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「義は時代も国境も超える 孤高のヒーロー・小林旭[1938.11.3- ]インタビュー」伊藤彰彦(1960- )『仁義なきヤクザ映画史』文藝春秋 2023.8 p.251-274


伊藤彰彦(1960- )
『仁義なきヤクザ映画史』
文藝春秋 2023年8月7日発売
312ページ
https://bunshun.jp/bungeishunju/series/仁義なきヤクザ映画史|伊藤彰彦
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784163917351
https://www.amazon.co.jp/dp/4163917357


22ページまで試し読みできます。
https://viewer-trial.bookwalker.jp/03/15/viewer.html?cid=4c6dc866-c09b-46a5-8b19-7cfef1ea5f7a

書きおろし
第十五章
「義は時代も国境も超える
 孤高のヒーロー・小林旭[1938.11.3- ]
インタビュー」p.251-274
だけ読みました。

「もう時効だから話すけど、
「渡り鳥」シリーズで俺と
(宍戸)錠さん[1933.12.6-2020.1.18]が
撃ち合う拳銃はみんな
ロケ先の警察から借りていた。
撮影所で撮るときには調布警察。
だから日活映画は拳銃が格好良いんですよ。
撮影の前の日に担当の人が
茶封筒に入れた拳銃を持って来るの。
そんなことをやってるうちに、
「映画の中で本物の銃を使っただろう」と
俺が警視庁で取り調べられ、
家宅捜索をされたことがあった。
でもね、拳銃が出てくるわけがないよ、
警察から借りてたんだから(笑)。」p.257

https://note.com/fe1955/n/nce9cee91ce69
小林旭(1938.11.3- )
「小林旭 回顧録 第1回
 裕次郎の背中」
『文藝春秋』2023年6月号

https://bunshun.jp/articles/-/62604
文春オンライン 2023.5.9
“最後の銀幕スター”小林旭が語った石原裕次郎
「もう時効だから言ってしまうけど…」

https://bunshun.jp/articles/-/63196
2023.6.4
小林旭 回顧録 第1回 「俺はいいとこAダッシュさ」
小林旭が語る“銀幕スター列伝
石原裕次郎、萬屋錦之介、三船敏郎、鶴田浩二…

https://bunshun.jp/articles/-/63302
2023.6.8
《「お前一人のものにはできないんだよ」と…》
小林旭が明かした美空ひばりとの結婚と離婚

https://bunshun.jp/articles/-/64138
2023.7.9
「若衆が『おい、コラ』、『何しとんのや!』と」
小林旭が語る『仁義なき戦い』モデルの親分との対面

https://bunshun.jp/articles/-/65302
2023.9.3
「頬っぺたにキスされたときの素晴らしい石鹸の匂い」
小林旭がいまだに忘れられない大物外国人歌手との思い出


読書メーター
小林旭の本棚(登録冊数 7冊)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091548
日活アクションの本棚(登録冊数 11冊)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091314
映画の本棚(登録冊数184冊 著者名等五十音順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091199

明治大学文学部学生だった頃(1973-77)、
中原弓彦(小林信彦 1932.12.2- )
『日本の喜劇人』晶文社 1972.5
1973年芸術選奨新人賞(文化庁)受賞
新潮文庫 1982.11
https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=11359495
https://www.amazon.co.jp/dp/4101158045
https://www.amazon.co.jp/dp/4103318287
第六章「醒めた道化師の世界 日活活劇の周辺」

「醒めた道化師(宍戸錠)が、
小林旭という無意識過剰のスターとぶつかるとき、
1+1=3 といったおかしさが生まれた。

小林旭「ちぇっ、キザな野郎だな」
宍戸錠「むしろ、文学的といっていただきたい」」
p.150
を読み、
宍戸錠が出演する日活アクション映画を
新宿ロマン劇場や
池袋文芸坐の
オールナイト上映でたくさん観ました。

1975年には
洋画185本と
邦画212本を観ています。
毎日映画館で映画を観ている大学生でした。
朝、大学へ行くと言って家を出て、
大学の教室ではなく図書館へ行って
『キネマ旬報』のバックナンバーを読み、
映画館が開場する時間になると名画座へ行き、
夜になると帰宅する。
週末、土曜日は
池袋文芸坐か新宿ロマン劇場の
オールナイト五本立てへ!
学生の頃(1973-77)は、
そんな生活をしてました。

このダイアログは、
谷口ジロー(1947.8.14-2017.2.11)
関川夏央(1949.11.25- )
『事件屋稼業 3』
双葉社 1997.2
p.145「第21話 おとなはわかってくれない」
『新事件屋稼業[2]』
日本文芸社[1985.11]
掲載誌『週刊漫画ゴラク』年月号数不明
https://note.com/fe1955/n/n8bf9562b2627
に登場してます。

「酔いたまえ 詩にか 恋にか
キザな人ねえ
むしろ文学的といってもらいたい」
と、ボードレールとの組み合わせで、
もっとキザに。

https://www.aozora.gr.jp/cards/001732/files/55451_50088.html
酔へ!
ボードレール
富永太郎訳
 常に酔つてゐなければならない。ほかのことはどうでもよい――ただそれだけが問題なのだ。君の肩をくじき、君の体からだを地に圧し曲げる恐ろしい「時」の重荷を感じたくないなら、君は絶え間なく酔つてゐなければならない。
 しかし何で酔ふのだ? 酒でも、詩でも、道徳でも、何でも君のすきなもので。が、とにかく酔ひたまへ。
 もしどうかいふことで王宮の階段の上や、堀端の青草の上や、君の室の陰惨な孤独の中で、既に君の酔ひが覚めかゝるか、覚めきるかして目が覚めるやうなことがあつたら、風にでも、波にでも、星にでも、鳥にでも、時計にでも、すべての飛び行くものにでも、すべての唸くものにでも、すべての廻転するものにでも、すべての歌ふものにでも、すべての話すものにでも、今は何時だときいてみたまへ。風も、波も、星も、鳥も、時計も君に答へるだらう。「今は酔ふべき時です! 『時』に虐げられる奴隷になりたくないなら、絶え間なくお酔ひなさい! 酒でも、詩でも、道徳でも、何でもおすきなもので。」

https://wanibooks-newscrunch.com/articles/-/2098

「ボードレールが他界し、
2年後に発表された散文詩集
『パリの憂鬱』に収められている作品だ。
韓国で人気を博したドラマ
『ミセン-未生-』[2014]で、
主人公チャン・グレの
ナレーションにより紹介され、
知られるようになった作品でもある。」

出口裕弘(1928.8.15-2015.8.2)
『ボードレール(紀伊国屋新書)』1969
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J94EOA
で、この散文詩を読んだのは、
高校生の頃(1970-72)だったのか、
明治大学文学部文学科に入学した年(1973)
だったのか、記憶が定かでありません。



https://note.com/fe1955/n/n6cc0a819ea9a
小林信彦(1932.12.2- )
『映画を夢みて
(ちくま文庫)』
筑摩書房 1998年1月刊
『新編 われわれはなぜ映画館にいるのか』
キネマ旬報社 2013年4月刊
鈴木清順(1923.5.24-2017.2.13)
『野獣の青春』
日活 1963.4.21
主演 宍戸錠(1933.12.6-2020.1.18)

https://note.com/fe1955/n/n24191b2da921
小林信彦(1932.12.2- )
『コラムにご用心
 エンタテインメント評判記 1989~92』
筑摩書房 1992.5
Alfred Hitchcock (1899.8.13-1980.4.29)
『汚名』Notorious (1946)

https://note.com/fe1955/n/n7f7a01861383
山田宏一(1938.9.13- )
和田誠(1936.4.10-2019.10.7)
『たかが映画じゃないか』
文藝春秋 1978.12
文春文庫 1985.5
山田宏一・和田誠
『ヒッチコックに進路を取れ』
草思社 2009.8

https://note.com/fe1955/n/nc4dbaafc05b1
和田誠(1936.4.10-2019.10.7)
『シネマッド・ティーパーティ』
講談社 1980.4
『シネマッド・カクテルパーティ』
講談社 1991.11

https://note.com/fe1955/n/n8dde00c960d9
Jane Asher (1946.4.5- ) 
『早春』Deep end (1970)
Dominique Sanda (1951.3.11- )
『初恋』First Love (1970) 
『悲しみの青春』Il giardino dei Finzi-Contini (1970) 
『暗殺の森』Il conformista (1970)

https://note.com/fe1955/n/n3fb56af879c7
Mimsy Farmer (1945.2.28- ) 
ミムジー・ファーマー
『モア』More (1969)  
『渚の果てにこの愛を』La Route de Salina (1970)  
Pink Floyd (1968-1971) 
ピンク・フロイド
『神秘』1968 
『ウマグマ』1969 
『モア 幻想の中に』1969 
『原子心母』1970 
『おせっかい』1971

https://note.com/fe1955/n/nd122cf449646
大鷹俊一・高見展・茂木信介
『ピンク・フロイド VS キング・クリムゾン
 プログレ究極対決
 ロックの未来を変えた2大バンドの両極』
DU BOOKS 2022年6月刊
260ページ
 King Crimson
"Easy Money" (1973.4.8) Zurich, Switzerland
The Great Deceiver (1973-1974)
The Night Watch (1973.11.23)

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