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越境ECで日本ブランドを世界に売り込むヒント

国内市場をメインターゲットとしてきた日本企業やブランドは、人口減少により国内市場が縮小する中で、海外に見込客を見出しています。以前のインバウンドツーリズムや越境ECの拡大の影響もあり、先を見越して海外市場に狙いを定めビジネスをシフトする企業が近年増えてるようです。

日本ブランドの越境EC販売を支援

株式会社デジタルスタジオは、「日本を世界に伝え続ける」というミッションのもと、越境EC向けアプリケーションサービスプロバイダーのLive Commerceや、Discovery Japan Mallといった自社サービスを活用して、日本のブランドが世界へ進出するサポートをしています。
 
Japan Discovery Mallは現在世界200ヵ国向けに販売を展開し、Live Commerceでは海外での販売に必要な物流や決済、その他のシステムがすべて備えられたECサイトを提供。これらのサービスを活用すれば、越境ECを容易に始めることができます。
 
同社CEO板橋憲生氏は、越境ECで人気の日本製品について、「釣り道具やギター、アンプなどの趣味の製品は、『メイド・イン・ジャパン』としてとして既に実績があり、Discovery Japan Mallでも売れ筋の商品。Discovery Japan Mallのユーザー数は、過去一年半で10万人ほど増え、米国、イギリス、オーストラリア、カナダ、欧州市場で堅調に伸びており、海外市場からの需要は今後も続くでしょう」と予測しています。

デジタルスタジオは、越境ECで蓄積した知識と経験をもとに、マーケティングソリューションやインサイトも提供しています。板橋氏は、より多くの顧客にアプローチするために、海外に進出する前にまず国内でしっかりとしたファンベースを築くことを推奨しています。SNSや主要なECサイトで新規顧客からの好意的なコメントやレビューが増える事で、メールマガジン登録者やSNSのフォロワーの増加が期待でき、最終的に消費者に新製品をアピールする機会を増やすことにもつながるのです。

パンデミックの影響で注目される物流サービスの信頼性

デジタルスタジオは以前、海外のお客様への製品の配送を特定の輸送業者に頼っていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、日本発着の国際物流の一部でサービスが中断された経験から、フェデックスを利用するようになりました。


板橋氏は「フェデックスを初めて利用して分かったのは、配送が迅速なことでした。米国向けの製品は翌日に配送されましたが、以前使っていた別のサービスでは一週間以上かかっていました。日本発の仕向地の一部では、フェデックスのコストパフォーマンスが上回っていたこともあります」
とコメントします。
 
さらに迅速な配送によって、お客様の購入時の体験も改善され、EC事業者の価値が高まるという新たな気づきもあったと言います。
 
出荷の準備プロセスを効率化させることは、特に中小のEC事業者にとって不可欠なことです。そのためには、テクノロジーを生かし信頼できる物流パートナーを選ぶことが大切です。デジタルスタジオは、同社のシステムをフェデックスのシステムと連携させました。
「今ではコマーシャル・インボイスや航空貨物運送状といった書類を、当社のLive Commerceサイトですぐに作成できるので、とても簡単で便利です。荷物の集荷もオンラインで依頼でき、フェデックスのカウンターでの待ち時間もありません」
 
より良い成果へのプロセスの統合

デジタルスタジオは、リソースが限られた中小企業や、海外へのビジネス展開の経験が少ないスタートアップのEC事業者向けにデザインされた、フェデックスのサービスオプションの一部を利用しています。
「物品をまとめてフェデックスの国内施設に送るだけで、出荷書類や航空貨物運送状の作成といった処理に時間がかかる部分を代行し、海外輸送に合わせて再梱包してもらえるので、本当に助かっています」
 
「メイド・イン・ジャパン」製品は世界中で需要が高く、越境ECは、日本の中小企業がさらに海外市場に進出しやすくなる重要な役割を担っています。ビジネスを次の段階へと引き上げ世界に展開する時には、あらゆる視点で検討し信頼できるパートナー選びをすることが大切です。

このコンテンツは英語版FedEx Business Insights の抄訳版です
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