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国立二次頻出/英文(ネット予約の対抗策)を読む書く/加筆再投稿

英文①の解説

①: Major travel agencies are upgrading the consultation services at their outlets, offering such perks as travel plans crafted by staff specialists and events where customers can experience the aura(雰囲気) of travel destinations. 

先ずperksの意味を考えてみます。

①の説明: perksはここではas以下の内容からも推測できますが、「特典」、ここでは「特別な企画」などとも和訳出来ます。また、企業のボーナス以外にも社内割引など福利厚生面での特典もこのperksは使われるようです。

前半和訳例は「大手旅行代理店は、the consultation services at their outlets「各支店・営業所の窓口業務」を向上させている。」

後半和訳例は「そして、専門の社員が企画した旅行プランやお客様が旅先の気分を経験できる(味わえる)イベントといった特典を提供している」

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英文②の解説

②: The new services are intended to counter the rapid growth of online booking sites. Though providing them requires additional personnel costs, travel agencies hope to reap profits by pitching high-end plans to senior customers and the wealthy.  

ここでは、reap profitshigh-end plansの意味を推測してみます。

②の説明: 前のhopeからプラスの意味と想像できますが、reap「収穫する」からreap profits「利益を上げる」high-end plansは、the wealthy(富裕層)との相互関係から「高価な・高級な(旅行)プラン」と推測が可能ではないでしょうか!? 

※動詞counterやpitchの使い方も大切です。take a (counter)measure againstで「~の対抗手段をとる(講じる)」から「対抗する」、pitchは「投じる⇒売り込む」となります。

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英文③④⑤の和文要約例

③ー中略ー In recent years, online travel booking sites have grown rapidly. However, many elderly people are not accustomed to using online booking sites. 

④ According to one travel industry official(旅行業界の人/関係者), there have been cases in which elderly customers were unable to board their flights because they misspelled their names while making reservations online.

⑤ During in-person consultations, staff check the names of the names of customers when buying airplane tickets. Agencies hope that the sense of security such interactions offer is a key selling point for them.

今回2019センター試験のみならず国立前期試験でも段落要旨把握の問題が英文読解でも英作文でもよく出ていました。

実は、英文③④⑤で1つの段落なのですが、その段落要旨をなるべく簡潔に和文で書いてみます。

<③④⑤段落要旨の簡潔和文例>「最近ネット予約サイトの成長が著しい。しかし、高齢者の多くはネット予約に慣れてなく上手くできないことも少なくない。そこで、旅行会社はシニア客に手続きの安心感を提供することが売り上げ増加につながることを期待」と細かいことは無視してまとめました。

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この簡潔要約和文を英語で書いてみます!!

大切なのは和文を直訳英訳しないということです。

「最近ネット予約サイトの成長が著しい。しかし、高齢者の多くはネット予約に慣れてなく上手くできないことも少なくない。そこで、旅行会社はシニア客に手続きの安心感を提供することが売り上げ増加につながることを期待」

⑥ 英語要約例: The rapid growth of online booking sites is outstanding. But elderly people are not able to make reservations on the web because they are unfamiliar with online booking. 

Then, travel agencies provide senior customers with face-to-face consultation services to have them feel secure in preparing (for) travel plans, which they expect is a trigger of sales increase. (約60字)

※最後のthey expectは挿入節なのでwhichは前文を指します。

(解説) 国立二次英語でも近年頻出問題です。

この種の英語要約問題では本文の一部は利用しても構いませんが、なるべく本文英語表現との重複を避けます。

そのためには基礎レベルの語彙力は必要ですが、和文をさらに「我田引水的に」自分が書きやすいレベルに和文を平易に変換して「句と節の言い換え」も使いながらポイントをつないでいきます。

この段落要旨を和文から英語にしていく練習をすると、どんな英字記事も入試英文内容の和文要約も英語要約もできます。

勿論、自由英作文での自分の頭に浮かぶ和文もこの要領で和文変換から「我田引水的に」英語が書けると国立二次に出題される色々なタイプの自由英作文にも全て対応できます。

決して、語彙力を増やさないで下さいと言っているのではありません。先ずは自分の語彙力で書きながら語彙力を増やしていけばよいと思います。

英語で話す場合も全く同じ理屈で、先ずは自分の語彙力で話せるようになると次第に違う表現法も身に着いていきます。

試験本番や実用面で求められるのは、難しい単語の並ぶ英文ではなく、読む人聴く人が分かりやすい英文だと思います。

今回も最後まで読んで頂き有り難うございます。

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※全身痛再発7年目で外部の学校には指導に行けませんので、サポートは本当に有り難いです。投稿内容にご納得の上、何らかの形で英語指導の機会を与えて頂ければ幸いです。よろしくお願いします。 HP⇒https://feedback01.webnode.jp/ 福岡県 北九州市 小倉南区