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5年生存率30%に賭けて生きる

最近のNOTE投稿が、わたしの肺癌話ばかりになり、書いている自分も多少うんざりしつつあるのですが、対人的には普段同様にしているけど、こころの中は同様ではなく動揺してるんですよね~、ど~よ~♪

動揺の根源

わたしが潔く右肺上葉の切除手術に挑んだのも、その他の疑いのある2か所(右肺下葉すりガラス結節影と右肺下葉すりガラス結節影)があるものの、それでもステージは「1A」相当で、5年生存率は80%なので、高い確率で少なくとも5年生存は達成できるという目論見があったから…
 
でも、切除した右肺上葉の病理診断の結果、リンパ節から癌細胞の浸潤があったということで、癌のステージは当初の「1A」相当から「3A」になってしまった…
 
つまり癌のステージ「3A」は、5年生存率30%になります…
もうそれだけ聞いて、個人的には絶望って感じです…

当初は「切れば良くなる」程度に思っていたのが、これで「切っただけでは終わらない」ってことに…
 
いや~、本当にショックです…

それでも望みは捨てず

化学療法、つまりは抗がん剤治療については、テレビドラマの影響が大きいのか、やっぱり苦痛に耐え、髪の毛はなくなるイメージが思い浮かぶ…
 
最近は癌関係の検索ばかりしているせいで、いろいろと調べまくったけど、やっぱり伝え聞く情報は、自分にとってはあまり役立たないというか、しっくりくるものがない…

まあ、テレビドラマなどの表現とは異なると唱える先生方もいるけれど、やっぱりこれから辛い試練に耐えなければならないと思うと、「まさかの坂」を急激に転がり落ちた後に、果てしなく長い長い上り坂の1本道が続いている感じで、本当に自分がその未来に耐えられるか、はっきり言って自信がない…

肺癌に効くと思われる抗がん剤だけでも多数あり、その中から自分に適合する抗がん剤を見つけるだけでも、その大変さに気づくというもの…
 
しかもリンパ節への浸潤があるということなので、その後、身体のどの部位に転移するのか、怖くおびえながらの治療になるかと…
 
あ~、生きるためには、あとどれだけ試練があるのだろうか…

とはいえ冷静に

最近、不思議な感覚というか、このNOTEを書いているときもそうなんだけど、現実に癌におびえる自分というのがいるのだけど、それとは別に、状況を俯瞰でみている自分というのがいる。
 
こうやって面白おかしく状況を記録しているのも、後者の自分…
 
その後者の自分は、「抗がん剤で髪の毛抜けたらどうする?」な~んてことを思って、医療用帽子などを検索してはポチっと購入する自分がいる…

なるべく自分が自分だけであると、とても現実を許容できないような心理状態に陥るのを避けているからなのかも知れない…

最後に

最近のお医者さんは余命何年なんて言わないけど、わたしの寿命も上手くいって5年、もはやあと10年生きるのは難しいようです。
まあ、癌細胞もわたしの分身であるため、自分の性格に似てかなりしぶとい特性を持っているのだろう…
今後は現在の日本の最新医療環境での抗がん剤治療により、完治を目指すというよりは、生命を維持するしか方法がないのだろうけど、それでも最後の最後まで生き続けたいと思います。
 
右肺上葉切除手術を終えたときは、これでしばらく幽霊になることはないと思っていたけれど、どうやら幽霊になる日も近いようで、わたしのこれまでの知識や経験、その他すべては、現在の職場にすべて還元しようと思います。
 
「新たな旅立ち」が来るまでは、何とか気力で頑張り続けよう… 本当に耐えられるかな…

今一度、5年生存率30%に賭けて生きる希望を持つことにしよう…


追記:
1月10日、00:15現在の手術あと…
最初の痛々しい状態から、まだグロテスクさは残りますが、かなり改善してきてるように思います。

今回の3連休で、最初の2日までは痛み止めを服用していましたが、3日目は、なんとか痛み止めの服用なしでも堪えることができました。

手術のあと

カイロで温めると、痛みも緩和します(^^)v

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