「唎酒師の資格を取る」30歳になるまでにしたい100のこと#38
2024.06.01
唎酒師の資格を取る ←達成
唎酒師とは、
日本酒ソムリエとも言われる日本酒関係の資格の1つ。
日本酒の提供や販売のプロフェッショナルのこと。
…
「一ヶ月後に唎酒師の試験があるねんけど、
ふぇぶも受けるか?」
所属長より提案。
「試験?たぶん余裕でしょ!受けます!」
適当な返事をするふぇぶ。
正直なところ、
この資格を持っていても仕事に何のプラスにもなりません。
全く関係ない部署。
全く関係ない業務内容。
そこまで好きでもない日本酒。
サービス業で日本酒を提供している訳でも、
セールスとして日本酒を扱っている訳でもありません。
そんな私に謎の提案。
承諾する私。
これだからこの会社は面白いと思えるのです。
ということで、
唎酒師の資格試験を受けることが決まりました。
試験まで約1ヶ月。
送られてきたテキストは約500ページ。
テイスティング用の日本酒セット。
「まじで…?」
絶望。
「たぶん余裕でしょ!」
と適当に承諾した自分を怒ってやりたくなりました。
不合格なら、
この先ずっとイジられるのが確定しています。
もうやるしかなかったのです。
それからは仕事中も仕事中も仕事中も勉強しました。
仕事終わりや休日でさえ勉強しました。
妻と飲みに行く時も、
日本酒を注文してみました。
昔からテスト勉強だけは得意だったので、
容量良く試験に合格するためだけの勉強を積み重ねました。
結果無事合格。
合格はしましたが、
私の業務に役立つ資格ではありません。
良かったことは、
日本酒が好きになったことです。
今までは何にも知らないまま日本酒を飲んで苦手だと思い込んでいましたが、
唎酒師として日本酒の知識をインプットすることで、
日本酒の美味しさがわかるようになりました。
逆に、
水のように飲める日本酒の危険さも。
「本気を出せば何とかなる」
子供の頃は疑いもしなかった自分の可能性。
圧倒的な自信。
忘れかけていた大切なことを思い出させてくれた、
そんな資格試験だったと思います。
こんな綺麗なことをオチとします。
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