくは「識別記号」

とのこと、
例えば、現代の中高生がアクエリアスとポカリスウェットに抱く「知覚価値」及び「識別記号」を例に挙げると、

アクエリアス
→スポーツ、アスリートなどなど
ポカリスウェット
→ダンス、青春、明るい歌などなど

若年層に対して「ブランド」の訴求を行い続け、「知覚価値」、「識別記号」を作り上げていくことが、
今後、ブランドをきちんとポジショニングし、売り上げにつなげていく為に非常に重要な要素となります。

では、これからの顧客とのコミュニケーションに関してはどうでしょうか。
「団塊の世代」や「ポスト団塊ジュニア世代」における顧客に対してのコミュニケーションの手段として代表的なものは電子メールを利用したメール会員が挙げられます。
しかしながら、そのメール会員は高齢化により、人口が減少し以前のようにはコミュニケーションがとりづらくなっています。このままでは、顧客との関係性は希薄化し、深く顧客の価値観を探ることができなくなります。そのため、これからのことを考えて、若年層の顧客とコミュニケーションをとる手段を確立しておく必要があるのです。その場合、若年層の主なコミュニケーション手段であるSNSなどを利用することが効果的でしょう。


ブランドが若年層との距離を縮めるには

次に、株式会社SHIBUYA109エンタテインメントの長田さんからZ世代の誤解を考えるとともに企業・ブランドが今後どう若者にアプローチしていくべきかというお話がありました。

まず、多くの人が現代の若者に対して抱いている誤解は3つ。
 
1,最近の若者はSNS疲れしている
2,最近の若者はみんなインスタ映えしたいし、発信したい
3,最近の若者は〇〇離れしている

1,最近の若者はSNS疲れしている
Z世代はデジタル・SNSネイティブ世代でビジュアルコミュニケーション(画像・動画を介したコミュニケーション)が最近の中心的なコミュニケーション手段。
つまり、Z世代にとってのSNSは生活の一部であり、
複数のアカウントを用意し、必要な情報と必要な用途に分けて人との距離感を適切に測りながらSNSを利用しています。
そのため、SNS疲れをしているわけではなく、そうならないよう工夫しているととらえるのが正しいようです。

#僕の意見です#
僕もTwitterやinstagramのアカウントはそれぞれ3つほど所有してます。
中には身の回りの友人や知り合いに見せないよう情報収集の目的のみで利用するアカウントもあり、ある場面においてはSNSを人と直接会話するツールとしてではなく、より無機的な使い方をしてたりします。
実際、それが楽だと感じることはよくあります。
情報が氾濫しているネット社会の中で自己の内面と向き合ってその時その時の必要な情報だけを抽出する技術が発達しているとも考えられるのかなと考えてます。


2,最近の若者はみんなインスタ映えしたいし、発信したい
インスタ映えの定義は少しの間でも変化しています。

2017年:背景が重視され、完成された世界観に参加する
現在:写真全体が醸し出すニュアンス・空気感を重視し、若者の日常をベースに世界観を構築

インスタ映えの目的は、共感と体験共有の機会を生むことであり、必ず「モノ」そのものに価値を感じているわけではありません。
若者が価値を感じるのは、体験の中に「モノ」が溶け込んでいる状態の方に対して、その時間そのものの場合が多い。
そういった意味で若者が常にインスタ映えしたい、発信したいと考えるのは誤解だと言えます。

#僕の意見です#
最近、あるお店の前で手作りのインスタ映えスポットを自作している様子をよく目にします。
実際そういった施策全てに効果があるのかという疑問だったりします。

例えば、和風な古びた本屋さんで壁面に煌びやかな羽の絵を描いてインスタ映えスポットですというのは元々のお店の「知覚価値」を不安定なものに変えてしまい顧客を混乱させてしまうのではと考えます。

お店の「ブランド」があり、顧客がその空間で得られる体験はその「知覚価値」に沿ったものであることが重要なのではないでしょうか。
それが愛着や親近感につながるのかなと。
その上でアイデンティティのあるアイデアが体験に加わればその日常が友人と共有したいものになりそうだなって気がします。


3,最近の若者は〇〇離れしている
* 内容かけてるかも...すみません!*
若者の消費パターンのお話です。多分、〇〇=消費だったような。
「Z世代」の若者はメリハリのついた消費の仕方に変化してます。
ヲタ活のように自分が価値を感じているものやその関連物に大きな金と時間を投資し、それ以外のものは節約の対象となっているようです。
その特徴として、共感、親近感、応援、充実感、アレンジの余白、共創という要素に価値を感じて行動していることが考えられます。
若者は消費から離れているわけではなく、これまでのCMなどのように企業・ブランドが持っている世界観を受け取るだけでは価値を感じづらくなっているのです。

では以上を踏まえた上で、どう若者にプロモーションすれば良いのか。
重要なのは自社で若者とのネットワークを保有し、Z世代と同じ目線を事業会社として保有すること、他社に完全に任せるというのは今後プロモーションを考える上でおおきな弱点になってしまいます。
この際、会社の中での世代間で生じる肌感の差を埋める工夫も企画をすすめていく上で非常に大事。

SHIBUYA109エンタテインメントさんでは、
・月次トレンドレポートの作成
・週一回の若年層に対するインタビュー企画
・月一回の若手通信の作成
・プロモーションに対する考察会議
などなど社内でZ世代に対する目線をそろえる努力をなさっているそうです。

インフルエンサーのPR投稿から学べることは、「マネしたくなるワードセンス」や「動画を中心とした独自のコンテンツフォーマット」を利用し、PR投稿をいつもの雰囲気に溶け込ませることが効果的であると言うこと。
つまり今後は、若者の世界に企業・ブランドが参加し、企業の世界観を一緒に表現・共創していく必要があるようです。

#僕の意見です#
僕の知り合いが、めちゃめちゃに節約上手な子なんですけど、
いわゆる「アイドルオタク」でこれまでの節約を無に帰すほどお金と時間を投資してるんですよね。
歯磨き粉とか絶対一番安いやついつも買ってるのにアイドルのキャンペーン中だとわかるやいなやOra2買ったりとか。
彼女曰く、「私は〇〇ちゃんを全力で応援してる」だそうで。
そのアイドルの特徴というか、例えば髪型、服装みたいな感じで構成要素としてOra2が滑りこんだのかなって思ってます。
今回のお話の趣旨とはちょっとずれてるかもですけどアイドルの世界観に企業の世界観を合わせに行ったイメージを抱いてます。

ということで、
初めてのnote執筆で拙い文章でしたが最後まで読んでいただけていれば光栄です!
内定者という立場で、マーケティングの「マ」の字もまだ分かってない僕ですが、また次、そのまた次にはどんどんクオリティーも上げて「ケ」くらいまで理解できてるように頑張ります!
それではまた!

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