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精神科に初めて行ったときのこと

だいぶ昔のことになってしまい、私の記憶もかなりぼんやりしてるけど、初めて精神科に行ったのは表参道の会社でデザインの仕事をしていた頃だった。

だから26歳くらいだっただろうか。

自分が精神的にちょっと変だなと思ったのは、ちょっと軽いパニック障害っぽい症状があったり、不安や不眠が多くなったからだった。

当時、ある人と付き合っていたのだけど、その人には他にも恋人がいた。私は二股になるのを承知で付き合い始めたんだけど、頭で承知するのと、気持ちが納得するのとではわけが違う。

結局、強い嫉妬を感じたり、何かにつけては自意識過剰に神経質になってしまっていた。

初めて行ったのは、会社のすぐ近くにあった小さな個人クリニック。実は最初に行ったときは受付だけして怖くて逃げてしまった。

2回目の正直で診察。女医さんだった。
なんかちょっとぶっきらぼうな感じで、じゃあこの薬出しておくから不安になったときに飲んでね。

奥から女医さんの子どもだろうか、ランドセルを背負った女の子がママーと声をかけるのが聞こえたのだけはよく覚えている。

処方されたのはデパスが6錠。

今思えば、とんでもなく適当な感じだけど、当時の私は精神科に行った、精神科の薬をもらった、それだけでもガタガタ震えるような「あっちの世界に足を踏み入れちゃったのかもしれない」という怖さがあった。

その後、私はうつ病と境界性人格障害と診断され、2度の自殺未遂を経て診断は双極性障害と境界性人格障害に変更され、いまでも服薬治療を続けている。うつ病と診断されているときは本当につらかった。双極性障害と診断が変わってから本当に楽になった。薬も合うようになったんだろうね。

精神科に通っても、適正な診断にたどり着くまでさらに何年もかかるということがあるので、もし迷ってたり、今がつらいと思ってる方はお医者さんを頼ってほしいと思います。

自立支援申請のために毎年書いてもらう医師の診断書を私は毎年自分で見るようにしているんだけど、本当に落ち着いているのに「境界性人格障害」の病名はまったく消えてくれないです。

やっぱり医師はメンヘラと認定しているってことなのかな。

長年続けている私の治療についてタロットを引いてみました。
ケルト十字の左側だけのスプレッドにしてみた。

①現在 カップの10
心が満ちている、充足している。当たり前のように受けている幸せ。それは当然のようにそこにあり、子どもたちはずっと続くことを疑いもしない。

②現在にかかること ペンタクルのエース
物質的な豊かさ、その始まりのカード。肉体の感覚や物質の豊かさを受け取る。計画的に実現化するためにすすめる。

③過去 ワンドの8
もう自分の手から離れてしまったこと。良いも悪くもなく、すでに私がコントロールできるものではない。

④未来 ワンドのペイジ
自分の中におこった情熱や火のエネルギーをこれから使い始める人、使い方はまだ未熟だけれど、やる気に満ちている。

⑤潜在 ソードの8
周囲を剣に囲まれ、目隠しをされた女。まるでもう逃げ場もなく絶体絶命のようにも見えるが、これは一時的な監禁であり、いずれ開放される。

⑥顕在 ソードの9
孤独に苛まれ、どうしたらいいのかわからず悲嘆にくれている。

リーディング
過去現在未来はなんとなくわかりやすい。過去はもう自分でどうしようも出来ないものという境地になるまで距離を取ることができた。これからどうやって今までの経験を生かしていいけるかを考えていきたい。

潜在意識のソードの8なんとなく自分では不自由をしていると思っているかもしれないけど、実際はそんなことはなく様々な方法や逃げ道はちゃんとある。

顕在意識のソードの9のカードからは視野が狭くなってしまうと自分の孤独感に苛まれてしまうという意味を感じた。だいたいつらいー!と思っているときは誰かと比較したりしてるとき。自分で目を覆って頭だけで考えてしまう。それって本当にそうなの?目を開けて周りをよく見てみよう。

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